トラップ

劇場公開日:2024年10月25日

トラップ

解説・あらすじ

M・ナイト・シャマランが監督・脚本を手がけるサスペンススリラー。一見、愛情深い父親でありながら、実は凶悪な殺人鬼だという男を追い詰めるべく、警察が巨大ライブ会場に罠を仕掛ける。

クーパーは溺愛する娘ライリーのため、彼女が夢中になっている世界的歌手レディ・レイブンが出演するアリーナライブのプラチナチケットを手に入れる。クーパーとともに会場に到着したライリーは最高の席に大感激の様子だったが、クーパーはある異変に気づく。会場には異常な数の監視カメラが設置され、警察官たちが会場内外に続々と集まっているのだ。クーパーは口の軽いスタッフから、指名手配中の切り裂き魔についてのタレコミがあり、警察がライブというトラップを仕組んだという情報を聞き出す。しかし優しい父親にしか見えないクーパーこそが、その残忍な殺人鬼だった。

「パール・ハーバー」「オッペンハイマー」のジョシュ・ハートネットがクーパーを演じ、「女神の見えざる手」のアリソン・ピルが共演。

2024年製作/105分/G/アメリカ
原題または英題:Trap
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2024年10月25日

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映画レビュー

5.0 こんな映画、ほかの誰が撮れますか?的な。

2024年11月30日
PCから投稿
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共感した! 15件)
村山章

3.5 肩肘張らず楽しめるアトラクション的快作

2024年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

世の中にはあらすじを読んで俄然興味が募る映画も多いが、これはオープニングのジョシュ・ハートネットの善良そうな父親像を微笑ましく眺めるところから見どころが始まっている気もするので、できれば「シャマラン作品」という情報だけキャッチして一か八かで劇場に足を運ぶのが良いのかも。音楽活動を続ける娘を歌姫役に据えるなど、シャマランの家族ぐるみの映画制作はなお一層、強固となっている感があるが、そこさえ許容すれば、本作は意外と楽しめる。ヒッチコック的な主題で遊びつつ、ライブ会場というある一定のルールに則った「限定領域」を存分に活かし、その個と状況との対峙においてミステリーを紡ぐシャマラン節は健在だ。主観を用いた語り口も相変わらずだが、通常なら「んなわけないだろ!」と突っ込みたくなる展開でも、ハートネットの存在感がハマっているので、それすらも楽しい。肩肘張らず、軽い気持ちで体感できるアトラクション的な快作。

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共感した! 24件)
牛津厚信

3.5 トラップ

2026年1月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

最近のM・ナイト・シャマラン監督作品の中ではなかなか良い出来であり、最後まで楽しめた。消防士として地位も名誉もあり、良き家庭人、良き父親であるジョシュ・ハートネット演じる主人公クーパーが、実は二重人格の殺人者という設定だ。実の娘ライリー(アリエル・ドナヒュー)が憧れている世界的な歌手レディ・レイヴン(サレカ・ナイト・シャマラン)のライブコンサートに父娘で訪れた巨大なアリーナだが、いやに厳重な警備が張り巡らされていることに気付くクーパー。映画の前半はほぼクーパーの表情と彼の目線の位置から撮られたカメラで語られていく。いわゆるリアクション・ショットの連続で、サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督のタッチを踏襲することになる。唯一、映画を観ている観客だけが、彼の不安感、挙動不審な表情を目の当たりにすることになり、否が応でもこの主人公に感情移入させられ、同化させられてしまう。映画の主人公が犯人(悪役)だと分かっていることから、後ろめたさはあるものの、この男が警察の警備を掻い潜り、なんとかコンサート会場を脱出することをついつい望んでしまうのだ。
映画が成功するか否かは、善人役よりも悪役がどれだけ魅力的に描かれているかに掛かっていると昔から言われている。想い返せば、優れたヒッチコック作品の悪役は、常に洗練されていて、下手すると主役以上に魅力溢れる悪役像を名優たちが演じていたものである。「疑惑の影 ('43)」のジョセフ・コットン、「汚名 ('46)」のクロード・レインズ、「見知らぬ乗客 ('51)」のロバート・ウォーカー、「北北西に進路を取れ ('59)」のジェームズ・メイスン等々。
この映画のジョシュ・ハートネットもなかなかの好演を示しており、一見善人そのものにしか見えないが、落ち着きが無く、挙動不審で、不安げな表情が見え隠れする複雑な演技をしていて見事だ。但し、映画を観ている観客を除けば、彼の娘も含めてこの異常さに気付き、疑惑を抱くような登場人物は現れない。これがヒッチコック作品だったら、ふとしたことから、例えば主人公のちょっとした仕草、表情、言葉尻から、疑惑を抱き始める登場人物が現れ、今度はその人物のリアクションと視点から捉えられた主人公が描かれるようになり、映画を観ている観客は彼等に同化していく。
歌手レディ・レイヴンを罠に嵌め、彼女のリムジンを利用して、アリーナを脱出したクーパーだったが、その後、勇敢な彼女から反撃を喰らう。このレディ・レイヴンを演じているのが、この映画の監督であるM・ナイト・シャマランの愛娘でシンガーソングライターのサレカ・ナイト・シャマランである。歌とダンスが見事なのはもちろんのこと、演技もなかなかのもので、とても映画初出演とは思えない出来だ。シャマラン自身も彼女の父親ではなく、叔父役としてカメオ出演しており、自慢の娘が可愛くて仕方がないといったところか?
映画の後半で警官隊に取り囲まれた自宅や自動車内からクーパーが脱出するシーンは少々強引さが目立ち無理があるが、制止する警官を振り切り、逮捕される直前の父親クーパーの元に駆け寄り、抱き合う父娘の姿にはなんだかホロッとさせられた。この架空の父娘の姿が、シャマラン父娘の姿にそのままダブルのである。
思えばM・ナイト・シャマランという監督も時代の寵児として批評家や観客から持て囃されたかと思えば、作品によっては酷評されたり、無視されたりといった激しい浮き沈みを経験しながらなんとか映画製作を続けて来た作家であり、決して順風満帆だった訳ではない。かなり異色で理解し難い、少々アザトイ、鼻に付くといった独特な感性、世界観を持った作家だからだ。そういった意味でも、父親から見た自慢の娘の姿、反対に娘から見た風変わりな父親像が、この映画の中のクーパー父娘の姿と妙にオーバーラップするのである。
最後に老齢な女性FBI捜査官を見事に演じたベテラン女優ヘイリー・ミルズについても触れておきたい。英国の名優であるサー・ジョン・ミルズ(デヴィッド・リーン監督作品の「大いなる遺産 ('46)」、「ホブスンの婿選び ('54)」、「ライアンの娘('70)」等が有名)の娘さんであり、女優ジュリエット・ミルズの妹にあたる。ディズニー映画「罠にかかったパパとママ ('61)」、「難破船 ('62)」、「シャム猫FBI/ニャンタッチャブル ('65)」、「密室の恐怖実験 ('68)」、「死海殺人事件 ('88)」等に出ていたが、御歳79歳でも作品をピリッと引き締めている存在感は流石だ。とまあ、ここでも父と娘の話になってしまったが、「トラップ」はそんな映画だった。

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ナオイリ

4.0 罠ワナwalnut

2026年1月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

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松竹