ゼンブ・オブ・トーキョー

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劇場公開日:

解説

人気アイドルグループ「日向坂46」の4期生メンバー全員が出演する青春群像劇。「私の男」「#マンホール」などで知られる名匠・熊切和嘉監督がメガホンをとり、修学旅行で東京にやってきた11人の個性的な女子高生たちが、東京の全部を楽しむため大都会を駆け巡る姿を描く。

修学旅行で東京を訪れた高校生の池園は、東京の名所を巡る完璧なスケジュールを組み立て、班長として同じ班のメンバーたちと行動を共にするはずだった。しかし、待ちに待った自由行動の日、なぜか班の全員がバラバラになってしまい、気が付くと池園はひとり東京スカイツリーの下にいた。なんとか計画をやり遂げようと東京観光に乗り出した池園だったが、そんな彼女の思いとは裏腹に、班のメンバーたちはそれぞれの思惑を抱いて東京に来ていたのだった。

日向坂46のシングル「君はハニーデュー」でセンターを務めた正源司陽子が主人公・池園役で主演を務め、日向坂46の4期生11人が全員出演。脚本は「HiGH&LOW THE MOVIE」シリーズの福田晶平と映画「おそ松さん」の土屋亮一が担当し、企画段階から11人全員に直接インタビューを行い、それぞれの学生時代の思い出やアイドルになる前のエピソード、東京への思いなどを聞き取り、それをもとに11人のリアルな物語が盛り込まれたオリジナル脚本を作り上げた。

2024年製作/87分/G/日本
配給:ギャガ
劇場公開日:2024年10月25日

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(C)2024映画「ゼンブ・オブ・トーキョー」製作委員会

映画レビュー

3.5アイドル映画として観るかどうかで評価が変わる

2024年10月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

先にレビューの総括っぽいことを書くと、「ゼンブ・オブ・トーキョー」はアイドル映画としては上出来だが、アイドルの出演作ということを考慮せず青春群像劇というドラマ映画のサブジャンルの1本としては物足りないと感じる。ちなみに評者はアイドルオタクではないものの、音楽好きの延長で音楽番組をよくチェックするので売れているアーティストの名前と代表曲くらいはわかるし、「日向坂で会いましょう」など日曜深夜に放送されている坂道グループ3組の冠番組も3年ほど前から週間予約して録画で楽しんでいる。

そんなわけで、日向坂46の4期生についての予備知識もそれなりにある状態で本作を鑑賞したが、メンバー11人に高校時代の体験などを個別にインタビューして脚本に反映させたというだけあって、それぞれの個性がうまく活かされたキャラクターになっていた(特に正源司陽子、渡辺莉奈、小西夏菜実、山下葉留花)。4期生は2022年9月に加入し、冠番組でも1年ぐらいは遠慮がちで緊張もしていただろうが、次第にそれぞれの持ち味を出せるようになりキャラ立ちしてきたように思う(なお番組内での寸劇やメンバー物真似なども、カメラの前で演技する実地訓練になっているはず)。推測するに、正源司が4期生初のシングル表題曲センターを務める「君はハニーデュー」(今年4月発売)の準備が始まった頃から、さまざまなチャネルを駆使して4期生を積極的にプロモートする動きになり、この出演映画もその一環だろう。

多忙を極めるトップアイドルゆえ、撮影期間は12日、しかも昼間のシーンのみ。時間的な制約からも、本人とかけ離れたキャラ設定や非日常的な状況など稽古やリハーサルに時間がかかるような作り込みは避け、メンバーらが等身大に近いキャラを自然に演じられる修学旅行の一日というストーリーが選択され、東京の観光地や市街、店内などで準備に時間をかけずにロケ撮影を行ったのだろう。とはいえ、浅草の浅草寺や仲見世など普通に観光客や通行人がいる場所で彼女らがカメラの前で演じているのにはちょっと驚かされたが(撮影班の機動力と、集まってくる見物客を映らない場所にとどめておくスタッフらの苦労の賜物だろう)。正源司が演じる班長が立てたスケジュールに沿って班行動するはずが、それぞれの思惑から別々の行動になり……という展開も、メンバーそれぞれに見せ場を用意するという観点でうまいシナリオだ。

一方で、アイドル出演の点を考慮しないで一般の映画とみなすならどうだろうか。群像劇と呼ぶにしては、先に挙げた正源司、渡辺、小西、山下以外が演じたキャラたちの役割やエピソードはやや薄い。11人の出番に極端な差が出ないようにとの配慮も制約の一つだろうが、たとえば推しキャラの限定グッズを4人が別々の場所で手に入れようとするくだりは、“推し活”をしている層には共感ポイントとなり得るものの、それ以外の観客にとっては本筋に大してからまないどうでもいい話のように思えてしまうのではないか(さらに意地悪な見方をすれば、映画の中で推し活を肯定的に描くことで、アイドルにお金と時間を費やして応援しているファンたちに「みんなの推し活は素晴らしいよ、尊いよ」とサブリミナルなメッセージを送っているように考えられなくもない)。

それぞれの思惑のうち、渡辺が演じるキャラはアイドルグループのオーディションを受けるため別行動をとり、彼女が直面したトラブルに対処するため仲間たちが団結して奮闘するくだりが終盤の盛り上がりを構成する。このシークエンスも青春を感じさせる要素かもしれないが、大人目線では少々引っかかる。そもそもこの日は修学旅行で班行動をする決まりなのに、それぞれが個人的にやりたいことや行きたい場所のためにルールを破っている。さらに、正源司演じる班長に嘘をついて集合場所に現れない。つまり、集団の決まりごとを破ったり仲間に嘘をついたりしてでも個人の願望や夢の成就のため行動することは尊い、といった偏ったメッセージを若い観客に送るのでは……というのは老婆心が過ぎるだろうか(まあ、若い頃に決まりごとに従わず痛い失敗をしたのは評者にも身に覚えがあるが)。

八嶋智人が演じる引率の先生も、渡辺が演じるキャラの目的成就の障害となるだけの記号的存在にとどまっているのがもったいない。真飛聖が演じる写真の写り込みをやたらと気にする女性も、やはり渡辺の障害となる存在だが、終盤でささやかな交感が描かれるのは良い。もし脚本と撮影にもっと時間をかけて作り込めたなら、たとえば渡辺のキャラのその後の努力や試練や葛藤を話の軸にすることで、成長譚としてより満足度の高い青春映画になっていたかもしれない(渡辺は現在15歳でメンバー最年少ながら、冠番組での宮地すみれや正源司の物真似で鋭い観察眼と優れた表現力を証明しており、将来映画第2弾やドラマの企画があれば彼女が主演の選択肢も十分ありだろう)。

ともあれ、繰り返しになるが、もろもろ制約の多いアイドル映画としてはうまく作られているし、メンバーたちも限られた時間の中でそれぞれの魅力をアピールできたように思う。

コメントする 1件)
共感した! 11件)
高森 郁哉

4.5アイドル映画、東京観光映画だけじゃねえぞ!

2024年11月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

萌える

はい。よく私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうございます。

 まずは恒例の枕と言うより雑談から参りましょう。一応言っときますが、長いし薄いです。合意頂いた方のみこの先をお読み下されば幸いでございます。

 私の知人が都心の公立中学に勤務していた時の事である。会議の時「周辺区では…」と発言したらしい。

 私が住む江戸川区は周辺区らしい。間違いない。けどね、メッチャむかつくんだよ!これが!差別でしょ。

 周辺にあるのはあってる。でもね足立区と一緒くたにされるのは腹立つ。原辰徳‼️

 まずね、足立区なんて埼玉なんですよ。中学生が昨日、東京に行って来ましたって作文に書いちゃうくらい僻地なんです。

 メインの繁華街は北千住。以上‼️とにかく交通の便が悪い、悪すぎる。もうね自動車がないと生きて行けないんですね。みんなそう。だから朝の渋滞が地獄。なにしろ区民は70万人。

 あるあるだか4月にバスの乗客がマジギレ!遅延証明書を出せ!だってさ。足立区は渋滞がデフォルトなんだよ。馬鹿か。

 あだちばかよねーおばかさんよねー🎵

 こいつはご新規さん。うしろ指さされてるよ。

 もう一回言うけど足立区は東京じゃねえんだよ!

 足立区民の唯一の自慢はあの北野武を産んだ事。以上!厚切りさんの締めか‼️

 ちょっ待てよ!認める!が、しかし、深夜の北野武の番組のキャッチコピーが、世界の北野、足立区のたけしだぜ!わかる?足立区がオチなんだよ。

 あとね足立区出身のみやぞん曰く、足立区は四人に一人はラッパーらしい。江戸川区は四人に一人は横浜銀蝿だ!

 もはや罵倒か自慢か自虐か、わかんねえよ‼️

 失礼しました。でも五人に一人は、あゝ野麦峠なのは間違いない。

 さらに、なに言ってるかわかんねえよ‼️

 足立区のシネコンは一軒だけ。西新井にある。足立区民はは小難しい映画とかオシャレな映画とかは嫌いなんだよ。アニメ、それもジャンプ系。ワンピースとか鬼滅の刃とかドラゴンボールとか、努力、友情、勝利。そんな映画しか観ないんだよ。

 それで西新井のシネコンで悪態をつく。それが足立区民なんだよ!ホワイ アダチ ピープル‼️

 我が江戸川区のシネコンは船堀シネパル。区営の上に2館しかない。

 メッチャ負けてるじゃん‼️

 波瑠ちゃんも、なんと足立区出身。

 掃き溜めに、波瑠‼️

 絶妙に韻、踏んでじゃねえ‼️

 ごめんなさい。足立区民の方々。悪口じゃないのはわかっていますよね?悪口に見せかけた褒め言葉。
 足立区大好き。たけしもスーちゃんも大好き。
 ここから中央区の悪口の予定だったんだが、もう結構なボリューム、またの機会にします。

 さて本作の感想だが、結論から言うと結構おもしろかった。良かった。ストーリーを語るのも、なんだが長野の女子高生が東京に修学旅行に来て右往左往する話し。

 雑‼️

 私はね小市民なんですよ。徹底的にね。だから知ってる場所が画面に映ると嬉しいんです。趣味は東京観光、映画のロケ地巡りだからね。

 浅草、東京スカイツリー、月島、築地、東京タワー、新宿、渋谷、池袋、良く行ってる。

 お台場、下北沢はちこっとしか行ってない。オシャレには遠い。500マイル離れてる。

 羽川恵(藤嶌果穂)が、憧れの男子を追いかける神社は知らなかった。が、あとで調べたら鳩森八幡神社だった。行ってたよ。忘れてた。将棋会館の近くね。

 頑張れよ、私の海馬‼️

 もうね上記の所はいくらでも語れちゃう。絞って一個。うーん。浅草でいいか。浅草寺以外にもメロンパンとか抹茶アイスとか東武浅草の地下街。メッチャ無国籍、メッチャカオス。でも私の一押しは・・・

 鳥カフェ‼️

 ROXの地下に有ります。鳥カフェって他にも行ってるんです。大抵はフクロウがメイン。ここはやや違うんです。

 完全にインコメイン❗️

 インコって人間界と鳥界を結ぶ親善大使。ネットでも、追いかけちゃう。オカメの風太くん、ヨウムのレオくん、コンペイくん、

 それで、おやつのガチャガチャがあるんですね。私は動物系のカフェに行くと必ず回す。海老一染之助、染太郎くらい回す。動物馬鹿だから。

 インコは知能が高いんで、ワラワラと集まって来ます。それでね私の手を噛むんですよ。

 よーし、きたきた、ウレシー、おいおい噛むなよ!
イテー!ウレシー!ちょっと待っててね。イテー!
噛まないで!イテー!可愛いね。イテー!ウレシー!
イテー!イテー!

 オイ、ニンゲン、ハヤクオヤツダセヤ❗️

 はいはい、今カプセル開けてます。

 オイ、ニンゲン、カネ、ダセヤ❗️

 お金はないです。

 オイ、ニンゲンウソツクナ❗️ジャア、トンデミロヤ❗️

 人間なんで飛べません。

 ソノ、イミジャネエ‼️バカヤロー‼️

 私は、ほぼほぼ変態だね。それでもインコ大好き!ちなみに後半は創作です。

 いやあ雑談多い。メッチャ多い。ごめんなさいね。

 映画の話しに戻ります。全員可愛いんですが主役の生源司陽子ちゃん、田舎の生徒会長って雰囲気。まず苗字が良い。由緒正しい感じがします。私は激レア苗字マニアなんですよ。あだ名はしょげこ。それも良い。陽子って名前も良い。

 さらにですよ。従姉妹が乃木坂46の五百城茉央(いおきまお) 一族に坂道二人ってありえへん!例えばお葬式で二人揃ったら、殆どファンミーティングだよ!
 おばあちゃんも名誉坂道グループだ!

 あとね東京在住って設定のメガネっ娘なんだけどね、役名が満武夢華。それで本名が平岡海月。海月ってみつきって読むんですが・・・

海月ってクラゲじゃん!赤ちゃんが生まれ名付ける時に誰かのアドバイスはなかったのかしらん。でもね、その違和感がいいのかも。

 悪いけど苗字が、佐藤、鈴木だったら平凡な感じでしょ。海月上等だよ!渾名はクララでいかがかしら?

 クララが立った!クララが立った!昇竜拳!

 うるさーい‼️

 また脇道にそれてすみません。推しにしましたよ。

 お台場の砂浜のシーンは良かったなあ。役柄を超えて思い出に残る場面でした。多分だが長野設定だから海を見ると嬉しい。海無し県の人は好きなんだね。

 坂道ファンも東京観光ファンも、宜しければ観て欲しいかなと・・・アオハル、美しいシーズンの煌めき。感じて欲しい。私にもこんな季節があったのかな。過ぎ去った時 癪だけど 今より眩しい。

いやあ東京って面白いですね。

 無理やりまとめるなよ‼️

 とっちらかっていてごめんなさい。殆ど映画の感想じゃねえし、ネタだよ‼️

 お付き合い頂きありがとうございました。

 PS 今回は名言が、なかった!

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masami

4.0鳥肌指数0

2024年11月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
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かさでみー

0.5うすーいアイドル映画

2024年11月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

最初の1時間はだらだらと各アイドルを映してるだけ
ストーリーもこれ以上薄くできるかってくらい薄い
せめて東京の地図に各11人が今どこにいるのかを示すとか、パラレルワールドなら各メンバーがどの世界にいるのかを色で示すとかもっとギミックは制作側で用意できたはず

最後バッドエンドにしてはカタルシスが足りないし(すごいあっさり終わる)、ハッピーエンドにしては説明が足りない(一瞬しかアクリルスタンドが映らずなんなのかわかんなかった)
最後ちゃんと全員揃って1人欠けてるならわかるけど、中途半端に半分くらいしかいなかったし

後随所(新宿の地下や最後の学校のシーン)「柱で演者の顔が長時間遮られる」ことが多かったけど、柱から現れた時になにか表情に違いがある訳でもなかったし、最後までなにか意味がある演出なのかわからなかった
単なるカメラワークのミスだとしたらド素人

マーケティング目線で言っても映画公開の少し前の最新シングルの絶対的第六感も似たような学生の日常がテーマなので、そこは同じグループ(かつセンターも本作の主人公)なんだしクロスマーケティングすべきだった
歌番組にも各局軒並み出てたんだし、そこで映画の紹介をしてれば興行ももっと伸びたはず

低予算と言われなくてもわかるようなYouTube並の映像が延々と続き、苦行だった

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たれ