ゼンブ・オブ・トーキョーのレビュー・感想・評価
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アイドル映画として観るかどうかで評価が変わる
先にレビューの総括っぽいことを書くと、「ゼンブ・オブ・トーキョー」はアイドル映画としては上出来だが、アイドルの出演作ということを考慮せず青春群像劇というドラマ映画のサブジャンルの1本としては物足りないと感じる。ちなみに評者はアイドルオタクではないものの、音楽好きの延長で音楽番組をよくチェックするので売れているアーティストの名前と代表曲くらいはわかるし、「日向坂で会いましょう」など日曜深夜に放送されている坂道グループ3組の冠番組も3年ほど前から週間予約して録画で楽しんでいる。
そんなわけで、日向坂46の4期生についての予備知識もそれなりにある状態で本作を鑑賞したが、メンバー11人に高校時代の体験などを個別にインタビューして脚本に反映させたというだけあって、それぞれの個性がうまく活かされたキャラクターになっていた(特に正源司陽子、渡辺莉奈、小西夏菜実、山下葉留花)。4期生は2022年9月に加入し、冠番組でも1年ぐらいは遠慮がちで緊張もしていただろうが、次第にそれぞれの持ち味を出せるようになりキャラ立ちしてきたように思う(なお番組内での寸劇やメンバー物真似なども、カメラの前で演技する実地訓練になっているはず)。推測するに、正源司が4期生初のシングル表題曲センターを務める「君はハニーデュー」(今年4月発売)の準備が始まった頃から、さまざまなチャネルを駆使して4期生を積極的にプロモートする動きになり、この出演映画もその一環だろう。
多忙を極めるトップアイドルゆえ、撮影期間は12日、しかも昼間のシーンのみ。時間的な制約からも、本人とかけ離れたキャラ設定や非日常的な状況など稽古やリハーサルに時間がかかるような作り込みは避け、メンバーらが等身大に近いキャラを自然に演じられる修学旅行の一日というストーリーが選択され、東京の観光地や市街、店内などで準備に時間をかけずにロケ撮影を行ったのだろう。とはいえ、浅草の浅草寺や仲見世など普通に観光客や通行人がいる場所で彼女らがカメラの前で演じているのにはちょっと驚かされたが(撮影班の機動力と、集まってくる見物客を映らない場所にとどめておくスタッフらの苦労の賜物だろう)。正源司が演じる班長が立てたスケジュールに沿って班行動するはずが、それぞれの思惑から別々の行動になり……という展開も、メンバーそれぞれに見せ場を用意するという観点でうまいシナリオだ。
一方で、アイドル出演の点を考慮しないで一般の映画とみなすならどうだろうか。群像劇と呼ぶにしては、先に挙げた正源司、渡辺、小西、山下以外が演じたキャラたちの役割やエピソードはやや薄い。11人の出番に極端な差が出ないようにとの配慮も制約の一つだろうが、たとえば推しキャラの限定グッズを4人が別々の場所で手に入れようとするくだりは、“推し活”をしている層には共感ポイントとなり得るものの、それ以外の観客にとっては本筋に大してからまないどうでもいい話のように思えてしまうのではないか(さらに意地悪な見方をすれば、映画の中で推し活を肯定的に描くことで、アイドルにお金と時間を費やして応援しているファンたちに「みんなの推し活は素晴らしいよ、尊いよ」とサブリミナルなメッセージを送っているように考えられなくもない)。
それぞれの思惑のうち、渡辺が演じるキャラはアイドルグループのオーディションを受けるため別行動をとり、彼女が直面したトラブルに対処するため仲間たちが団結して奮闘するくだりが終盤の盛り上がりを構成する。このシークエンスも青春を感じさせる要素かもしれないが、大人目線では少々引っかかる。そもそもこの日は修学旅行で班行動をする決まりなのに、それぞれが個人的にやりたいことや行きたい場所のためにルールを破っている。さらに、正源司演じる班長に嘘をついて集合場所に現れない。つまり、集団の決まりごとを破ったり仲間に嘘をついたりしてでも個人の願望や夢の成就のため行動することは尊い、といった偏ったメッセージを若い観客に送るのでは……というのは老婆心が過ぎるだろうか(まあ、若い頃に決まりごとに従わず痛い失敗をしたのは評者にも身に覚えがあるが)。
八嶋智人が演じる引率の先生も、渡辺が演じるキャラの目的成就の障害となるだけの記号的存在にとどまっているのがもったいない。真飛聖が演じる写真の写り込みをやたらと気にする女性も、やはり渡辺の障害となる存在だが、終盤でささやかな交感が描かれるのは良い。もし脚本と撮影にもっと時間をかけて作り込めたなら、たとえば渡辺のキャラのその後の努力や試練や葛藤を話の軸にすることで、成長譚としてより満足度の高い青春映画になっていたかもしれない(渡辺は現在15歳でメンバー最年少ながら、冠番組での宮地すみれや正源司の物真似で鋭い観察眼と優れた表現力を証明しており、将来映画第2弾やドラマの企画があれば彼女が主演の選択肢も十分ありだろう)。
ともあれ、繰り返しになるが、もろもろ制約の多いアイドル映画としてはうまく作られているし、メンバーたちも限られた時間の中でそれぞれの魅力をアピールできたように思う。
アイドル映画と思いきや、意外に見れる
映画館で公開当時、めっちゃ映画館で推していた作品で記憶に残っていて、VODに出てきたのでみて見ました。
出演メンバーは、基本的に日向坂46の4期生メンバー。それ以外には、教師役の八嶋智人、タクシードライバー役の真飛聖、そして、出演メンバーの一人が憧れているアイドル役として、日向坂46の1期生小坂菜緒などが出ている。
正直、演技力については“あれ?”と言うメンバーが居ないわけではないが、中身としては、高校生の青春物語として見れないことは無い。演技力がある俳優で撮れば、ちゃんとした青春激になったのではないかと思う。
そう言う意味では、小坂菜緒は、本人役でも良かったのではないかと思うが、そうしちゃうとアイドル映画になりすぎる(?)ので、架空のアイドルにしたのかも。
修学旅行で東京に来た女子高生たち。アイドルに憧れるチサはこの日行わ...
修学旅行で東京に来た女子高生たち。アイドルに憧れるチサはこの日行われるオーディションを受けようとしていたが、スマホを教師に没収されてしまう。
東京の各地を巡る女子たちを追いかけたドラマ。正直ラスト20分くらいまでストーリーらしいストーリーがなく彼女たちのはしゃぐ姿を愛でるのがこの映画の見方なのかもしれません。
素材を生かした女の子たちの青春
修学旅行の1日が切り取られた映画なんだけど
張り切って空回りしているコ
自由行動がしたくてウソついて抜けるコ(班長以外全員!!)
これは班長、結構傷つくのでは?とハラハラしたけど
まぁふんわり着地してよかった
みんな優しくて仲良し
キラキラしてる
ストーリーを楽しむというよりは、
若いコたちのキラキラした一瞬を楽しむ映画だと思う
みてて飽きなかったのは
カメラワークがいいのかな
階段とか、橋とか、東京のあちこち(有名なとこも普通の町のなんてないとこも)
なんか飽きなかった
アイドル映画だったのか。すごくいい感じにまとまってて
アイドルの彼女たちにとっても大事な思い出になったんじゃないかな。
キャラが多すぎる
アマプラでウォッチリストにずっと入れてたんだけど、一向に無料にならないので諦めてたらなんとネトフリに登場。早速観た。
しかし評価が高く期待してた分ちょっとがっかりだったかな。
ぼくは別に日向坂のファンでは無いので普通に青春映画として観てた。
しかしまさかの全員日向坂で11人も出てるとは、、、
こういう青春映画は好きなんだけど、流石に女優陣に忖度しすぎで各エピソードが薄い。
みんなに焦点を当てたいというスタッフ側の希望はわかるんだけど、せいぜい3人くらいをメインで動かさないとそれぞれの話が深掘り出来ないと思うんだよね。
正直守谷くんを追う二人とキャラクターグッズの4人のエピソードはカットで主人公を池園かちさに当てるべきだったと思うな。日常よりちょっと非日常を面白おかしく、ちょっとハラハラがもっと出来たと思うんだよね。スマホを取り返すシーンももっと困難にしても良かったし、池園さんが怒ってる心情などこう少し凝って欲しかった。
まあうっすら青春ではあったけどなんとなく可愛い娘を見ているだけでも楽しいんだけど、映画にした以上はその辺頑張って欲しかった。
熊切監督の新境地
<映画のことば>
いいの。私が味わいたかった東京は、こういうことじゃあないんだって、分かったら。
それより、スマホ取り返そう。
チサちゃんがやりたかったこと、できるように。
とりあえず、班のみんなに連絡して協力を頼もう。
きっと力になってくれると思う。
せっかくの上京だから、この際に東京の全部を楽しんじゃおうという気持ちも分からない訳ではありませんけれども。
しかし、そもそもはメガロポリスとも言われる東京を一日で楽しみ尽くそうとするのが、土台からして無理なお話。
それでも、計画を立て、班を離れてひとりその「計画」を黙々と実行しようとする、あまりに生真面目な池園でしたけれども。
しかし、旅先で窮地に陥ってしまった桐井に協力し、仲間たち一同で協働できたことは、東京の観光名所と言われる場所の全部を味わい尽くすよりも、もっと、もつと、それよりもずっと、濃厚、濃密な「ゼンブ・オブ・トーキョー」の味わいだったことは、疑う余地が微塵(みじん)もなかったことでしょう。
そして、彼女たちが学び舎を巣立って社会の一員となり、それぞれの進路に進んだ彼女たちが再び一堂に会することはなかったとしても、別作品『サニー永遠の仲間たち』や同『SUNNY 強い気持ち・強い愛』でも描かれているような女性同士の深い、深い、もっと深い友情の絆は、こうして、彼女たちの学友時代に育まれるのだろうとも、評論子は思います。
また、まったく土地勘のない異境にあっても、少しも物怖(お)じすることなく、むしろ何のけれん味もなく(初めての)上京を楽しみ尽くそうとする彼女たちの姿が、とてもとても瑞々しく、本作では描かかれていました。
班行動がバラバラになっても、LINEを通じ、文字や動画で行動を「共有」「共感」できるのは、今どきの女子高生ならでは…とも、いうべきでしょう。
(評論子の高校生時代は、女子はといえば「プリクラ」だったのですけれども。今どきは、プライズ・クイーンで鳴らす、クレーンゲームなのかも知れません。)
出演者をアイドルで固めながらも、青春映画としての味わいを醸(かも)し出し、アイドル映画臭さを制することにも、見事に成功していたのではないかと、評論子は思いました。
この点、『岩井マジック』とも評され、『ラブレター』や『四月物語』など、少女の瑞々しさを描かせたら右に出る者はいないとも評されるのは岩井俊二監督その人ですけれども。
同じように、これまでは『海炭市叙景』や『658km、陽子の旅』など、市井の人々の心模様を描いてきた熊切和嘉監督も、本作では、彼女らの瑞々しさを見事に活写したというべきだと、評論子は思います。
熊切和嘉監督にしても、新境地を切り開いたともいえるのではないでしょうか。
佳作だったと評すべきでしょう。
評論子はそう思います。
ゼンブを求めると散漫になりがち…
観たいなど思っていたけど公開された時は観ることができず、半年以上経って「最後のバースデー上映会」というイベントがある事を知ったので申し込んだら当選!
久々にお台場まで観に行きました。
案の定、客層は男性ファンばかりで、3スクリーン同時に舞台挨拶上映で出演していた日向坂46の4期生が3つに分かれて舞台挨拶をしてました。
僕はまだこの映画を見たこと無かったのですが、舞台挨拶時に続編も発表され、ちょっとネタバレもありながらもいい雰囲気で終わりました。
映画本編は、11人全員に直接インタビューを行い、それをもとに11人のリアルな物語が盛り込まれたオリジナル脚本を作り上げたそうですが、やはり散漫になり、各キャラは面白くいいのですが、ストーリー的には単調だったかなと…。
とはいえ、アイドル映画としては完璧でしたね。
続編も楽しみ。
40年前を思い出しました。ありがとうございました。
青春映画として楽しめました
当初の上映期間ではなく、再上映のタイミングで鑑賞しました。最前2列分のみ、ひとりおきくらいで空席が残っていた他は、満席状態でした。
日向坂46(四期生)の熱烈ファンでないと理解しにくいストーリーだったりしないか、と若干心配でしたが、そんなこともなく楽しめる作品でした。
修学旅行の時には残念ながらオーディションに間に合わなかった智紗さん。東京に再度、オーディションを受けにくるのは難しそうな家庭環境のようでしたが、その後どうやってアイドルデビューまで果たしたのか、気になります。
エンドロール中の写真や映像の中に、チラっとでも経緯が描かれていないかと探しましたが、見つけられませんでした。なので余計に気になりますが、ハッピーエンドということで結果オーライと思っておきます。
ザ・アオハル映画
今後の成長を期待
今年こそ東京旅行に行きたい!
東京旅行をしたいなぁ…と毎年考えているのだが、都合が付かずなかなか行けない。
数年前にも行った事あるのだが、その時は一泊二日であくせく動いたので、今度は二泊三日ぐらいしてゆっくりと。
行ってみたい所がたくさんある。子供の頃一度行った記憶ある上野動物園にも行きたいし、以前行ったスカイツリーや浅草もまた。サブカルの聖地・秋葉原や寅さんの町・柴又…。二泊三日でも回れるかしら…?
本当に今年行けるか、それともまたまた行けずか分からないけど、あれこれ考えるだけでもちと楽しい。
そんな東京旅行の下調べにももってこいの本作。
修学旅行で東京を訪れた地方の女子高生たち。
とある班。優里香は班長として東京の“全部”を楽しむ完璧なスケジュールを組んでいたが、当日になって皆バラバラ自由行動。
いきなり一人になってしまった優里香だが、班メンバー各々、ある目的を持って東京修学旅行に臨んでいて…。
スケジュールはスケジュール通りにいかない修学旅行珍道中。
そりゃあ地方から東京にやって来た女の子たちだもの、やりたい事行きたい事はそれぞれいっぱい。
テンションアゲアゲのまま気になる男子に告りたい、推しキャラグッズが欲しい、東京っぽくクールに振る舞いたい。…
中でも特別な思いで東京に来た内向的な一人。推しに憧れ、アイドルを夢見ている。奇遇か運命か、修学旅行中にオーディションの日が…。しかし、思わぬトラブル続出。
後半はこの娘のエピソードが強く、彼女の為に皆が一丸となって協力。
優里香も“東京の全部を楽しむ”が、“今のあたしたちだからこそやりたい事をやる”という思いに。
日向坂46を迎えてただのキャピキャピアイドル映画にならず。なかなか巧みな青春群像映画に。
熊切和嘉監督のこれまでの作品では意外なジャンルだが、最も愛らしい作品に。うっすら大林宣彦オマージュも感じた。
強いて言うなら、日向坂46の面々が誰が誰やら…。
ラストシーンは彼女たちの卒業直前。
特に思い出すのは修学旅行。色々あったけど、仲が深まったり、自分らしくなったり、念願のアイドルデビューも。
あの東京の修学旅行で、あたしたちは青春の全部を楽しんだんだ。
心地よい余韻が素敵。
よく頑張りました。ドラマ風だが。
配信(DMMTV)で視聴。
日向坂のメンバーが東京へ修学旅行へ行くのだが、一人一人がある思惑を秘め
東京へ来たストーリー。なんとかこの作品をファンへ届けたい思いが、この
作品からは伝わってきた。ファンの人には楽しいストーリー。
ただ、観ていると配信ドラマっぽい作品に思えた。
ファンムービーがすぎると思って観てたら泣いた
オープニングはひどいよね。
日向坂がやる街歩き番組を延々87分観ることになるのかなと思っちゃうもん。
「それはファン以外は観てらんないよ」と思って席を立つべきなのか迷うんだけど、その辺で『スカイツリー近くの橋で集合』になるね。
「集合場所は固有名詞で指定しろ!」と思うんだよね。普通名詞の「スカイツリー近くの橋」だといっぱいあるから。
予想通り再集合できなくて『スカイツリーの近くにそんな橋はいっぱいないし』って台詞で「いや、それがあるんですよ」と観客のツッコミを誘いつつ進んでく。
LINEのやり取りでマルチバースが出るから、それ系の話にすんのかなと思ったら、バラバラになったのは各人に思惑があるっていう話だった。
バラバラになった各班員を描く群像劇になるね。
クールな桝谷さんに憧れる花里さんパートが良かったな。
桝谷さんのかつての知り合い夢華に出会うことで、桝谷さんは実はクールではなく腐女子で、頑張って高校デビューしたことがわかんのね。
それで口裏合わせで『夢華、私、東京から来たクールな人ってことにしてるから』と頼むと、『やれてんの?』と夢華が返すのが良かったな。親友っぽいよね。
憧れの男子を追いかける恵と美緒のやり取りは楽しい。『どうこうなろうとは思ってない』とか平気で嘘つくよなあ。そして揃って敗れる。女バスエピソードを入れてくるのもいいね。
憧れの男子が意中の女子と付き合うのは、グッズ入手に失敗した若菜が『欲しいものは早く手に入れたほうがいいよ』って言うからなんだよね。細かな絡みをつなげてくの面白い。
クールな女子を気取る桝谷さんは下北沢を案内しようとすんだけど、できないのね。そりゃそうだな下北。難しそう。そこのオシャレカフェで班長の池園さんに遭遇して、流れで花里さんが『お互いに探り合ったりしないでちゃんと話した方がいい』って言うのね。それで桝谷さんも『実は腐女子でした』の告白を決める。この辺から池園さんの頑張りが皆を引っ張るようになってく。さすが班長!
告白シーンもいいよね。『そんなの全然気にしないよ』とはやらない。『クサイの?』を絡めて笑いにしつつなかなか受け入れられない描写で引っ張るね。でも仲良く腐女子の聖地・池袋へ。
池袋にはグッズ入手の最後の希望を託された説田ちゃんがいんのね。クレーンゲームでなんとかグッズをとらなきゃいけない。5回中3回失敗したところで桝谷さん一行が現れ、プライズクイーン夢華の出番に。ここで腕前を見せるために一回別のクレーンゲームをやるのもいい。ここでビリビリスマホを入手するしね。
ここでも「さすがプライズクイーン!」とはならないのもいい。それでもみんな仲良くなるんだよ。書いてて泣けてきたな。そうだよ、高校時代はそんなにうまくいくことばっかじゃないの。
夢華が『もうプライズクイーンと呼んでもらえない』と少し寂しがるのもいいね。桝谷さんと仲いいんだよほんとに。
しかしグッズは、班長・池園さんの大活躍により、新宿で入手成功すんだよね。
物語のクライマックスに向けて智沙のオーディションに。ようやく八嶋智人と真飛聖に出番もまわる。
智沙がアイドルになりたい動機もいいね。はじめて自分で何かをしたいと思ったって。アイドルを目指す人の中には、以外にこういう人もいるんだろうな。
しかし八嶋に取り上げられたスマホを取り返さなければ!
いよいよ班長・池園さんの人望が発揮され、全員集合でスマホ奪取に。
ここまで色々と描かれてきたキャラクターが全部そろって作戦遂行するからね、感動する。やっぱりラストの全員集合って大事だな。《桐島》もそうだしね。
美緒の女バスの動きでソフトクリームをぶつけるの。ここは確かに動きがスムーズ。
作戦成功でスマホを奪取し、みんなで智沙のオーディション会場へ。
このシーケンスで桝谷さんに『プライズクイーンが……』って台詞があんだよね、それ聞いた夢華がニコリとするのも好きでした。
ラストはアイドルグループらしくオーディションシーンかと思ったら、まさかの『間に合わなかった』って。
この作品、「手に入れたいものは手に入らなかったが、代わりに何かを手に入れた」を徹底して繰り返すんだよね。そこがいい。
そして卒業式でみんなのそれからを語って、終わり。
アイドル活動って高校の部活動っぽいところがあるんだよね。先輩後輩関係もそうだし。
ほとんどの人は卒業するから、その時期だけの輝きもある。
演者が置かれたそういう状況と、ストーリーも共鳴して、良かったな。
あと女子高生の台詞のやり取りも聞き慣れてないから面白い。ストレートな会話はほぼなくて、少しずらしながら返すね。その辺を見返して勉強してみたいと思ったな。
基本はファンムービーだからファンが観るものだと思うけど、話を分散させて細かなエピソードで繋ぐつくりは良く練られてるから、ファン以外も観てもいいと思ったよ。
最後は三田にある日向坂へ行って踊るのかと思ったら、そういうベタなことはしなかった。
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