私にふさわしいホテル

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私にふさわしいホテル

解説

堤幸彦監督がのんを主演に迎え、文壇を舞台に不遇な新人作家の逆襲を描いた柚木麻子の同名小説を映画化。

新人賞を受賞したものの大物作家・東十条宗典から酷評され、華々しいデビューを飾るどころか小説を発表する場すら得られなかった新人作家・加代子。憧れの「山の上ホテル」に宿泊した彼女は、憎き東十条が上階に泊まっていることを知る。加代子は大学時代の先輩でもある担当編集者・遠藤の手引きによって東十条の執筆を邪魔し、締切日に文芸誌の原稿を落とさせることに成功。しかし加代子にとって、ここからが本当の試練の始まりだった。文壇への返り咲きを狙う加代子と彼女に原稿を落とされたことを恨む東十条の因縁の対決は、予測不能な方向へと突き進んでいく。

編集者・遠藤を田中圭、大物作家・東十条を滝藤賢一が演じ、田中みな実、服部樹咲、髙石あかり、橋本愛が共演。

2024年製作/98分/G/日本
配給:日活、KDDI
劇場公開日:2024年12月27日

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(C)2012柚木麻子/新潮社 (C)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会

映画レビュー

4.0モノが違う

2024年10月25日
iPhoneアプリから投稿

のんちゃんが売れない作家を演じる。

才能があっても売れない、
ではない、
才能はなくても?絶対売れてやる!
どころか、
暴言はくはく、悪態つくつく、、、

文学界をぶっ壊す!
文学賞は出来レース!
悪態つきまくり・・・

そうは言っても、
のんだから、
かわいいんでしょ?
かわいいカッコわるいでしょ?

いえ、
かっこわるいカッコわるいフルスロットル。

悪童的な諧謔、辛辣な皮肉を織り交ぜた芝居と、
滑稽なコメディエンヌの絶妙なバランスは、
まさに高難易度の綱渡り。

観客に引かれたらおしまい、ノレないのも辛い。

その絶妙なバランスは、演劇表現における高度な技術が要求される。

本屋のシークェンスでは、
意外な展開も期待させるような、
爆発力だった。

そんな世界観を背負っても違和感がない、
悪態をついても嫌味が無い事をシンパイしつつも、
彼女の、モノがちがうエンジンのデカさのようなものも感じた。

阿部寛と仲間由紀恵の丁々発止のやりとりを想起させる、
「トリック」ファンの方にはおすすめかもしれない。

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蛇足軒妖瀬布