グランメゾン・パリ

劇場公開日:

グランメゾン・パリ

解説・あらすじ

木村拓哉主演による2019年放送のテレビドラマ「グランメゾン東京」の続編となる映画版。

レストラン「グランメゾン東京」が日本で三つ星を獲得してから時が過ぎた。尾花夏樹と早見倫子はフランス料理の本場パリに新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、アジア人初となるミシュラン三つ星獲得を目指して奮闘していたが、異国の地のシェフにとっては満足のいく食材を手に入れることすら難しく、結果を出せない日々が続いていた。そんなある日、ガラディナーでの失態が原因で、尾花はかつての師と「次のミシュランで三つ星を獲れなければ、店を辞めフランスから出ていく」という約束をしてしまう。

尾花役の木村、早見役の鈴木京香をはじめテレビドラマのキャストが再結集するほか、韓国のアイドルグループ「2PM」のオク・テギョン、アイドルグループ「Aぇ! group」の正門良規が新キャストとして参加。テレビドラマ「アンナチュラル」の塚原あゆ子が監督、「キングダム」シリーズの黒岩勉が脚本を手がけ、実際にアジア人初となるフランスの三つ星を獲得した「Restaurant KEI」の小林圭シェフが料理監修を担当。

2024年製作/117分/G/日本
配給:東宝、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2024年12月30日

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(C)2024映画「グランメゾン・パリ」製作委員会

映画レビュー

5.02週間におよぶフランス・パリのロケも活きた三つ星、いや五つ星の「心を満たす上質な作品」!

2024年12月29日
PCから投稿

本作は、これまで邦画で大ヒット作が無かった「料理映画」。
世界40ヵ国で出版されている「ミシュランガイド」の中で最も競争率が高いとされる「フランス版」において「最難関の本場フレンチでアジア人初の“三つ星”を狙う」というリアリティーにこだわった設定です。
ちなみに、連ドラ「グランメゾン東京」の放送が終わった2019年12月29日から約1か月後の2020年1月27日にフランスで発表された「ミシュランガイド・フランス版」で日本人シェフがその快挙を実現しています。
そして、そのシェフが本作の料理監修を務めることで、本作のリアリティーがより増すことにもつながっているのです。
料理シーンでは勇ましいサントラの下、エッジの効いたメリハリのある映像を駆使するなど飽きさせない演出が多くなされています。
2週間のパリでの大規模なロケも功を奏し作品のクオリティーを最大限に引き上げることに成功しています。
特にすべての工程を締めくくる終盤では、監督による上質な映像表現に加え、映像ではカバーし切れない脚本家による上質な表現も随所に散りばめられています。その制作陣の力量に加えキャストとの化学反応によって「邦画史上最上級な料理映画」へと昇華。
三つ星店で重要になる「お腹ではなく心を満たす」を兼ね備えた作品と言えるでしょう。

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細野真宏

4.5美しい映像、成功のカタルシス

2025年6月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:その他

楽しい

興奮

ドキドキ

映像美がともかく素晴らしい。料理のシーンは特に際立って美しいのはもちろんのこと、すべてのシーンが絵になる。さすがパリの街並みも美しいし、キビキビ動くサーブたちも美しい。
キムタク、鈴木京香、みっちー、富永愛などなどキャストも年齢を重ねたカッコ良さが良い。

Aぇ!groupの正門くん、出番少ないけど、初々しい下っ端役が好感度大。

美味しそうなお料理食べてみたくなる!

困難とそれを乗り越えるストーリー自体は、表層的でなんとなく浅いが、それでも三つ星を取って喜びを分かち合うラストは感動的でした!

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みかん

3.5観終わった後は「フレンチ食べたい」

2025年6月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

東京で三ツ星を取った尾花夏樹(木村拓哉)と倫子(鈴木京香)が、夢のパリで三ツ星獲得を目指し奮闘。
フランス流食材の壁や高級ディナー会での失敗、借金問題などトラブル続出。
しかし、仲間との信頼と工夫で壁を乗り越え、ついに…三ツ星を狙う!🇫🇷 

料理と人間ドラマが交差する極上エンタメ!
ビジュアルとサウンドからも伝わる“皿の温度”や“香り”は、劇場にいるのにレストランにいるような感覚に。
実在の三ツ星シェフ監修によるアートフードは見るだけで食欲そそるし、木村拓哉&鈴木京香の信頼感ある演技が胸を打ちます。

序盤の苦戦、ガラディナー失敗、経済的ピンチ…とストーリーも山あり谷ありで熱い展開続出。
興収40億超えという数字も、映画の実力を物語っています 。

リアリティとドラマ性のバランスが絶妙で、まるで料理そのもののように噛めば噛むほど味わい深い一本。
観終わった後は「フレンチ食べたい」って気分になること間違いなし!

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cenriv

3.5夢に挑戦すること

2025年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

スーシェフとしてミシュランでフレンチの最高評価を得る。本場パリで。フランス人の料理人にとっても難しいことを、完全アウェイのアジア人にできるわけがない。
そんな夢のまた夢にチャレンジする熱いストーリーが、いい感じに年を重ねたキムタクによく合っており、また、ミシュランの星取りの面白さというか、スポーツの団体競技のように個人のセンスと技量、そしてチームとしての連携プレーの両方を磨くことが最高の料理とレストランを作るということが、尾花の心の持ち方の変化と共に見事に描き出されていた。

料理のシーンはその昔の「料理の鉄人」のような緊張感とライブ感もあった。映画の後でテレビドラマも見返したが全体としてもとても面白く、優れたシリーズだと思った。

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spicaM