ブリックレイヤー

劇場公開日:2024年3月22日

ブリックレイヤー

解説・あらすじ

元FBIという経歴を持つ小説家ポール・リンゼイがノア・ボイド名義で発表した小説を、「ダークナイト」「エンド・オブ・ホワイトハウス」のアーロン・エッカート主演で映画化したサスペンスアクション。

ヨーロッパでアメリカの諜報活動への抗議デモが広がる中、ギリシャのテッサロニキで米政府に批判的な女性記者の遺体が発見された。その背景には、反米を訴えるジャーナリストの殺害をCIAの仕業に見せかけることで、アメリカに対する世の反感をより高めようとする意図が存在した。やがて事件の容疑者として、1年半前に死亡したはずのCIA諜報員ヴィクター・ラデックの存在が浮上。捜査が手詰まりとなる中、米政府はかつてラデックの同僚だった元CIAエージェントのスティーヴ・ヴェイルに協力を要請する。レンガ職人として静かに暮らしていたヴェイルはかつての友との因縁に決着をつけるため、捜査に協力することにするが……。

監督は「クリフハンガー」「ダイ・ハード2」などのアクション映画で知られるレニー・ハーリン。

2023年製作/110分/PG12/アメリカ・ブルガリア・ギリシャ合作
原題または英題:The Bricklayer
配給:クロックワークス
劇場公開日:2024年3月22日

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映画レビュー

3.0 突っ込みどころは多いけれど

2024年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

31歳の若さで『ダイ・ハード2』を手掛けたレニー・ハーリンも今や65歳。最近はハリウッド大作を手がけることもなくなった。だが、彼ならではの、一か所にとどまらない生き方は映画作りに一つの特色をもたらしている。というのも本作の大部分はギリシアが舞台で、その映像にも典型的なハリウッド映画とは異なる情緒が感じられるから。調べてみるといまハーリン監督はブルガリアにお住まいだとか。ギリシアとの近さを考えるとこれもまた低予算で最大効果を上げるための有効な選択肢なのだと納得させられる。では肝心の内容はどうかというと、元CIAのレンガ職人という設定に興味惹かれる(もっと活かせたとは思うけれど)。謎の人物を追う展開には取り立てて驚きのない型通りの筆運びを感じるが、いざアクション場面になると途端に生き生き。格闘や銃撃やカーアクション、群衆の用い方など「型通り」を飛び越えた思い切りの良さと、見せ方の面白さが光る。

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牛津厚信

3.5 【”元CIA敏腕エージェントがレンガ職人になった訳。”今作はアーロン・エッカート主演の渋さが光るスパイアクション映画である。そしてリーアム・ニーソンの後釜になるのではと密かに期待しているのである。】

2025年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー アーロン・エッカートと言えば、「ダークナイト」のトゥー・フェイス、ハービーデント役が思い浮かび、「エンド・オブ・ホワイトハウス」シリーズの大統領なども思い出すが、実は個人的には「幸せのレシピ」での粋な料理人役が好きだったりする。
  何が言いたいかと言うと、この俳優はハッキリ言って、どんな役でもそつなくこなす幅広い演技力が魅力であり、ハリウッドの一戦で長く活躍している理由でもあるのである。-

■米国CIAの諜報活動への抗議デモが広がるヨーロッパで、CIAの仕業に見せかけたジャナリストの殺人事件が起こる。
 捜査に着手したCIAは元諜報員・ラデック(クリフトン・コリンズ・Jr)を捜査対象として上げるが、彼は元同僚で親友だった・ヴェイル(アーロン・エッカート)により死亡したはずだった。
 捜査が行き詰まるなか、CIAの管理職オマリーは、ヴェイルに協力を要請するのであった。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・序盤の展開は、ラデックが任務を果たすためにロシアの武器商人を始末するが、ロシアンマフィアからの報復で彼の妻と娘が惨殺される事が語られて行く。
 その結果、ラデックがCIAを逆恨みにし、国際的に孤立させようとの企みが展開されて行く。

・そこに登場したのが、元同僚で親友だった・ヴェイルである。実は彼がラデックを逃がしていたのである。この辺りのヴェイルと組んだCIA新人のケイト・バノン(ニーナ・ドブレフ)との捜査の過程の描き方は、少し粗い。

・だが、ヴェイルが”何故にレンガ職人になったか。”を語る辺りから、面白くなるのである。彼は言う。”レンガの形は機能そのもので、絶対に裏切らないという安心感がある。”と良く響く低音で喋るのである。勿論、彼のCIAの在り方に対する皮肉も含まれているのである。

・CIAの中での情報漏洩者がヴェイルの元カノのタイである事が判明するシーンや、タイが奪った金を持ち逃げようとする際に、ヴェイルを轢き殺そうとするシーンで、彼の新しい相棒であるケイトがタイに銃弾を撃ち込むシーンなども、シニカルではある。

・疑われていたオマリーが、苦笑いを浮かべながらケイトに昇進を告げるも、彼女が別の場所で国の為に尽くすと言い、去る姿や、ビルの上で穏やかな顔でレンガを積むヴェイルの姿もナカナカなのである。

<今作はアーロン・エッカート主演の渋さマシマシのスパイアクション映画である。>

■アーロン・エッカートは、リーアム・ニーソン父さんの後釜になるのではないかと、最近密かに期待しているのである。

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NOBU

1.5 友情も信念も、全部ぼやけたまま

2025年10月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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としちゃん(≧∇≦)

2.5 ストーリー的にはまあまあだけど…

2025年10月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

アクションや、似たようなキャラ設定の某映画を皮肉っていたのは面白かったけど、猫背すぎる主人公はいかがなものかと…私的には観終わった時に全体的に印象に残らなかったのでこんな評価です

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massa