ゴジラ-1.0/Cのレビュー・感想・評価
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未来を生きるために・・・
「ゴジラ-1.0」モンスターバースのゴジラとは、また違う意味で楽しませてもらいました。
基本的に怪獣王、キング・オブ・モンスターのゴジラが好きなんで、人間と戦うゴジラにはあまり魅力は感じないのですが・・・やっぱり面白いものは面白い。
今回、マイナスカラーということで、白黒のゴジラなんですが・・・どうでしょう?
自分的には、はっきり言って、どうでも良いって感じでした。
確かにドラマ場面では、あの昭和の風景に白黒は似合ってました。小津安二郎監督作品みたいな雰囲気が漂ってました。
でも、わざわざCGで作ったゴジラや銀座の町並みから色を抜くのはどうなのかな?チョット違う感じがしました。
(余談ですが、「シン・ゴジラ」にも白黒バージョンがあるようだけど、それって必要?)
まぁ、本編が面白いから、そのくらいのこと、気にならないんだけどね。
それより、「ゴジラ-1.0」を映画館で見てから、数々のネット情報に一喜一憂。考察がすごいよね。そんな知識を含んでの今回の鑑賞。いや~、ホンッと楽しませてもらいました。
白黒はやっぱり関係なかったかな。
【ネタバレ含む】
ところでラストの首筋の謎のアザ?動いてましたよね。
最初、見たときには気にしてなくて・・・
ネットで見かけて気になってました。
なるほど、G細胞ね。
浜辺美波さんは、この影響で死ななかった?ゾンビ?
G細胞をメインにして、ゴジラが出てこないゴジラの映画が出来たりして・・・
あっ、そのためにタイトルをGにした?
情報量が減るからこその効果
最初の数分だけ脳内でカラーの記憶との戦いがありましたが、すぐにこの世界観に入り込めました。
白黒の世界の良さも発見できました。
時代にマッチし、光がより映え、怖さが増しますね。
特に白黒の世界での光や明るい色にはこれほど視線誘導の力があるのかと気付かされました。
つまり、目が合っちゃうんですね。怖さが増す要因だと思います。
カラーを観ていることが前提かもしれませんがまた別の魅力がありますので興味がある方はぜひ!
白と黒の恐怖と猛威の中に、新たな魅力と美を見た
『ゴジラ ‐1.0』のモノクロ版。
『シン・ゴジラ』もモノクロ版が公開されたが、今回は全国340スクリーンの大規模公開。製作側のよほどの自信と更なる興行アップの期待が窺える。
レビューは書かないつもりでいたが、こちらはこちらで思う事があったので。
詳細はカラー版で書いたので、簡易レビュー。
『~‐1.0』はもう一度劇場で観たいと思っていたけど、他にも観たい映画や都合などでなかなか。
そんな時、このモノクロ版の公開。
絶対観たいと思った。もう一度観たい事もあったが、それ以上の理由も。
昭和、第1作より前の時代が舞台。それに、ゴジラの原点=第1作はモノクロ。モノクロで見る価値は充分あり。
ありふれた言い方かもしれないが、まるで昭和の映画を見ているよう。
ベタな演出や演技が賛否分かれている本作だが、かえってそれがモノクロになって活きた。
ゴジラの熱線による破壊の閃光。白と黒のコントラストが映え、そこにカラー版以上の“美”を見た。
ゴジラもより恐ろしく。神々しく。
カラー版と全く同じ作品なのに、また別の作品のような魅力と見応えと新鮮さがあった。
きっと、第1作を初めて見た方はこんな感じだったんだろうなぁ、と。
モノクロで話は同じなのに、劇場が結構混んでた事に驚き。多くの人もモノクロに興味や見たかったんだなぁ、と。
改めて見て、THE日本映画的で人間ドラマベースなのに、アメリカで大ヒット&高評価したもんだとも。
これも改めて見て感じたが、単なる怪獣映画に留まらず、人間ドラマをしっかり描き、戦争時代の背景が争い続く今の世に訴えるものがある。苦難に対し乗り越え、未来へ。メッセージ性と抜群のエンタメ性。
アメリカでは今賞レース開幕中。各前哨戦によって、作品賞にノミネートされたり、外国映画賞や視覚効果賞も結構受賞。外国映画賞はアカデミー国際長編映画賞日本代表に選ばれた『PERFECT DAYS』より多く受賞し、視覚効果賞に至ってはオスカーでもノミネートどころか受賞を狙えるポジションに。
『シン・ゴジラ』の国内映画賞席巻も驚きだったが、今回は国内映画賞ではなく米オスカーに手が届こうとしている。
アメリカと日本のCGやVFXの技術の差は圧倒的で、差を縮める事など絶望的と思われた。が…
アカデミー賞授賞式。視覚効果賞発表の時、ゴジラの名が呼ばれたら、私はもう…。
その面白さと魅力と迫力と恐怖がモノクロになってさらに。
『ゴジラ ‐1.0』の猛威はまだまだ続く!
再見する機会を与えてくれた
2ヶ月前の衝撃の再確認を行うには充分。初回は気にならなかったセリフ回しが気になったり、逆に感心したりと楽しめた。改めて高雄、震電の映像化も痺れた。
そしてモノクロならではの観点としては、単に時代背景的なノスタルジーにひたるだけでなく、俳優の表情やセリフが入ってきやすかったり、おもちゃ臭いCGがいい感じにぼかされたりして良いところもあるが、全体的に映像が暗すぎて目が疲れたし、状況が分からないことがまあまああった。
なので、どちらかを選べと言われればカラーですが、作品は本当に質が高いと思います。
絶妙ににリアル!
カラー版を2回観ており、3回目を観ようかな…と考えていたところのカラーマイナス版でした!
当時の記録映像を見ているようなリアル感があり、また違った迫力がありました!
戦争には負けてしまいましたが、国難に立ち向かう日本人の底力を魅せてくれる構成で、途中からどんどん感動が高まっていきます!
今回も最後のシーンのゴジラテーマでクライマックス感が最高潮でしたー
モノクロで際立つ絶望
ゴジラ・シリーズ第30作(通算33作)のモノクロ版。
TC PREMIUM THEATERで鑑賞。
ノベライズは既読。
1作目を彷彿させるモノクロ映像によって戦後間も無い時代の空気感が醸し出されていて、映像に説得力がありました。
カラーも良いですがこちらのバージョンが正なのではないかと思えるくらい、モノクロがしっくり来ていて驚きました。
ゴジラの恐怖が2割増3割増で迫って来て、モノクロによって「怪物感」がより強調されている気がしました。こんな絶望に抗えるのかと、3回目なのに新鮮な気持ちで観られました。
[余談]
いちばんはじめに出る東宝マークもモノクロだったら完璧でした。その後のスタンダードサイズのモノクロマークは1作目の流用だろうと思われますが、本編はシネマスコープなのだから、モノクロのTOHOSCOPEマーク(黒澤映画とかの素材を拝借?)にしても良かったんじゃないかなと感じました。
[以降の鑑賞記録]
2024/06/06:Blu-ray
※修正(2024/06/06)
世界映画史上の重要作、到達点。
色を廃し濃度高まりまた落涙。
世界映画史上の重要作、到達点と言おう。
全編が役者神木の激演に依る奇跡のバランス。
主役個人が延々のたうつ訓戒苦悶と
破壊神のあの大殺戮を忘れるなとの激昂憤怒の拮抗。
それでいて爽快。
まだある映画の可能性が嬉しい。
戦中日本人を尊び、現代日本人を鼓舞する素晴らしい作品
右にも左にも寄らず、戦争を描ききった素晴らしい作品。日本人であることを初めて誇りに思えたほどに感動した。まさかゴジラで泣かされるとは思いも寄らず。陰謀論でもなく悲観主義でもなく、近い将来、日本は戦争することになると思う。日本政府はクソだし、アメリカも信じられない今、日本は滅びる他ないと思っていた。しかし、この作品を見て、日本人によって、必ず再度立ち上がることができると信じることができた。カラー版は見てないのだが、全役者が白黒映像に耐えられる演技、素晴らしかった。今年度の日本アカデミー賞の作品賞、山﨑貴に監督賞と脚本賞、安藤サクラに助演女優賞、佐々木蔵之介に助演男優賞を与えるべき。
夢を観ているかのようだった
ただモノクロにしただけではない
フィルムテープのようなノイズが画面に表現されていてまるでカラー以前の時代の映画のようだった。どこか幻想的で歴史ドキュメンタリーでも見ているかのような… 海の水も真っ黒でまるでおとぎ話や古い神話を目の当たりにしているかのような作品でもあった。
登場人物達がその時点でできる限りの悪あがきをし続ける姿は今後、私の心の支えとなるようなシーンでした。
この映画を劇場で観ることができる時代に生まれたことを喜びたい、そう思える映画でした。
まだ戦争は続いたままなんだ!
「これで終わりにしろ、敷島」
太平洋戦争末期、特攻隊員・敷島(演:神木隆之介)は、爆装零戦の故障を偽り大戸島の飛行場に着陸する。その晩、島の伝承に伝わる「呉爾羅」なる怪物が飛行場を襲撃し、敷島と整備兵・橘(演:青木崇高)を除き全員死亡。やがて失意のなか復員した敷島は闇市で典子(演:浜辺美波)と出会い二人で暮らす。復員局の斡旋で機雷掃海の職を得た敷島は秋津艇長(演:佐々木蔵之介)、学者・野田(演:吉岡秀隆)、"小僧"水島(演:山田裕貴)らと掃海活動を行う。折しもビキニ環礁では水爆実験が行われ、その頃から太平洋では奇妙な船舶破壊事故が頻発するのだった...。
鳥肌が立った。元々僕はあまり特撮が好きではないし、怪獣モノもあまり観ない。特に「ゴジラ」に関しては初代と「シン・ゴジラ」しか観ていない。これには理由があって、そもそもゴジラは怪獣映画だと思っておらず、人類の罪と罰を問うた映画だと思っている(この観点からみると、実は「シン・ゴジラ」も少し弱いのだが...)。その人類の功罪を前にして、限られた条件下でその当時の人類の叡智を以て罪を贖うのが本来の「ゴジラ」だと思っており、だから後年の怪獣同士の戦いにはまるで興味が湧かなかったのだ(同じ理由で「ランボー」も一作目しか観ていない)。
だから今回も当初の公開はパスしていたのだが、ミリタリーおじさんホイホイの戦闘機や軍艦が登場するということと、今般改めてモノクロ映像版として上映することを知り、「モノクロならば観てみようか」ということになった。
いや、山崎貴監督やるじゃないですか。プロットはこれで申し分なし。劇中、パイロットとしてブランクのある敷島が「とある試作戦闘機」をなんで一度のテスト飛行もなしにあそこまで乗りこなせるのだろうかとツッコみたい気持ちはあるにはあったが、まあSFなのでそこは目を瞑る。これまで「映像先行」であまりプロットを評価してこなかった監督だったが、ここまで作り込めたのは、曰く一皮剥けたのではないか。「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005)で一度ゴジラを映像化しているだけあって、なめらかな動きがとても良かったし、「これに伊福部昭のスコアがのってくれたらなぁ」と思っていたら欲しいところで伊福部スコアが流れてきた。佐々木蔵之介と吉岡秀隆、そして青木崇高の姿もいい。それぞれが「あの戦争は何だったのか?」という問いを背負いながらゴジラと対面する...自分が求めていた本来のゴジラがそこにあった。
そのうえで、ガイガーカウンターの針が振り切れるまで自分のなかに溜め込んだエゴを放出させてもらうと、この映像を本多猪四郎と村田武雄の脚本で観たかった。序盤なのだが、言葉の端々が妙に現代的で「当時の人々ならばこういう言葉遣いにはならないだろうな」と思いながら観てしまった箇所があった。それが勿体ない。また、(もうこれはどうしようもないが)やはり戦後の人々と現代の人々とでは骨格が変化しているのだろう、好演しているものの神木隆之介と浜辺美波が少し浮いている感も否めない。例えば神木隆之介と田村高廣をパイロット姿で比較するというのは酷な話だが、やはり現代っ子だよなと思いながら観てしまった。あとは話の本筋にはあまり関係ないが、放送局のアナウンサーの悲壮感についても、あれは本多猪四郎版だから出せたものだと思う。そう、秋津艇長が話していたように「戦争を知らないってのはな、幸せなことなんだ」。
それでも、元々のゴジラとは何なのかを堪能できた作品。国際情勢の関係で米軍が動けない状況下、本来ならば解体される運命にあった軍艦や戦闘機をかき集めてそれぞれが抱えていた「自分たちの戦争」に向き合った帝国海軍の男たちに敬礼。彼らが戦後も抱え続けた無念、その権化こそが「ゴジラ」の正体だったのかもしれない。
マイナスからマイナスがプラス
2024.3.11追記
日本映画史上初
2023年度アカデミー賞
視覚効果賞受賞
おめでとうございます!
モノクロ
フランス語のmonochromeが語源で
元は「単一色」という意味だが
映像分野ではカラー映像の対極した
白黒映像をさす
もともとは写真・映像初期の色が
付けられない時代の産物であったが
カラー化が可能になってからは
より芸術性の意味合いで
モノクロを使用する割合が増えた
「ゴジラマイナスワン」は
通常版を観賞した時から
モノクロでも面白いかもとは
思っていました
舞台設定が戦後ということも
ありますが画面の雰囲気や
仰々しいセリフ回しなどが
昭和の映画感を非常に
意識してるなと感じたからです
でどうだったかというと…
大ハマりでしたね
初見の人もこちらを先でも
いいのではと思うほどです
モノクロだとがれきの山になった
東京や銀座の閉塞感が倍増
何よりモノクロの画面で
白目の上で細かにうごめく
神木隆之介の目線の動きに
感情移入度が増します
モノクロ上映
最近ボチボチやりますが
一切興味なかったんですが
(やるならシンゴジラより
シンウルトラマンじゃねとも)
役者の表情の変化がこれほど
強調されるのかという点に
今回気づかされました
また実写とCGの境目が
補間される効果もありました
ゴジラの熱線でキノコ雲が上がる
瞬間などはこれまでに見た事も
ないような不思議な感覚に
なりました
特に伊福部昭の曲でヌッと
登場するゴジラのシーンは
ホント不思議な感覚になります
モノクロ化にあたって
コマを落とすとか
フィルムノイズを入れるとか
音質を割らせるとかも
やってみたらと少し思いましたが
そういうのはやはり安っぽくなる
だけでしょうね
「ゴジラと日本人」
「敷島の戦争」
このデュアルストーリーが
より引き立つ上映だったと思います
まさに
マイナスからマイナスが
プラス効果高くなってる稀有な例です
彩色を排除したゴジラ!まるでドキュメンタリーな怖さにイメージが掻き立てられる!
今回のゴジラ-1.0/Cは本当に楽しみでした。
何故なら、ゴジラ-1.0公開前の「シン・ゴジラオルソ」が想像以上に凄い出来栄えだった事があります。
「オルソクロマチックフィルム」はモノクロフィルムの一種で、赤系統の色が感光されない特徴を持つ他、モノクロフィルムで主に流通している「パンクロマチックフィルム」よりも重い質感の映像が撮影できる独特の生々しい映像が衝撃的でした。
生々しいだけに万人向けと言う訳では無いのですが、その生々しさが強烈な個性を引き出しシン・ゴジラが覚醒し名曲「Who will know」と共に街を焼き尽くすシーンは圧倒的な絶望感に鳥肌が立ちました。
今回のゴジラ-1.0が世界的にも高評価なのは周知かと思いますので-1.0と/C(マイナスカラー)の違いについて比較してみると、まずは冒頭の大戸島の「呉爾羅」のシーン、これだけでも観る価値ありです。やはりモノクロの世界だと夜のシーンは明暗コントラストがはっきりしているので正直カラーより怖さ倍増です、リアルさがすごすぎてドキュメンタリー見てるかのようですし、昭和感も満点なのでモノクロの良さが一番ダイレクトに伝わると思います。ただし冒頭の印象があまりにも強烈なためその後の昼間のシーンはややコントラストにかけている印象があるかもしれません。銀座のシーンで街を破壊し尽くす熱戦放射と土埃舞う街、黒い雨、駆逐艦隊シーンの質感や軍港シーンとかはとても良いですが、マイゴジの背ビレ隆起熱戦放射、重巡高雄を水中から熱戦放射するシーンなどはどうしても昼シーンなのでコントラストがぼやけてしまう印象、カラーの方が良かったかもしれません。
いずれにせよ、カラー/マイナスカラー共にそれぞれ良し悪しがあり、本当に2作品分楽しめる面白さがあります。全国340館上映というのもモノクロ映画としては異例ですし、やはり今回のゴジラ -1.0はまさに日本映画のエポックメーキングです。
(米アカデミー賞日本からの推薦作品「パーフェクトデイズ」も勿論すごく良いのですが、なんか気取った映画を選びがちな国民性というか選考委員様方、おフランスのカンヌやベルリンのブランドに弱いですよね、でも映画ってエンタメでこれだけ多くの人の想像力を掻き立てて、それこそスピルバーグやルーカス・コッポラなどのワクワクドキドキが牽引してきた世界ですので今回のゴジラ をアカデミー賞の日本代表にするべきだったと残念に思います。
ハリウッドの凋落が叫ばれてる昨今はまさにこの有無を言わせぬエンタメワクワク感が無さすぎで、金はかかっていてもつまらない作品ばかり、久々トップガンで話の中身は無くても圧倒的な映像、有無を言わせぬ痛快なアクションにこんな作品は日本では絶対作れんと思ってたところの今回のゴジラ。正直色々な意味で感動です。
サンディエゴ映画批評家協会賞最優秀視覚効果賞
第12回ノースカロライナ映画批評家協会賞最優秀視覚効果賞
ジョージア映画批評家協会賞最優秀国際映画賞
受賞!って視覚効果賞って国産映画で今までハリウッドに大差つけられ、一生縁が無いと諦めていた分野なのに凄すぎ!)
余談になりますが、今回のゴジラ -1.0で初めて(キワモノ扱いで行ってなかった)4D体験をしたのですが、予想以上に楽しめます(4回行ってしまった笑)。4DXとMX4Dと2種類あるのですが個人的にはMX4Dがよりハードで体感度は高いと思います(結構シートが動くので手すりは両手持てる隣空き席が良いです、座席はその分広めなので座席数は少ない)。それと、何と言ってもドルビーシネマ!カラーのままでもコントラストがはっきりとしたモノクロに近いような生々しさに迫力サウンドはIMAX以上かもしれません(上映館少ない・・・増やしてくれー!&マイナスカラーの上映なし)、IMAXは額縁上映の批判はあるものの十分に大画面でとにかくサウンドはザ・体感!レベルの大迫力なのでゴジラ -1.0のような作品は十分楽しめます(こちらもマイナスカラーの上映なし)。最近またトップガンマーヴェリックのIMAXやってますが、ゴジラとかの体感型映画はやはりラージフォーマット&体感サウンドで何度も観たいです、年末年始にその一年のIMAXリバイバルを朝一やラスト上映で良いのでぜひやって欲しいですね)
何度観ても面白い!!
「ゴジラ-1.0/マイナスカラー」の報を聞いた時から、絶対観に行くと決めていた。
モノクロになって、ちょっとノスタルジックになるのかな〜なんて、のほほんとした事を考えていた私を待ち受けていたのは怖さ倍増のゴジラさんであった。
いや、怖ぇよ!なんか初めて観た時より怖いんですけど?!
モノクロになって、元々黒基調のゴジラは熱戦や爆発の明るさとのコントラストが良い。それに色の情報を失ったことで、爆炎や煙や雲の存在感が増し、銀座襲撃のシーンなんかは「この世の終わり」感がより強く感じられた。
「ゴジラ-1.0」のレビューに散々書いたので、細かい内容の事は書かないが、とにかく最高!
実質2回目だけど、本当に面白かった。2回目観ると初回より面白い映画と、2回目観ると思ってたより響かない映画があるのだが、「マイナスカラー」は初回と同じテンションで観られる稀有な映画であった。
モノクロなのに色褪せない興奮と感動。
「ゴジラ-1.0」が気にいって、もう一度観たいと思っているなら、是非「マイナスカラー」で観て欲しい。
かなり良かった。のめり込んで鑑賞しました。
カラー版では2D、重低音版、4DXで鑑賞したので
今回で4回目の鑑賞。モノクロなかなか良かった。敗戦後の日本の重い雰囲気と復興の明るさがモノクロにぴったり。
そしてゴジラの絶望感がモノクロにまたマッチしている。
色調が細かいから単なるモノクロじゃなくて細部が見やすかった。敗戦後の日本の雰囲気に合った色味。また違った作品を観ているかのような感覚で鑑賞しました。4回目なのに泣けました。海外の方々に評判良いのもわかりました。鑑賞して良かった。
いやあ良かった
第一に、ゴジラ怖ぇ・・!
第二に泣ける。
残念に思うのは、ゴジラの脅威がアレだけ恐るべきモノであればあるほど、米軍が動かないことへの違和感を拭えないこと。
ソ連を刺激したくないから?動機弱すぎ。
ハリウッド映画の数々のオマージュをしながらも、ファーストゴジラへの敬意も忘れないのはいい意味で強欲。
フロンガス作戦は、元ネタはおそらくオキシジェン・デストロイヤーですよね?
反戦志向が過ぎると鼻につきますが、戦いに臨む男たちのイキイキとした様からいい感じに中和されてますし、戦闘機でゴジラに挑む空対地戦も手に汗握る展開でありながら主人公の思いを想像し涙が止まりませんでした。
見て良かったと思います。
これは確かに映画館で見るべき。
モノクロも最高
2024年2作目
カラーも良かったけどモノクロもいいですね。
個人的には熱線の迫力は若干減だけど、
その分、ゴジラのどっしりとした恐怖感や絶望感は
3割り増しに感じました。
今後もモノクロ版映画が流行ると、味変みたいで
楽しみが増えそうです。
"白黒映画"ではなく、「識色限定版(color limited edition)」映画です。
通常封切から2ヵ月余で、「識色限定版(color limited edition)」を全国劇場公開する斬新さに恐悦至極(きょうえつしごく)
当然、封切日に鑑賞しました。
僕は子供の頃から、映画は"一球入魂 主義"
即ち、劇場・配信・ビデオ を通じて、同じ映画を複数回観ないし、鑑賞中にメモを取りもしない。
映画内以外で、制作関係者のコメントや補足事項が加味されるので、プログラムも買いません。
(ただし、第三者レビューは観ます)
劇場で、複数回観たのは,ここ12年間位の間に、家族・親人と共に観た数本のみ。 配信・ビデオを加えても10本もない。
この映画は、かっての白黒フィルム映画とは、似て非なるもの まったく異なる性質の映画でした。
フィルム撮影映画が、デジタル撮影映画に成って、更に3段変化として、デジタル補正映画に成りました。
これはフルCG映画とは違います。
どこが違うかと言えば、影の投射と画面構成内の明暗変化補正が加えられている点で
僕らが白黒モニターで映画を見るだけの行為とは、まるで違っています。
単に、フルカラー映画を"白黒フィルター"を通しだだけの作品ではなく、まったく別物映画に仕上がっています。
鑑賞者に与えられた、情報を絞ったぶん、見る冪点が「作品の粗や役者の演技」が、白黒映画の様に観えてしまう反面
観賞中に、いろいろな観察チャンスを、僕らに与えてくれます。
1回目の鑑賞では、さほど感じなかった点が、2回目になって この映画を"より細かく鑑賞する"ことげでき、幾つかの事が判りました。
佐々木蔵之介さんの演技はピカ1です。<助演賞>
アキコ役子役さんの初動演技、幾カットかの”入り時"の各エキストラの立ち位置や手の置き場所等が、"むかし映画"ばりの演技・演出だったのは、カラー版では、気にならなかった点だが、今回は 少し気になってしまった。
掃海艇装備の機銃を、佐々木蔵之介さんは「17ミリ」と言われていましたが。。。
日本陸海軍・米国海軍には、17ミリ機関銃はなく、
九三式機銃(13ミリ)もしくは、三年式機銃(6.5ミリ) もしくはブローニング社、エリコン社、ボフォース社の機銃でもなく。。。
何なのか? 2度目の鑑賞でも解決しなかった。
ラスト1カット、肉片が動いて 黄緑色に光って いたように記憶していましたが、
浮輪状の腸のようなモノが動くのは、高水圧下では 普通にあり得ることですし、光ってもいませんでした。僕は初見で、だいぶ見誤って鑑賞して、記憶したようです。
どうでもいい話だが、雪風が最初の母港カットでは、艦艇名塗装が"YUKAZE" になって、KIが抜けていたような気がしたが、次のカット以降は ちゃんと入っていました。
本作は、日本映画では重要な"光と影の描写"がない故、最初から識色限定版を作ろうとしたのではない事は、判りました。
イー・ヨングンさんと、お読みするのか?
数多い エンドロール記載名の中で、このヘアメイクさん1人だけ異フォントで、字の大きさも違う人がいたので、違和感を持ちました。漢字でも、ハングル文字記載でもかまわないのに、あえてローマ字異フォントを使う事の意味を考えてしまいます。
前回カラー版 鑑賞後に、気づいた事ですが、
この映画は、実行されなかった「ダウンフォール作戦(米軍 日本本土上陸作戦)」ではないか? ということ。
ゴジラを米軍に置き換えると。。。
通常版と、識色限定版(本作)の どちらを先に観る冪なのか、考えましたが、
鑑賞者の"ファーストインパクト"を考えると、本作の方が先かもしれない。その前に「シン・ゴジラ」かな
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