ゴジラ-1.0/Cのレビュー・感想・評価
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祝!日本特撮悲願の米アカデミー賞 視覚効果賞を受賞の快挙
ついに日本特撮悲願の米アカデミー賞 視覚効果賞を受賞を果たす事を成し遂げた、歴史的な快挙に感無量です。
何よりも、この作品が世代や国家、性別を超え、敗戦国日本の戦争末期から終戦後の時期の日本人のメンタリティ、特に「特攻」や「カミカゼ」と言った言葉だけが知られ、その本当の姿、実像は理解されずに長きにわたり誤解されたままになっていた事が、「エンターティメント」の形を通して世界中の方々への理解の一助となってくれたであろうことを、何よりも嬉しく思い、感謝の気持ちで一杯でいます。
自身としてはカラー上映版のレビューにも述べさせていただいたように、この作品が、映画史に残した功績はまさに計り知れない物だと考えています。
また現時点での盛り上がりとは別に、今後、後々、歴史の中で更に、その正当な評価(功績)は確定されていくものであろうとの予見する次第です。
プラマイゼロで評価変わらず。 されど伊福部の偉大さは至高。
見逃すところでしたが、何とか鑑賞。
やはり山崎貴監督とは、相性が悪い。
以下、この映画が好きな方にはごめんなさい。
モノクロ化(マイナスカラーって)する時に、同一画面内の階調を部分的に弄り、室内が暗くすることによってディテールを潰して終戦直後のバラックの質感は上がった様に思う。
同様に、バラック群の風景もカラー版よりは、戦後の風景ぽくなっている。
ただ、撮影時のライトの当て方が現代劇の為、モノクロ化しても根本は変わらない。
吊るされた裸電球の室内は、あの様に見えないと思う。
モノクロ化する事でシーンの繋ぎ目のフェードアウトは、カラー版より良く感じました。
問題は人間ドラマ部分で、神木君や浜辺さんがモノクロに合ってないと言うか、台詞自体の軽さが、逆に際立ってしまった様に思う。
役者さんの技量や見た目云々より、やはり山崎貴監督の脚本と演出のせいだと思いました。
カラー版レビューで割愛してましたが、銀座の大惨事の被害者が多数担ぎ込まれたであろう病院で、まるで結核患者の様に、個室療養してる浜辺美波の首に痣があろうと、心は騒つきません。
只々泣かそうとしてるとしか思えない。
ゴジラのデザインも同様で、モノクロ化する事で、皮膚や胸のディテールの違和感、少なくとも私の好みでは無い物が強調されました。
背びれのギミックも、同様に稚拙さが強調されたと思います。
個人的偏見かもしれませんが、あのゴジラの顔は人類の味方のゴジラの顔にしか見えない。
得体の知れない黒いケロイドの塊、巨大な恐怖を纏ったゴジラを私は観たいです。
粗探しをしているわけではなく、観ている瞬間にノイズの様に湧いてくる疑問は、やはり監督との相性なのでしょう。
でも、何度観ても伊福部氏の旋律には、心躍らせられます。
その偉大さをまた感じました。
色を奪われた世界で感じる事
はじめてモノクロで映画を鑑賞。
合わせて4DXで見たためにリアリティがすごかった。映画の時代に一気にのめり込めた。
ゴジラの1歩1歩で揺れる座席。4DXで見てよかった作品でした。
爆風で死んだと思ってた人が実は生きてました。とか、ゴジラの再生能力の早さなどツッコミどころはありにしても作品としての完成度は高いのではないかと感じました。
モノクロ上映してみるなどのアイデアが素晴らしかった。
良かったです。
映画館で見られる内にと鑑賞してきました。ゴジラの恐怖感が倍増して見られました。(二回目、正月に五歳の孫を連れて行ったら開演5分位で妻と退出)
亡き友のお父様(昭3)が戦後乗艦の伊156が爆沈後一年半、紀伊半島~九州の瀬戸内海の掃海作業をしておられました。週給(接雷の危険故)でドル払い(買い物で困った記憶なし)だったそうです。映画の各所で余り歴史で取り上げられないことを演出されており感激しました。電車の音も戦前製造の一畑(孫が在住)電車のものだとか。すごいなーと思いました。
モノクロである必要はなかった
本当は3.0ぐらいにしたいんですが、元のゴジラが傑作なものですからまぁ4.0ぐらいですね。
個人的には、もっと思いきって画質とか荒くしてほしかったなぁーって正直思ってしまった。
モノクロというから初代ゴジラ的な昭和っぽい雰囲気で楽しめるのかと思いきや、モノクロはモノクロなんでしょうけど、途中それを忘れてしまったぐらい画質がきれいなんですよ。
良く言えば、モノクロのストレスはないんですけど、そのストレスも込みで荒々しい画質のなかでマイナスゴジラがどれだけ魅力的になるんだろうとか期待してたのになー。
白黒ゴジラの方が迫力あるとか、昭和の風景がモノクロの方が良く馴染むとか、まぁ言われてみればそんな気もしないでもないが…
正直僕はカラーでいいですね。
でもしつこいですけど、元が傑作なんで見終わった後の満足感はやっぱりすごい!
アカデミー賞も頑張ってほしいなぁ!
入場者特典の大判カードが嬉しかったです。
ちょっと惜しいな…と思ったのは、モノクロにも関わらず、絵が鮮明だったことに、やや違和感を覚えました。
どうせやるなら、画面の荒れ(ノイズ)や、キャプションのブレがあれば、なお臨場感があってよかったと思いました。
嬉しかったのは、カラーver.の時にもらい損ねた入場者特典を、4度目の鑑賞のこちらでいただけたことです。
2024年ワーストムービー!💀✨✨
個人的な意見ですが、つまらない映画でした。
他の作品を観れば良かったです。
お金の無駄遣いになってしまいました。
オススメはしません!
演技がカラーより見易い
4DXを-1 .0で見逃したので-1.0/Cで観てきました。
良いところはカラーより、演技が見易かった事です。俳優さんの演技から、日本より米国で-1.0の評価が「外国映画」「怪獣映画」とう但し書きなしで、近年稀に見る程高いのは、ポリコレ説教がない質の高い映画である以上に、戦争のPTSDと自分達で共同体を守る事が共感さ
れたのだと思いました。ゴジラとの決戦での学者のマッドサイエンティストぶりが良かったです。大石典子も良かった。東宝ゴジラヒロインの新しい地平が開かれました。佐々木蔵之介さんの臭いセリフに役者魂を見ました。安藤さくらさんが居るだけで画面にカッコがつく。田中未央さんがこんな良い俳優だったとは気がつきませんでした。
残念な所は、私にはカラーの画面がのほうがかなり楽しかった事です。それとフォーカスとは別に画面のピントが甘く見えたのと、ゴジラで特にCG臭さを強く感じたカットがあった事です。映画自体は敷島が退院したあたりから違和感なく楽しめました。
娯楽映画としてかなり練り込まれた設定・シナリオで、成功しています。
設定がゴジラとゴジラによって起こる事象以外はあり得そうな事(本当はあり得ないのだけど)で固めてあるのが素晴らしいです。
カラーを観た人が、趣向を変えて観るのは良いと思います。
初めは是非、カラー版を見て頂きたいです。
映画館のスクリーンによって見え方が違う?
本編についてはカラー版で感想を述べているので割愛します。
モノクロ版は初見ですが、全体的にかなりホワイトがつぶれていて暗い絵作りに感じました。
シンゴジラのモノクロ版とは比較にならないと思いますが、シンゴジラは全体的にコントラストが上手くコントロールできていたのに対し、残念ながらこちらはカラーをモノクロにしただけといった印象です。
4Kレストアされた7人の侍の方が、絵としては上に思えるのは好みの影響かもしれませんが。
もしかしたら、スクリーンを変えて観たら違う感想になるのかなぁ。
最初からモノクロだったら...
カラー版を2回観たうえで、3回目をモノクロ版で観ました。
結論からいうと、モノクロ版のほうが好きです。
モノクロのほうが、圧倒的に戦後感や昭和初期感が出ていて、見る側が"当時の物語"の世界に浸り易いし、映像の情報量が減る分、怪獣映画としての怖さや不気味さが強調される効果が高いと思います。
モノクロにすることで画としてのリアルさが減るために、映像と見る側の時間的な距離感が遠くなって、かえって"物語"に集中できる感じです。
カラー版で伝わってきた映像の迫力や細かいCGのクオリティはわかりにくい一方、相対的に音やセリフ、演技の迫力は増してくるように思います。
先にどちら版で観るかで、作品の評価や印象が変わってくるでしょうね。
制作側からしたら、折角作り込んだCGのクオリティが伝えられないし、興行的にもカラー版公開が先、の選択肢しかないでしょうが、両方公開、しかも時期をラップさせての公開という選択は絶妙、というかファインプレーですね。拍手!!
見る側は、どちらを観るか、両方の場合は観る順番を選べますからね。
ストーリーや演出など、共通部分はカラー版のレビューに書いたので省略しますが、書き忘れたことを一つ述べます。(ネタバレ要素)
ラストで、崩壊して海に沈みゆく行くゴジラに向かって人間たちが、一斉に敬礼するシーンがありますが、ここだけは、何度考えても全く理解不能なので、もし別のテイクがあるのならいつか改訂版を公開してほしいです。
激闘の末に退治して、滅びゆく敵(しかも怪獣ゴジラ)に対して、その場の人間たちが、誰ともなく自然発生的に思わず敬礼する、という行為はどう考えてもその場面では起こり得ない出来事で、仮に「こういう気持ちを描いたシナリオなんだろうね。これもありかも」と理解することすらできない演出です。
あそこで怪獣に向かって"敬礼"する行為があり得るとしたら、先の戦争やゴジラとの戦いの犠牲者への敬意や弔い気持ちの現れ、という設定しか想像できないのですが、命がけの戦いの中や、その直後にそのような極めて客観的な感慨をその場の全員が同時に感じる、ということが起きる可能性はゼロというしかありません。演出云々の前に、プロット自体が理解できない。
SFとしての不自然さなどのツッコミどころ(ゴジラが序盤に海洋生物らしく海面を泳いでいたと思ったら、あるシーンでは比重を無視した海上仁王立ち(立ち泳ぎ?)とか、戦艦を襲うときと主人公が乗るポンポン船を追いかけるときのスピードが全然違うとか)は、怪獣映画、娯楽映画ということで敢えて減点要素にする気はないのですが、このラストの演出を理由にマイナス0.5点です。
(山崎作品て、好きな作品にも少なからずこういう"決定的違和感"シーンがあるので、作品の良し悪しは抜きにして、結局好きになれないんですよね。画竜点睛を欠くというか、極めて表層的というか。根本的な人としての価値観とか人生観が合わない可能性がありますね。)
陰影の表現力が格段に上がりもはやゴジラー1.0/Cは芸術の域に達していた!
余計な情報(色)が無くなったおかげで物語に深みが増して緊張を強いられるがこの映画の世界に没入できた(笑)
もはやゴジラは神だった!!
登場人物が、特に敷島がカラーより数段かっこよかった!!
これを見ずしてゴジラー1.0は語れない(笑)
初代ゴジラを思い出した
昨年のカラー版を見たあとでの白黒版。細かいディテールはカラー版のほうが把握しやすいが、初代ゴジラに繋がるという意味では白黒もありかと。
音楽の凄味
カラー版と比べて、モノクロ版の方がゴジラの存在感が増した様に感じた。
その為か、後半で流れるゴジラのテーマ曲によって湧き上がる恐怖や畏怖といった感情が、桁違いに大きくなって感じた。そして、それによってゴジラに立ち向かう人々の覚悟、意思の強さがより際立って見えた。
終戦から時が経ち、初代ゴジラの上映時の様に怒りや憎悪、恐怖というものは実感を伴った共感を得られなくなっている。そんな現在に於いても、それらを追体験させ続ける この曲の凄さを思い知らされた。
高評価にとても驚き
アカデミー賞で視覚効果賞を受賞したのはおめでたいことです。それはそうと作品全体を評価するなら個人的には駄作ですね。高評価されていることにとても驚きがあります。
予告編を見た程度の予備知識だったのですが、「焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ」なんてオフィシャルサイトにあったので、戦後復興し始めた東京を理不尽に壊しまくるのだと思ってたら、ゴジラが暴れるのはほとんど海。まあ最近のプロモーションなんてそんなものですね。これが一番残念だったかな。
さて。
ゴジラのシーンに気になる点は散見しますが(立ち泳ぎできるのかよ!とか、再生能力早すぎないか?とか)、それは『怪獣映画だから』と割り切るしかありません。怪獣映画の鑑賞の基本です。一方で、ゴジラ不在のドラマパートについては『怪獣映画だから』『エンターテインメント作品だから』と私には許容できませんでした。
この作品、多くの時間でゴジラが出てきません。人間ドラマに大部分を割いています。なのにキャラクターが深堀りされず、どうにも感情移入することが難しい。人物像の解釈を見る側に委ねられるのは最近のB級作品に多いような気がしますが、それにしても解釈に必要な描写があまりに浅い。だから話が進むごとに溜まっていく違和感が心地悪く、早い段階から白けてしまいました。
戦後の混沌を乗り越える強さを感じるキャラとして登場した典子が、敷島の家に転がり込んでからというもの、同一人物とは思えないくらい常識的なか弱い女性に変貌してしまう。
特攻逃れの苦悩をあれほど引きづった敷島が、破壊に巻き込まれ典子死亡を誤認してから別人のように覚悟を決めてしまう。典子への愛情がどれほど重いものなのか描くことなしに。
敷島と典子の生い立ち(どのような両親のもと、愛を注がれて育ったのかなど)をちゃんと描かず、ひょんなことから暮らすことになった赤の他人同士が、血のつながりもない子供をわが子のように育てる。
もう書き出したらきりがないくらい、そういうものがある。「あー、早くゴジラ出てこないかなー」と怪獣の登場を欲求不満のはけ口とするような2時間でした。
それと。俳優の方に非はありませんが、神木氏、浜辺女史には「戦後の焼け野原を生きる人物」を演じられる重みがない。戦後復興期という日本近代史においては特級の混沌さと死生観を必要とされた時代を演じるにはミスキャストだと感じました。
シリアスさとライトなエンターテインメントさ、そのどちらも取りに行ってるけど半端に終わった感じです。ドラマパートの制作側の意図が伝わらないのは私の感性の問題なのかもしれませんね。
浜辺美波は昭和の大女優なのか
モノクロでも迫力が落ちなかったのは、流石アカデミー賞ノミネート作品の映像技術だと思った。
だが一番驚いたのは浜辺美波を白黒映像で見ると、きちんと昭和の時代を生き抜いた人に見えることだった。むしろ彼女の持つ古風なアイデンティティは、この時代にこそジャストフィットしていると感じた。
ALWAYSといい、山崎監督は昭和を描くのが本当に上手い。
監督がモノクロ版を発表した意図を探りながら観てみるのも楽しいかもしれない。
アレンジバージョンとして良し
モノクロ版で2度目の鑑賞。
自分は基本リピートで劇場に足を運ぶことはしないので、これ自体なかなかの異例なことです。
2度目でもまったく飽きること無く楽しめ、本作のできの良さに、「国内でももっと話題になって良いのに」とあらためて思う。
なお、モノクロ版はモノクロ版の良さがあるもののの、はじめて観るならやはりカラーの方をオススメする。
227 白黒でも迫力は変わらない
カラー版を観た時は4DXSCREENだったので、実のところ
壁面もどんなんかな~と注意散漫に陥る。
なのでスクリーンは小さいながらも集中できたかな、と。
全然総天然色でなくてもマイナスはなかったし
迫力も充分。
隆之介ヘタレ、美波ちゃん綺麗、Gカッコイイは
二度目鑑賞でも全く変わらず
てことは演出に筋がキチンと出来てるという事でしょうね。
カラー版と違う目線を探していましたが結局
面白かった、で終わっちゃったつーの。
80点
イオンシネマ近江八幡 20240128
モノクロも良い
もともと最初の大戸島とかモノクロに近い中で映えるシーンも多かったが、戦時、戦争直後の雰囲気をより印象づける映像になった気がする。
カラー版というか初回に観たときは気づけなかった台詞や表情も楽しめた。
浜辺さんは昭和の女優系で一番映えるかと思ったけど、神木さんの方がより精悍に映った。
アザとか強調し過ぎでは、、。
志村喬がカメオ出演してても違和感ないほど
カラー版を見たのちにモノクロ版を鑑賞。他の人のレビューでも指摘されていますが、カラー版よりも役者の表情がくっきり感じられ、感情移入できました。神木隆之介の目力に唸らされましたし、浜辺美波の大時代的な演技はいっそう昭和の女優ぽく役にはまって見えましたし、子役の泣き顔には心がぎゅっとなりました。東京の焼け跡など、白黒のほうが臨場感を感じたのは不思議でした。2回目の鑑賞でストーリーを追うのに頭を使わなくて済んだので、その分、画面の隅々まで細かく認識できたからかもしれません。
あと、心配なのは、Bluray化された時にカラー版とモノクロ版を別商品にしたりするセコい商売しないかどうかだけです。両方欲しいですから。
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