ソウルメイトのレビュー・感想・評価
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魂を揺さぶられた良作
韓国済州島の幼馴染の親友の成長物語。
香港・中国のオリジナル版は未鑑賞です。今回は韓国でのリメイクということで首都ソウル(서울)と魂(소울)のソウルが掛かっているのはたまたまの偶然でしょうか。
この映画はとにかく脚本、キャスティング、演技のバランスが良く、素晴らしい出来だと感じました。
特に脚本は複雑な三角関係、喧嘩、仲直り、まるでお互いの人生を追うような展開が上手く表現できていると感心しました。
どちらかと言えば女性のほうが共感しやすい女性向けの映画だと思います。
アン・ミソ役の女優さんはどこかで見たことがあるなと思っていたら「The Witch 魔女」の主人公のキム・ダミでした。観てから気づきました。
キム・ダミの出演作品なので観ました。 10代から30代までを演じき...
キム・ダミの出演作品なので観ました。
10代から30代までを演じきったのはさすが。たた、中盤辺りから時系列がわからなくなり、各エピソードも説得力がなく、評価を下げます。
映画館で観なくても、動画配信でも良かったかもしれません。
私がひねくれていて、女の友情的な作品と相性が合わないのかも。
オリジナル版を超えて
正反対の性格の2人の少女の物語。
二人の離れがたい結びつきの軌跡がオリジナル版よりもさらに細やかに、丁寧に描かれていました。
そしてオリジナル版「ソウルメイト/七月と安生」(2016)より、女優さんが普通っぽい雰囲気なのも親近感が湧いて良いですね。
二人のうちの一人に恋人が出来…
という、なんとなくのお約束っぽい泥沼的展開を交えつつ、
不自然な部分も多いけど、お互いの生き方をなぞっていくような展開
(かつて住んていた部屋が、そのままの状態で空き部屋だとか、描く絵のタイプの転向とかには違和感あったけどね)
それそれが成長するにつれ、お互いを取り巻く状況は変わり、その時々の心情も変わってくるけれど、相手を想い続ける心はひとつ。嫌いな部分も含めても、やっぱり好きな心情も丁寧だった。
自由奔放に生きた彼女は地に足をつけ、堅実な暮らしを営む彼女は心の旅に出た。
真実とはちょっと異なるかもしれないけれど、それが二人にとっての現在進行形。
…私の中では、オリジナルを超えた良い作品です。
作品の印象が…
女性同士の幼少時からの友情を情感たっぷりに描いた傑作。済州島の風景も美しく、撮影がとても良い。
同名の中国映画のリメイクであり物語はほぼ同じながら、かなり印象が異なる。どちらも素晴らしい映画なんだけど。
鉛筆画や猫、ジャニス・ジョプリンの名曲「Me and Bobby Maggy」などをモチーフに加えたことも本作に色彩を加えている。
ハウンがミソの『自由さ』に憧れる気持ちと、
「Freedom's just another word for nothin' left to lose
(自由とはこれ以上失うものがないということ) 」
という歌詞が象徴するミソの想いが切なく、ハウンに自由になってもらいたいという優しい嘘が涙を誘う。
本作の暖かさは、キム・ダミがスクーターに乗っているときの少し笑っているような顔に印象が似ている。
オリジナルの中国版は、本作のミソに相当するアンシェンを演じたチョウ・ドンユイの印象に似ていて、触ったら怪我しそうなくらいに鋭く結晶した純粋さ、という印象だったんだけど。
主役の印象が両作それぞれの印象と似通っているのは監督の演出意図を反映しているようで、とても面白い。
少女時代の穏やかな時間がずっと続けば良かったと思わせる、きれいな海辺の映像でした
幼い時に出会った二人の少女ミソとハウン。ただの仲良しの友達とは呼べなくなる二人の関係を果たして何と呼べば良いのでしょう?親友などと言う言葉では言い表わせない気がします。心からの友?同志?いや、やはりソウルメイトなのでしょう。ジヌの存在が二人の間に入り込み、心穏やかざる時期を過ごす事も有りましたが、やはり誰よりもお互いを分かり合っていて、相手の事を一番に想っていたのはミソとハウンの二人。自分の人生を託すに足る存在と、その人生を背負って生きる覚悟を決める存在。ソウルメイトと言う言葉でしか表現出来ない気がします。少女から大人までを演じたキム・ダミとチョン・ソニの二人がとても素敵でした。一枚の絵が物語る二人の人生を描いた、心に染みる作品でした
始めはよくある出会い方や三角関係の典型な描写が並んでてウンウンって...
始めはよくある出会い方や三角関係の典型な描写が並んでてウンウンってかんじで、中盤になるとそれぞれの本心だったりを理解するのに必死で⁇になっていって、そしてラストの驚き。最後の秘密が分かった時に内容的な思いと技術的な工夫にやられた!
2人は一心一体だったし、今もそうなんだなって思う。
題材目当てだったから友情とか絆とかの描写は物足りなかった気がしてはいる。理屈抜きの繋がりがソウルメイトってことなんだろうけど。
ハウンが写実上手くてミソは独創的な画風だったはずで、絵の続きを完成させることができた理由が分からない🥲どなたか教えてほしいです🤲
・映画評論家、映画活動家/放送作家トークショー
良作です
中国版を観ていたので大体のストーリーは知っていましたが、ミステリアスな展開と済州島の透明感が合っていて、韓国映画らしい良さが出ていたと思います。友情の甘くて苦い感じも良く描かれていて、ヒリヒリする感覚がありました。
ちょっと幼い感じの高校生から大人の女性になっていくキムダミの演技も素晴らしかったです!
言葉を介しなくても
泣く準備はして観たけどやっぱ泣いた。
友情にも色んな形があると思うけど、彼女達は友達通り越してもう家族だね。
ハウンは猫と一緒にミソの心も拾って住まわせちゃったんだな。
二人の関係はジヌの存在を通して色々形を変えて行くけど、どんな形になっても結局お互い相手が誰よりも自分を理解してくれる相手だとわかっているのが泣けた。
ミソがジヌにわかってないな、と言う度になんか心がぎゅんとなった。
二人の関係はジヌの存在を通して拗らせてしまうけど、それは彼への想いというより、お互いの気持ちのすれ違いよね。
ソウルメイトって多くを語らなくても電波で勝手に伝わってしまう友情なんだと思ってた。けどこれを観終わった後は、性別とか血の繋がりとかそういうのまるっと乗り越えた所にソウルメイトってあるんだなと思った。
キムダミ最高
2024年2月4日
映画 #ソウルメイト (2023年)鑑賞
済州島を舞台に、幼い頃から無二の親友だった2人の少女のすれ違いや絆を描いた友情物語
反目した時もあるけど、切っても切れない深いところで繋がっている2人の強い友情に魅せられます
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
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