劇場公開日 2024年2月23日

ソウルメイトのレビュー・感想・評価

全63件中、1~20件目を表示

4.0単なる親友を超えた二人の絆が、より深みと強さを増していく

2024年2月29日
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鑑賞方法:試写会

性格も育ってきた環境もまるで異なるふたりの少女、ミソとハウン。本作は彼女たちが大人になるまでの道程を切々と綴っていく絆の記録だ。時に笑い、時に泣き、恋の悩みを共有したり、才能を認め合ったり、かと思えば激しく衝突したり。果たして二人を待ち受けるのはどんな人生であり、運命なのだろう。一人の男性を巡って両者の思いが揺れ動く展開では、このままメロドラマ要素が高まっていくのだろうかといささか不安にも思ったが、しかし本作は中盤から各々の人生をかけた決断があり、またその後の展開も含めてタイトルの意味合いが響きと輝きをより増していく。親でもなく、兄弟でもない。親友という言葉でもまだ足りない。ソウルメイトたる二人は、互いをいちばん深く知る存在で、愛憎の感情もすべて込みで、遠く離れていても堅く結び付き合っている。絵画という手段を通じ、言葉では言い表せないものが形となって昇華されていく過程に、とても心打たれた。

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牛津厚信

4.0友情以上の繋がり

2024年5月2日
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鑑賞方法:映画館

自分であったら絶対疎遠になるだろう出来事があってたとしても、
結局お互いを必要とする関係。
お互いの性格・環境以上に積み重ねた時間や想い出がそうさせたんだろう。
そんな繋がりが二人の女優によって美しく描かれていました。

切ない結末でもそんな関係に出会ったら幸せなんだろうな。と思わせてくれる作品でした。

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ヒョコツ

2.5大人になってしまった

2024年4月14日
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鑑賞中はイライラしてしまうほど退屈だったのだけれど、
鑑賞後感は悪くない、不思議な映画。

多分、
アン・ミソはハヨンの人参を食べてあげたくて、
ハヨンはミソのブロッコリーを食べ続けたかった話なんだと思った。

それが、大人になると、
それだけではうまくいかなくなる。
相手の嫌いなものを食べてあげられなくなる。
食べるだけじゃ済まなくなってくる。
そして遂には、嫌いなものを区別できなくなってくる。
これが嫌いだ、食べてほしい、と相手に言えなくなってくる。

そういう感じで、二人の感情を抜き出すと、
なんとも痛切さが感じられるのだが、
映画を観ている限りでは、あまりにも展開がドラマチック過ぎて
受け入れたい気持ちと受け入れ難い気持ちでかなり居心地が悪くなってた。

役者さんはとても良いので、脚本が問題ですかね。。

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JYARI

3.5ソウルメイト鑑賞。 韓国映画っぽいドロドロした感じも少しあって色ん...

mさん
2024年4月14日
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鑑賞方法:映画館

ソウルメイト鑑賞。

韓国映画っぽいドロドロした感じも少しあって色んな事詰め込みすぎて何を見せたいのか分からなかった。

あと男関係で揉めてから友達との仲が戻るなんて絶対ないですね(笑)

ちょっと現実味がないのが韓国映画らしさだなって思いました。

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m

3.5主人公ふたりの愛情は最強、まさにソウルメイト!

2024年3月31日
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過日、中国・台湾合作のオリジナル版はAmazon Primeで鑑賞し、
あまりにも衝撃的だったので、本作を鑑賞することにしました。

ミソ(キム・ダミ)とハウン(チョン・ソニ)の出会いから、友情が育まれていく様が猛スピードで描かれ、
高校→大学/大人になってからの比重が高く描かれます。

ミソの自由奔放さにハウンは憧れを抱いているように描かれていくわけですが、
ミソによってハウンの本音というか心の奥底にある、
自分自身がどうありたいかをハウンが自ら気づいていくのですよね。
そこからのハウンの行動やミソっぽくなっていくのですが、それは模倣ではなく本当のハウンだと理解しました。

そしてお互いにお互いへの想いを馳せていき、まさにソウルメイトと呼ぶに相応しい存在であることに
気づいていくのですよね(それまでの時間がソウルメイトとして育まれた時間であったのでしょう)。

そして、ハウンの身に起きる出来事がきっかけで、現在の物語につながっていくという
時間軸が結構な頻度で動くので、鑑賞しながらそこには意識をしておく必要がありますね。

正直、オリジナル版の方が私はインパクトがありました(初見なので当然ですが)。
というのも、感情や物語の描かれ方が韓国版のほうがわかりやすく説明がなされていて
より多くの人が楽しめるつくりになっており、オリジナルはそこを類推する映画ならではの深みがあった(と私は感じた)ので
その違いは大きかったと感じます。

とはいえ、本作は猛烈に泣けました。
オリジナルでは泣けなかったのですが、大きな違いは劇場で観たかどうかが大きなと自分では分析しております。

キム・ダミとチョン・ソニが実に魅力的でした。
今後の活躍がますます楽しみです。

今日はジャニス・ジョプリンを聴きながら、この映画の余韻に浸ります!

※宮崎での公開3日目でしたが、集客は抜群に良かったです。女性多め。
予告で興味を持った方、前作を観た方、キム・ダミファンなど、様々な客層だとお見受けしました。

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ひでちゃぴん

3.5韓国映画らしいリメイク。

2024年3月22日
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鑑賞方法:映画館

デレクチャン監督のデビュー作「ソウルメイト:七月と安生」の韓国版リメイクです。アホな私は知らずに見てて途中で気付きましたwww
チョウドンュイに代わる役者は「魔女」のキムダミだと私も思う、そして絵画を新たにネタにしたの良かったと思う。オリジナルに比べて韓国映画らしく、丁寧にわかりやすくなってると思いますがその分マイルドになり、優しい嘘の映像を見せられて、役と同じ様に裏切られ、振り回される、、、そんなダイナミズムと残酷さは減ってしまいました。

でも本作のほうがストーリーの素晴らしさは誤解なく多くの人に伝わったとは思う。さすが韓国映画。

私はやっぱオリジナルの方が好きかな。

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masayasama

3.0岩井俊二監督っぽさを感じる作品だし泣いた

2024年3月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

今年の4半期で一番良かったかも。終盤うっかり泣きそうになった
韓国映画だけど、元は香港映画で、それも岩井俊二監督の影響を受けてる模様で、なんとなくその残り香は感じたり。
済州島に引っ越してきた破天荒な少女と地元大好き真面目で大人しい少女の出会いと友情、そして男性を巡るゴタゴタもありつつ大人になっていく16年間の物語

物語、ストーリーの構造がとてもよく考えられていて、2人の想いがシンクロしたり交差してバラバラになったりを繰り返しながら、結末に向かい進行していき、衝撃な展開もはさみつつ、最後をどう感じるかは観客に委ねているのは、観ていてとても心地よかった

あとロケ地のチェジュ、プサン、ソウルもそれぞれの思いを投影しているかのような風景と日常で、いいなぁと思った

それほど前評判とか気にせず、観に行って大当たりを引く

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ケヴィン

4.0ただの幼馴染みの二人のストーリーだけではない

2024年3月17日
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鑑賞方法:映画館

女同士の仲の良い幼馴染みの話と思いきや、少女から大人への成長と思いやりと互いの憧れと妬み、更に夢と人生観、生きてくうえで感じるすべてを二人を通して描いた男性の私でも不思議と受け入れて観られました。
映画という制約のある時間で見事にストーリーを完結してあるのは拍手者です。後半の流れからラストまでは容易く感情移入し感動しました。

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梅じんの相棒

3.0悪くはなかったんだけど、 あともう一声何かが、 と思ってしまう

2024年3月9日
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悪くはなかったんだけど、

あともう一声何かが、

と思ってしまう

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jung

4.0まさにソウルメイト

2024年3月9日
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鑑賞方法:映画館

自分にはこんな友達がいてるのかと考えさせられたな。
二人とも綺麗で可愛かったー!

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sooooo

2.5ジャニスジョップリンのように

2024年3月7日
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韓国映画は普段ほとんど観ないのだが、チャレンジしてみた。

感想日本と文化も違うし、主人公たちと自分の性格も違うせいか、感情移入するのは難しかった。

なんというか、韓国は文化的には日本に近いのだが、韓国語なので言葉は分からなくて、字幕がついており、それが不思議な感じだった。

これが西洋映画なら自分の文化圏と全く違う世界の話なので、別世界として割り切って見られるのだが。

# 物語

めちゃくちゃ仲の良い女の子ふたりが成長し、一人の男と三角関係のようになり、だが片方が身を引くかのように遠くに離れ、また再会し、愛し憎み合い…というような物語

# 清楚系の主人公

清楚系で顔が可愛い主人公。

# 自由奔放系の主人公

「ジャニス・ジョプリンは27歳で死んだ」「私もジャニスのように猛烈に生きて若くして死にたい」的なことを言う自由奔放。

果たして彼女は本当に27歳で死んでしまうのだろうか。死んでしまったのだろうか。

# 男

三角関係の中心人物。

# 女同士の友情とは

「女同士の友情には実は憎しみも含まれている」的なステレオタイプがある。

だがリアルな実例としても、そんな例を僕は複数知っている。

どこに行くにも二人一緒で仲良さそうに見える女性二人。だが実はお互いに複雑な感情を持っており、関係は見かけ通りではない、そんな心のうちを打ち明けられたことがある。

まあ全ての人間関係はそもそも複雑なものだろうとは思うものの。

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稲浦悠馬 いなうらゆうま

3.5見比べもお勧め

2024年3月6日
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3週目でようやくの鑑賞となった本作、オリジナルであるデレク・ツァン監督の『ソウルメイト 七月と安生』は未見だったため、週末にU-NEXTで鑑賞してからの参戦です。
なお、本作は構造的にトリッキーな部分も見どころであるためネタバレは避けていきますが、先に言っておくとリメイクされた本作は大筋で改変はありません。だとすれば、前作を観た人にとって退屈かと言えば、いえいえきちんとアップデートされていますし、個人的には記憶に新しい分、より深く刺さりました。
出会い、別れ、再開、また別れ…の繰り返しは、常にお互いを意識し、想い、また嫉妬という愛憎織り交ざった関係性。一人の男性の出現が、二人の完全なる世界に揺さぶりをかけ、そして引き離します。それでも、年齢を重ねて現実を経験して思い悩みつつ、結局いつも考え行き着く先はお互いのこと。ただその反面、大人になっていくことで本心を隠してしまう二人の関係性は時に修復が難しくことさえあります。初見こそ、なかなか素直になれずにわだかまった二人の関係性を観てじりじりとしましたが、今回、その展開を知っているからこそ二人の想いがより理解出来て感慨深く、そのやるせなさに50台のオジサンでさえ胸が押しつぶされそうでした。
そしてまた、効果絶大なのが冒頭で現れる「彼女の存在を思わせるアイテム」が変わったこと。二人の関係性が最高潮の盛り上がりから不信を生む直前となるあの瞬間、「現在(いま)が永遠に続けば」を切り取ったようなそのアイテムは尊くもあり、更にはその後の展開を観続けた終盤、再び見るそのアイテムに落涙必至です。それもこれもミソ役を演じるキム・ダミの存在感ですね。あの表情はズルいです。
デレクのオリジナルである中国版とは、お国柄の違いやより前進した時代感も相まって、より同性間の友情以上の関係性がむしろ自然であって且つ、より共感できるアップデートとなっており、オジサンがこれだけ感じるのだから女性が観たら段違いに解るのだろうと思うと羨ましい限りです。是非とも、『ソウルメイト 七月と安生』との見比べもお勧めです。

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TWDera

2.0アイデアは良い。

2024年3月6日
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基本的なプロットは良い。
ただし演出と脚本に難あり。女の子2人の結びつきの深さが描ききれていない。何か象徴的な出来事があるとよりわかりやすいのかも?しかもその出来事が物語の核心になりエンディングとリンクする等のアイデアがあればより良かった気がする。
連ドラにした方がいいのかもしれない。
女優の2人は良かった。

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ζ`cooya

3.5なんかわかる

2024年3月5日
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難しい

なんかわかる気がした
それが例え思い込みだとしても

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ハイボール

4.5ジャニス、ジム、ジミは永遠の27歳

2024年3月4日
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難易度の高いシナリオ。

何が難しいか。

主人公の気持ちのプロット、
転換点を明快に観客に伝えるのが難しい。

有名なシナリオ指南書、
SAVE THE CATの法則には、
あてはめられないパターン。

有名なシナリオ指南書、
SAVE THE CATの法則には、
あてはめられないパターン。
(上記の法則は、ハリウッドメジャーの巨大市場用のシナリオ指南書なので、韓国映画、日本映画では通用しない。念の為)
あてはめられないパターンが、
旧法則を超えてるよー。

主人公2人の互いの感情の、
好き、だからこそ離れたい、

だけでなく、

影響し合っている性格、
人生観への深さの程度、

気持ちの察し方の、
2人の違い、等々を、
1カット1カット積み重ねていく。

このシーンで観客に伝える事は何か。

このカットで観客に感じてもらう事は何か。

芝居はもちろん、
撮り方、サイズ、
メイクはシンプルでいいか、
ほくろはここで見せておくか否か、
衣装はふさわしいか。

他に、例をあげると、
ホテルのルームメイクのシーン。

汗、ゴミ、どの程度イメージ的に脱臭するか、
リアリティが損なわれないか、
反対に、
リアリズムを求め過ぎて観客はひかないか等々。

キャスト、スタッフの作業の取捨選択試行錯誤は、
途方もない緻密な編み物をしているような毎日だっただろうと想像できる。

演出としては、
診断書、サイン、
きちんと描く。

観客に判断は任せます、
は、
方針をきっちり描いてからが、
大前提。

ほぼ満席だったのは、
ミソ、ハウンの噂が凄いんだろう。

台湾でエドワード・ヤンが、
『恐怖分子』
マイルド化されて、
香港で、
『ソウルメイト/七月と安生』
マイルド化されて、
韓国で、
『ソウルメイト』

私がミソでボビーがハウンなのか、
ハウンが私で、ミソがボビーなのか、
何度も入れ替えて考えてみる。

Freedom's just another word
for nothin' left to lose
And nothin' ain't worth nothin' but it's free
Feelin' good was easy, Lord,
when Bobby sang the blues
And buddy, that was good enough for me
Good enough for me and my Bobby McGee.

【蛇足】
法則に基づいてのシナリオ、
世界的スターをキャスティング、
巨大市場で荒稼ぎ。

旧型ビジネスモデルの転換期だ。

MCU、DCEU、ディズニーが、
首の皮一枚から、旧型で復活するか。

本作のような韓国作品、
スラダン、A24のような、
狭いマーケットを深く掘るか。

lalala lalalala~

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蛇足軒妖瀬布

4.02人の演技にやられてしまった

2024年3月4日
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オリジナルは未視聴。
女性の友情物語ってなんでこんなに感動してしまうのだろう。男の友情を描いた話もたくさんあるし、名作もある。でも女性の友情を描いた作品により吸い寄せられてしまう。
本作に登場する2人の友情は小学生の時から始まるのだが、キム・ダミ演じるミソの母親がまぁひどい。それに引き換えチョン・ソニ演じるハンウの両親の優しいこと。姉妹同然に育った2人が成長するにつれ、すれ違う様が描かれる。この主演2人が素晴らしい。高校生の役のときはちゃんとあどけなさと大人になりかけている感じが出ているし、大人になってからも様々なつらいことを経験した憂いみたいなものを醸し出している。この両方を演じきれる女優はなかなかいない気がする。しかもキム・ダミは「魔女」のときの冷酷なモンスターな演技もできるって考えるとさらにその凄さが高まる。
恋する気持ちも混ざり合って2人の関係が気まずくなっていく流れが切なすぎるし、ややミステリー風だった最後もいい。友情というよりも家族のような関係性に感動してしまった。とてもいい映画だった。
それにしても男の側から観ると、ジヌよ、それでいいのか!と思ってしまう。お前がそもそもの原因だろう!と。女性の友情物語に登場する男はこう描かれがちだから仕方ないが、同じ男として苦しい気持ちになってしまう。

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kenshuchu

3.0もう少し足りない

2024年3月4日
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鑑賞方法:映画館

演出、シナリオ惜しい映画。なにかが足りない、シナリオがもう少し深く、人物設定がもう少し対象であった方が良かったのでは。
メイク、演技が良かったので17才から27才は素晴らしい。ありがちな制服で高校生やってました、私服が大人っぽくなりましたとか、誤魔化さない時代の経過としてはお手本のような映画。

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ルイ

4.0成熟の拒否と融合

2024年3月3日
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鑑賞方法:映画館

2023年。ミン・ヨングン監督。香港映画をリメイクした韓国映画。小学校で出会って親友となった二人の女性が異性との関係や人生に求めるものの違いによって離れ離れになり、すったもんだがありながらも、ともに生きる理想の世界を絵画の世界で実現するという話。
幼いころの充足した自由の日々(そのまま続けば世界放浪の旅へと続くはずだったもの)を、異性の侵入を機に、生活にかまけて、または、一歩踏み出す勇気がなくて、手放していくのだが、結末においては、芸術創作によって、二人だけの一心同体でまったき自由の世界をフィクショナルな形で回復していく、という展開。
子ども時代の幸福な世界は壊れていくばかりなのだが、その様子が具体的に描かれるのではなく、前提として説明なしに描かれている。異性関係も仕事関係も彼女らを成長させない。社会から学んだり社会を変えていったりするのではなく、崩壊していく元々あった楽園をいかに回復するかだけに焦点があたっている。主人公たちの絵画についての考え方や技術もまた、成熟するのではなく、二人の間で融合するだけだ。他者のいない世界の回復を切実に求める二人。現実には難しいだけに涙を誘う。

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文字読み

5.0見事な構成力

2024年3月3日
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鑑賞方法:映画館

時間の流れを2時間にまとめられたのはすごい

青春時代の思春期っぽさが映像で感じられたし、島の綺麗な自然風景が映えていた。

ソウルと島など2人の対比がうまく描けていた

ただ、そこまで感情移入はできなかった。
死亡年齢とかある程度予想通りの展開ではあった。

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ボイス

4.0『ソウルメイト』 鑑賞後にタイトルがしみる

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

知ってはいても、なかなか使わない(使えない)ソウルメイト、という言葉。
作品を見ると、ソウルメイトとはこういう関係、というのがとても感じられる。
どこか運命的に、世界につながっている関係。

性格は凸凹のようで、それがうまくはまる。
そんな二人が世の中に影響されて変わっていく中でも、お互いDNAの螺旋のように、お互い混じり合いときに離れても、進んでいく。

ふたりを温かい音楽が包み込むとともに、絵画も、映像もきれいでみとれてしまう。
いくつもある顔のアップにも耐えられる主演二人の存在感もさすがである。

韓国映画らしい、いくつもある伏線回収もおっとなる。

総じて満足感は高かったが、パンフレットのデザインは落ち着いてほしかった笑

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ひでぼー