サン・セバスチャンへ、ようこそ

劇場公開日:

サン・セバスチャンへ、ようこそ

解説

ウッディ・アレン監督が、スペイン最大の国際映画祭であるサン・セバスチャン国際映画祭を舞台に、妻の浮気を疑う映画学の大学教授が体験する不思議な出来事を描いたコメディ。

ニューヨークの大学の映画学を専門とする教授で、売れない作家のモート・リフキンは、有名なフランス人監督フィリップの広報を担当している妻のスーに同行して、サン・セバスチャン映画祭にやってくる。リフキンはいつも楽しそうな妻とフィリップの浮気を疑っているが、そんな彼が街を歩くと、フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」の世界が突然目の前に現れる。さらには、夢の中でオーソン・ウェルズ監督の「市民ケーン」、ジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」の世界に自身が登場するなど、クラシック映画の世界に没入する不思議な体験が次々と巻き起こる。

アレン作品の常連俳優ウォーレス・ショーンがリフキンを演じるほか、ジーナ・ガーション、エレナ・アナヤ、ルイ・ガレルが顔をそろえる。

2020年製作/88分/G/スペイン・アメリカ・イタリア合作
原題または英題:Rifkin's Festival
配給:ロングライド
劇場公開日:2024年1月19日

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(C)2020 Mediaproduccion S.L.U., Gravier Productions, Inc. & Wildside S.r.L.

映画レビュー

4.0白湯のような映画(いい意味で)

2024年2月29日
PCから投稿
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村山章

まんまと嫌味な罠にはめられる

2024年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 映画監督の広報担当の妻と共にスペインのサン・セバスチャン映画祭を訪れ、妻の浮気を疑い右往左往するというウディ・アレン得意分野のお話です。でもね・・  名作映画や哲学者の言葉を引用するのはウディ・アレンの得意技でそれがちょっと嫌味な所でもあるのですが、本作はちょっと遣り過ぎではと感じました。映画のパロディが10作近く次々と繰り出されるのですが、「市民ケーン」「皆殺しの天使」「第七の封印」は原作を知らなければ「これ、何の事?」と戸惑うでしょう。「分かる人は笑ってね」という造りは、若い人を映画館から遠ざける事になりはしないでしょうか。  でも、僕の様な半端な映画ファンに「僕は分かっているよ」とこんな風に話題にさせるのも彼の作戦なんだろうな。そして、スノッブな人間はまんまとその罠にはまってしまったという訳です。  一方で、幼い養女に対する性加害疑惑(関係書籍を読むと、その真相はまだ謎の模様)でアメリカ映画界では完全に干されたと聞いていたウディ・アレンの映画が米本国ではどう公開され、どう評されているのでしょう。

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La Strada

3.0そりゃ乗り換えられるに決まってる

2024年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

プライドだけやたらに高いハゲ老人と、若くて才能溢れるイケメン、映画にするまでもなくどっちを取るかは分かり切っている。ただ女医さんの姿は数年後の元妻を暗示してるのかな。

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wcitbn?

3.0NYの寅さんが今度はスペインへ

2024年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

クリストフ・ヴァルツ目当てで見ました。クリストフ演じる死神が立ち去る時のメッセージはとても親切で表面的で皮肉でよかった。思いがけず「勝手にしやがれ」の若くて美しいベルモンドに出会えたのはサプライズで嬉しかった!あとは最初から最後まで「ウッディ・アレン」映画、お腹いっぱい。 ゴダール以外では「市民ケーン」「男と女」「8 1/2」(他の映画はわからなかった)のモノクロ・変型版が楽しかったし、主人公がひたすら昔の日本映画(稲垣監督や黒澤監督)について語る場面で同席のみんながしらけていたのは笑えた。でもちょっと悲しかった。正しい日本語で日本映画の監督や俳優の名前を挙げるのがスノッブに響いたんだろうか。それとも、どこの映画?わかりましぇーん!が普通の欧米人の反応なんだろうか。いずれにしても映画監督はシネフィルであって欲しい。その点、ウッディ・アレンはいい監督。

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talisman