青春18×2 君へと続く道のレビュー・感想・評価
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ラストのエピソードは必要?
すごくすごくオーソドックスな純愛青春映画。
なので共感できる部分も多いし、見て良かったと思える作品でした。
ただ、ラストに近づくに連れ、「その話必要?」と思える展開があったことに違和感が。
そのエピソード削って、その前で終わらせておけば良かったのでは?
というか、その設定があることが判った時点で正直ちょっとテンション下がったわ。
その設定が現在の主人公の立場と繋げたかったのだろうけど、それによって主人公のイメージも悪くなったし、別にそういう繋げ方じゃなくても良かったのでは?と思いました。
全然期待してなかったけど良かった
2024年劇場鑑賞99本目。
会社を乗っ取られた台湾の青年実業家が最後の仕事に向かった日本で、昔台湾に旅しに来た日本人女性を訪ねに適当に旅をしながら向かいつつ、昔を回想する話。
なんかおしゃれな雰囲気映画だと予告の感じでは思っていたのですが、清原果耶が期待以上にいい演技(元々天才だとは思っているのですが)をしていて、この女性をみんなが好きになるのに説得力を持たせていました。
終盤の展開は途中からなんとなく予想していた通りでしたが、そこを含めても最後20分くらいはずっと泣いていました。良かったです。
2度目はより楽しめる
話の結末を知ってるから観ると、ひとつひとつのセリフの意味が全然違って見えて、より切なく心に響いてくる。初日から3日続けて観たけれど、全然飽きないし、色んな事に気付いて、面白かった。
台湾に行きたくなった
18年前の台湾・台南で、高校3年生のジミーはカラオケ店でバイトしてた時、4歳上の日本人旅行者・アミから財布を無くし仕事を探している、と言われた。同じカラオケ店でバイトするようになったアミは、絵が上手くミステリアスで、そんな彼女にジミーは恋をした。アミもまたジミーにひかれていったが、突然アミの帰国が決まり、意気消沈するジミーにアミはある約束をした。
そして現在。36歳のジミーは、学生の時起業した会社を解任され、久々に台南の実家へと帰郷した。そこで、かつてアミから届いたハガキを手に取り、あの時の約束を果たそうと日本を訪れる事にした。東京に着き、鎌倉の浜辺、長野の松本城、新潟の雪、そしてアミの故郷・福島の只見へと向かいながら、さまざまな人と出会い、また18年前の彼女の記憶もよみがえり・・・という話。
台湾でのアミの周りにいた温かい人たちとの交流が素晴らしかった。夜景などの景色も美しくて、台湾に行きたくなった。
ジミーが日本に来てから、台湾出身の居酒屋の人、電車で会った青年役の道枝駿佑、ネカフェの店員役の黒木華、只見で会ったおじさん役の徳重豊、アミのお母さん役の黒木瞳、みんな親切で優しくてホロっとした。
現在のアミも清原果耶が演じてるのかな?と期待して観てたのだが・・・そうだったのか、と残念だった。
ジミー役のシュー・グァンハンが日本語も上手くて良かった。。アミ役の清原果耶は秘密を抱えながらも明るく振る舞う旅人を素晴らしく演じていた。
切ないけど悲しくない
台湾と日本の良いところが溢れている映画です。
主人公のジミーが仕事で失敗した事をキッカケに青春時代に恋した日本人バックパッカーのアミとの思い出に浸りながら旅を始めます。
シャイな18歳のジミー、夏休みのバイト先で明るいけど影のある年上のアミと明らかに両思いなのに何故かお付き合いしないままアミは日本へ帰国。観てる側は謎解きの気分もありつつ、旅先での出会いにほっこりしながらもラストが近づくと切ない予感がしてしまう。
実際にラストを迎えてみて、確かに切ないんだけど悲しいわけじゃないんです。ジミーがうまく気持ちを浄化できて、更なる人生の目標みたいなものを旅によってゲットした気がしました。
アミは台湾で親日な人達に助けられ、ジミーは日本で行く先々で親切な人達に出会い…そして台湾でのバイクデートや夜市、日本での車窓からの景色や雪合戦。ストーリーだけじゃなく、2つの国の美しさみたいなところがたくさん詰まっていました。
作中に出てくる中山美穂さんのラブレター、もう一度観てみます。
出演者もスタッフもロケ地も、日本と台湾がほどよくミックス。しっとりとした情感の盛り付けもそつがなく、青春の忘れ物を回収する旅というロードムービーに気持ちよく泣けました。
原作は台湾出身のジミー・ライによる紀行エッセイ『青春18×2 日本慢車流浪記』。エグゼクティブプロデューサーを務めたチャン・チェンがジミー・ライの紀行エッセイにインスパイアされて映画化を企画し、監督に藤井道人を切望したことで今回のプロジェクトが始動したそうです。(Wikiより)
●ストーリー
台湾に住む36歳のジミー(シュー・グァンハン)は来日し、信州・松本、新潟・長岡などを巡って旅します。最終目的地は福島・只見地方。台湾で出会ったアミ(清原果耶)の古里です。
この旅の始まりは18年前の台湾でのこと。カラオケ店でバイトする当時高校生だったジミー(シュー・グァンハン)は、日本から来たバックパッカー・アミ(清原果耶)と出会います。旅の途中で財布を落としてしまったアミは、飛び込みでこのカラオケ店にいきなり働きたいと申し出たのでした。採用となったアミは店の人気者となります。天真爛漫な彼女と過ごすうち、恋心を抱いていくジミー。ふたりはやがてデートもする仲になっていくのです。
しかし、突然アミが帰国することに。意気消沈するジミーに、アミはある約束を提案します。
時が経ち、現在。36歳になったジミーは、自身が作りあげたゲーム制作会社から追い出されたとき、ふとかつてアミから届いた絵ハガキを再び手に取るのです。ハガキを見るほどに、初恋の記憶がよみがえり、あの日の約束を果たそうと彼女が生まれ育った日本への旅を決意したのでした。
鈍行列車に揺られ、一期一会の出会いを繰り返しながら、ジミーはアミとのひと夏の日々に想いを馳せます。たどり着いた先で、ジミーが知った18年前のアミの本当の想いとは…?
●解説
鎌倉・由比ヶ浜や福島・只見線が走る雪景色、台湾・十分(シーフェン)のランタンフェステイバル……。日本と台湾の写真映えする観光地を主人公たちは訪ねるます。外国人向け観光ガイドになりかねないところを藤井道人監督は切ないラブストーリーに巧みに仕立てました。「新聞記者」「余命10年」などで注目され、新作を発表し続ける監督の才気は日台の国際プロジェクトでも発揮されています。
ロケ地の選択もストーリーも目新しさはありませんが、 台湾での初々しい恋のかけひきと、鎌倉、津南、奥只見などを訪れるジミーの旅を交互に配して、ジミーのアミヘの思慕を紡いでいく見せ方がうまいのではっとさせられます。
また2人乗りしたバイクで夜道を疾走するシーン(演じた清原は、初めすごく怖かったそうです)、願いを込めて空に放つランタンの幻想的な映像(クランクアップの日に撮影。雨と風が強いもののもうあとがなくて、ギリギリ明け方まで粘って撮ったシーン)が情感を高めてくれました。
さらに、台湾の主な舞台は台南周辺で、ジミーとアミの爽やかなやりとりが南国にぴったりです。
一方、日本は雪国が中心で、凜とした寒さが旅情をかきたてられます。物語も現在と過去を行き来し、アミの秘めた思いへの興味が最後まで途切れることがありません。
アミとの大切な時間、仕事に熱中した日々の記憶は、観客の内にある郷愁と後悔を浮かび上がらせるものです。旅の展開はべ夕でも、人はなぜ旅をするのかという問いにつながるセリフの数々にも心をつかまれることでしょう。道枝駿佑、黒木華らが脇に回りいい味を出していました。
加えて、アジアで人気の映画『Love Letter』(岩井俊二監督・1995年)を効果的に使って、日台の人気俳優の魅力も引き出しました。
●感想
日本と台湾との配分だけでなく、現在と18年前とが交互に展開するカットバックのテンポも心地よく、ジミーが旅する理由や、アミとの出会いと別れの過程がしっくり腑に落ちる流れになっていて、一切説明臭くなく、また3月に公開された『四月になれば彼女は』のようなご都合主義的な展開も皆無で、藤井監督の傑出した才能を感じました。
一番感動的だったのは、本作のほとんどがジミーの視点で語られるなかで、唯一終盤のアミからの手紙が明かされるところ。画面がアミの視点にガラリと変わり、この物語に伏せられていた秘密が明かされるのです。アミの秘めた思いに触れたとき、涙が止まらなくなりました。
あの三木孝浩監督の『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』ラストのリフレインシーンに匹敵する名場面だと思います。
旅がしたくなる!
清原果耶ちゃん演じるアミの
みんなといるときは等身大なんだけど
ジミーといる時に映る
「ちょっとだけ年上のお姉さん」感が絶妙!
道枝駿佑くん演じる学生バックパッカーと
黒木華ちゃん演じるネカフェフリーター。
印象的なシーンは
この2人との出会いとそれによって生じた行動。
「(まだ目的地ではないけど)電車を降りて雪景色を楽しもう!」
「(今いる場所から遠くて間に合わないかもしれないけど)車を出すからランタン祭りに行ってみよう!」
また次回来たときに〜と流すことだってできるのに
この2人は““今””という時間を大事に行動していた。
藤井道人作品は「ヤクザと家族」や
「最後まで行く」「ヴィレッジ」しか知らなくて
暗さのある作品のイメージが強かったが、
今作のような流れに身を任せて観れる恋愛映画が
自分としては新鮮であり、景色も美しく楽しめた。
「新聞記者」「余命10年」の藤井道人が監督・脚本を手がけた日台合作...
「新聞記者」「余命10年」の藤井道人が監督・脚本を手がけた日台合作のラブストーリー。ジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本漫車流浪記」を映画化し、18年前の台湾と現在の日本を舞台に、国境と時を超えてつながる初恋の記憶をエモーショナルに描き出す。
台湾の人気俳優シュー・グァンハンがジミー、清原果耶がアミ役でそれぞれ主演。「ブエノスアイレス」などの俳優チャン・チェンがエグゼクティブプロデューサーを務めた。
これは素晴らしい
我が国殊に京王電鉄が世に誇る憑依型超名優清原果耶が、20年の歳月を衒いなく演じる台湾の名優許光漢と贈る、瑞々しく美しい物語
溢れだす思いと受けとめる思いやり、人生とは旅であり、旅とは記憶である、いや素晴らしかった
台湾好きにはたまらない
主演の許光漢君の大ファンで台湾好きで果耶ちゃん大好きな私にとっては見過ごすわけにはいかない映画で..
内容も何も知らずに映画館へ。
結果、涙が止まらず心温まるとてもお洒落で素敵な映画でした。
台北ではなくあえて台南の田舎町というのが一役買い、台南の暑さと日本の冬の寒さの対比もよく、景色だけでも見ていて飽きない工夫がされています。
ラブレターを観ていないので、最後まで何も気づかなかったのですが、あ〜ここでこのオチか..
のオチ方が嫌いなのでそこだけマイナスです。
でもやっぱり許光漢君はかっこいい。
また台湾(台南)へ行きたくなりました。
雪国のヒト(泣)
とても素敵なラブストーリーです。
日本の有名な俳優さん達はもちろん、台湾の俳優さんたちの自然な演技がいい。違和感のないストーリー展開がいい。過去と現在の切り換わる繋ぎ目がいい。電車の走る風景がいい。
ピュアな恋愛部分もよかったのですが、それにも増して、36の旅の途中に出会う方々とのふれあい…こちらがなんともいい感じ。
タネ明かしがやや冗長(そこまで説明せんでも)なのが、ホンのちょっと残念でした。
リアルな青春を垣間見せてくれる映画
リアルな青春の情景を魅せてくれます。
豪華な俳優陣ですが、無駄に登場シーンの尺を稼がずにその時々で必要な分だけ挿し込むので物語が綴られていくのを主人公の視点でゆっくりと楽しめました。
素敵な旅
旅先での風景や出会い、それが過去の淡い記憶とリンクしていく。こんな素敵な旅があるのか。自分も、一回立ち止まって懐かしい場所に旅をしたくなりました。こんな素敵な旅にはならないでしょうが、観終わった後は、非常に心地よかったです。
シュー・グァンハンさん、清原果耶さん、主演2人も素晴らしかったです。
恋のドキドキが伝わる
昔はこんな出会いや恋があったなぁなんて懐かしく羨ましく観てしまった
まさに純愛を描いた作品です
彼女の立場になると全てを許してもいい人にも言えないものなのかなぁ
それで再会できない後悔、無念色んなものが切ない
これで感動できる人って一体……
令和になってまだこのような陳腐ラブストーリーをぶちかまされるとは予想だにしていませんでした。
感動させたいポイントは透けて見えますが、失笑って感じです。涙なんぞ1ミリも出ませんし、胸を動かされる瞬間は全編通してありません。
主人公はやたら感情的で内向的で受け身ですし、ヒロインはいちいち鼻につきます。海外にふらっと赴く危機管理能力がガバでバカな女子バックパッカーってキャラ設定だとすれば完璧に体現できていますが…。
台湾という国は大好きなので街並みは楽しく見れるものの、かぶさる演出・セリフが臭すぎて興醒めします。
悪口だけで2時間語れそうですが、最後に…
どうしてわざわざ男女のラブストーリーにしたのでしょうか。これほど男女のリアルが欠如したラブストーリーに、一体どう共感すればいいのでしょう。
男同士の友情物語とすれば、まだやりようがあったかも……
そうして苦痛のような2時間を耐え切ったエンディングで
ミスチルのいつものネチっこラブソングが追い打ちをかけてきます。
胸やけして食欲が失せ、ぐったりと劇場を後にしました。
一休みはより長い旅のため
18年前の台湾での生活、そして現在の日本を行ったり来たりしながら、
かつての恋愛を描く。
人生につまづいた36歳のジミーは、18年前に台湾で出会った、
日本人女性のアミから昔もらったハガキを読み、日本へ。
その18年前の台湾におけるアミとのバイト先での生活、
そしていつしか彼女に惹かれていった姿が描かれる。
一方、現代では、湘南、松本、長岡、そしてアミの生まれ故郷である只見へ。
18年前に抱いた恋心を思い出しつつ、電車の旅をしながら、
約束を果たすために向かったのだが、そこには。。。
最初は中国語から始まり、これは字幕をおいかけて大変、と思ったけど、
日本語を話せる台湾の人という設定だったので、字幕は最初だけだった。
そして、18年前のジミーは日本のアニメが好きで、
スラムダンクのファン、「左手はそえるだけ」といった名セリフも笑
現代の日本で湘南にいき、あの有名な踏切のところで記念撮影。
スラムダンクファンの私も「うわぁー」となった笑
また、作中はミスチルが台湾でも人気だとか語られ、ミスチルファンの私にはたまらない。
今回、この映画を観るきっかけになったのも主題歌がミスチルに決まったからだったし。
松本の居酒屋の「一休みはより長い旅のため」と書かれた看板、
いい言葉ですね~。よかった。
飯山線でトンネルを抜けた時に雪景色、最高だった。
そこで「ニ度と会うことがないであろう、友人」との出会いもよかった。
雪に戯れ、雪合戦して、楽しそう。
長岡ではネットカフェであった店員とらんたんを観に行き、飛ばしてみたり。
まさに人生、一期一会だよな。
私自身も湘南、松本や長岡、只見、
いずれも行ったことのある場所だっただけに感慨深かった。
旅にもいろいろな捉え方があり、自分探しとはよく言うけど、
自分を確認するため、とか、終わらない旅に出かけるとか。
のんびり電車で旅をしたくなった。
久しぶりにいいお話、いい映画でした。
ジミー役のシュー・グァンハンさん、18歳、36歳を演じ分け、素晴らしかった。
アミ役の清原果耶さん、きつそうでどこかもろそうな役、ばっちり。
雪でジミーと戯れた2度と会わないであろう友人役の道枝さん、チャラい役、ウケた。
他にも黒木華さんに黒木瞳さん、松重豊さん、ちょい役だけど存在感ばっちり。
青春18×2、というタイトル。そういうことだったのか。
青春18切符ではないんだな。
手を繋ぐことの大切さ
清原果耶ちゃんの透明感とジミー役の人の素朴さと台南の人の優しさが光る映画。
原チャリの二人乗り、海辺の戯れ、丘の上からの夜景、大学入学までのモラトリアム期間、全て素敵な思い出。そういう経験は人生の宝。
宝を一緒に作った仲だから、愛おしい事が伝わってくる。
この歳でいろいろ経験したが、忘れていた手を繋ぐ事の大切さを思い出した。どんな体の接触よりも大切な、最初の手繋ぎ、大事です。
古くテーマですが、普遍的なテーマであることを認識させられる映画です。心の回復にどうぞ。
よくあるストーリーだけど...
ストーリーはよくある感じで想像通りといえばそれまで
だけど、何がいいかというと主演の俳優さん
自分ははじめましての俳優さんですが、かなり良かったです
18年前のシーンでは本当にウブの若者にしか見えないのが凄い
年齢を調べたら今年34歳???
なんか目を引く俳優さんでした
たまたま見つけて、観てみて良かったです
楽しみました。序盤は少しだけ違和感があったけど、観て本当に良かったと思える映画でした。台南の風景はどこか懐かしく、物語は余韻がありました。事前の情報を一切入れず、予告編も見ずに行くのが一番楽しめると思います。自分も情報ゼロで観たおかげでとても楽しめました。
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