劇場公開日 2024年5月3日

青春18×2 君へと続く道のレビュー・感想・評価

全250件中、201~220件目を表示

4.5一期一会の初恋・青春・旅

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

清原果耶さん主演の日台合作ラブストーリーということで注目していた本作。公開初日に舞台挨拶中継上映があったので、さっそく鑑賞してきました。切ない恋に胸を締め付けられ、同時に人との出会いの大切さを感じ、なんだか無性に旅に出たくなりました。

ストーリーは、台湾で起こした自身の会社を追われた36歳のジミーが、久しぶりに帰郷して過去にアミから受け取ったハガキを手にして、“互いの夢が叶ったら再会しよう”という彼女との約束を果たすべく日本へ旅立ち、彼女の故郷・福島へ向かう道すがら、18年前にこれといった夢もなくカラオケ店でバイトしていたころ、日本から来たバックパッカーで4歳年上のアミと出会い、彼女に心惹かれていった日々を思いだすというもの。

18年前の恋の思い出をゆっくりと思い出すように描くシーンの数々が胸に沁みます。中でも、ジミーの心に深く刻まれた、アミとの出会いが印象的です。人なつこいアミの笑顔にみんなが癒され、そんな人たちが返す笑顔にアミ自身もまた癒されてゆきます。この出会いが、将来の夢もなく惰性で過ごすジミーの日々を色づけてくれたことは言うまでなく、ジミーがアミに惹かれていく様子が丁寧に描かれています。台湾のにぎやかな街並みや人情味あふれる人々の姿を背景として、抒情的に描かれる二人の恋に、こちらも優しい気持ちになれます。

旅の目的を問われるアミが、「自分探しではなく、自分の生きてきた道を確かめることだ」と答えます。その意味は早い段階で薄々気づいてしまいますが、それ故にアミの心中を察して切なさが込み上げてきます。“人との出会いが相手に何かを残すのか”と自問するシーンがあったと思うのですが、アミとジミーは互いに大きなものを間違いなく相手に残したように思います。アミはジミーに夢を、ジミーはアミに生きる希望を残したからこそ、ジミーは努力を重ねて成功し、アミは病気と向き合う覚悟をもてたのだと思います。

それは、18年後のジミーの旅でも同様で、電車内のバックパッカー、居酒屋の店主、ネカフェの店員など、彼らとの一期一会もまた、アミとの思い出と紐づいてジミーの中に刻まれていくのでしょう。鑑賞中は頭に地図が描けず、後で調べたら、ジミーは遠回りをしていたことに気づきました。それはジミーの心中の表れであり、結果これが偶然の出会いをもたらしたとも言え、本作のもう一つのテーマに繋がっているように思います。そうしてたどり着いたアミの実家で手にした絵本に込められた彼女の思いに、胸が締め付けられ、涙が込み上げてきます。この旅を経て、ジミーがまた力強く人生を歩んでいくことを願ってやみません。

主演はシュー・グァンハンと清原果耶さんで、惹かれ合うジミーとアミを好演しています。脇を固めるのは、ジョセフ・チャン、道枝駿佑くん、黒木華さん、黒木瞳さん、松重豊さんら。

今回は舞台挨拶中継があり、監督やキャストが登壇されましたが、上映前ということもあり、内容や撮影に関するお話が聞けず、盛り上がりに欠けたのは残念です。そんな中、台湾では青春のイメージカラーがオレンジだという話が聞けたのはよかったです。事前に聞けたおかげで、作中のランタンの色、それを描くアミの心情に、特別な意味を感じることができました。

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おじゃる

4.0人生という旅

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

人と人との出会いは一期一会。相手を尊重したり大事に思ったりする気持ちがあれば、もう二度と会わない人々とも、着実に繋がっていくことができるんだなぁと思いました。

旅っていいね。
人生も一度きりの旅だよね。
ミスチルが聴きたくなる。
ラブレターが観たくなる。

切なくて、優しい映画でした!

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Sakiko

5.0久々に何度も見直したくなる映画

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

ジミーとアミ
この2人を軸に物語は進んでいきます

出てくる登場人物がみんな温かくて素敵な人達ばかりで人の人との繋がりを大切に感じた映画でした。
主演のグァンハンさんと清原果耶さんはとても繊細な感情表現が素晴らしかった。
呼びかけ方、声のトーン、くるくる変わる表情
一つ一つが丁寧で良かったと思います。

2人のやり取りが可愛らしく微笑ましくそして切ない。2人の演技に泣かされました。

個人的には途中で出てくる道枝くん演じる幸次が無邪気で可愛くてこの物語の良いスパイスになっているなと思いました。

また台湾と日本の美しい風景もこの映画のみどころです。トンネルを抜けた先の雪原、日本の桜、暗闇の中に無数に輝くランタン、台湾の夜景、どれもキラキラして心に閉まっておきたいくらい素敵でした。

主題歌の記憶の旅人はまさにこの映画そのもの。
歌詞や旋律、歌声も本当に良い
ミスチルは天才だなと改めて感じました。

エンドロールを最後まで見終わることでこの物語は完結すると言っても過言ではない
この曲が終わり映画が終わった後にすぐにまたジミーとアミに会いたくなる

本当に素敵な映画でした
何度も観に行きたいと思います

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ナツ

3.0今一つ物語になじめず

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

まず、人との出会いがどれも不自然で話に集中できませんでした。
あと、現在から昔の出来事を懐古するストーリーに目新しさは感じないです。
ただ、「夢が叶うまでがんばる」という青年期ならでは純粋さ・無邪気さは、懐かしかったです。

ちなみに清原果耶さん、演技上手で好きな女優さんですけど、日台合作の本作では日本語少なく特段上手とは感じず・・

日本(清原さん)目線だとバッドエンドですけど、台湾目線(男性俳優)だと再生に向けて前向きの話になるんでしょうかね。
今一つ物語になじめませんでした。

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お抹茶

5.0遠回りしてたどり着けた

2024年5月4日
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久々にめっちゃ感動して涙が出てきた。

台南で出会ったアミにしどろもどろになるジミー。焦ったくてむずむずする。てかあんな子きたら好きになるに決まってる!

そこから18年後、主人公が最愛の人に会うため日本に…
前半で感じた違和感(来るの遅すぎじゃないか)とかあったが後半納得、そう言うことだったのかぁとそしてアミの思いを知ることでさらに感動。

ミスチルの記憶の旅人も主人公に寄り添ってて最高。久々にヘビロテしてる。

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いたかわ

5.0ほぼ無条件におすすめできるが、一応の注意書きは欲しかった

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

今年171本目(合計1,263本目/今月(2024年5月度)5本目)。
(前の作品 「無名」→この作品「青春18×2 君へと続く道」→次の作品「バジーノイズ」)

 日台合作とのことで、日本・台湾のどちらの風景もほぼ半分で出てきます。

 18年前、台湾で知り合った2人は、ある理由で別れてしまいます。それからまた18年後に日本に来て彼女を探そうとする主人公(この映画の主人公は2人いると思いますが、便宜上)と、「もう一人の女性主人公」がなぜ18年前に台湾に来たのか、今(現在の軸)何をしているのか…というストーリーです。

 きわめて大きなカテゴリではロードムービーに入りうると思うし(実際に車を運転していたかは問わない)、また「扱われている事項」についても、2023~2024年において実際に日本において研究が盛んである「ある事項」であり(ネタバレ回避)、これらまで踏み込みつつも基本はこの2人の18年前の台湾での出会いと、現在の男性主人公の日本での「彼女を探す旅」という2つの時間軸がメインといったところです。

 きわめて完成度が高く、細かい部分について解釈を個々にゆだねているかなという部分はあります。それはそれで一つの手で、完全丸投げも困りますが(作品になっていない)、大きなストーリー枠と細かい部分の設定はありつつ、「細かい部分の解釈の揺らぎを、あえてつめないことで個人で考えてね」という部分については極めて高評価といったところです。

 今年のGWはこれで決まりといったところでしょうか。

 …とはいえ、法律系資格持ちはやや気になる点もあり、以下は気にしたところです。
採点は以下のようにしています。

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 (減点0.2/「ランタン飛ばし」に関して日本で行う場合の配慮が足りない)

 この文化は旧正月からきたもので「どこが起源か」というものを定めにくいですが(日本、台湾、あるいはタイ、マレーシアほかでも似たようなものは共通して存在する)、この「ランタン飛ばし」は以下に後述するように、日本では極端に色々複雑な問題を抱えている一方で、「原始的な方法」で行うと火事になりかねませんので、ここは注意書きが欲しかったです(とはいえ、現在では行政主導のお祭り程度でしか行われておらず、個人が手作りで飛ばすということがあまりない模様だが、やろうと思えばできるので)。
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 (減点なし/参考/日本での「ランタン飛ばし」について)

 日本での「ランタン飛ばし」は2020年ごろから台湾文化ブームの中で、コロナ事情のもとでも最低限の人数で集まって開催できるお祭りとして(もともとは無病息災等を祈る趣旨のもの)各地で行われていますが(映画の描写の通り、新潟などでは台湾とは無関係にお祭りがもともとある地域も若干ある。東北に多い)、日本では、

  (1) 台湾からの文化紹介として取り入れられたこの「ランタン飛ばし」に各種の業者がいろいろな商標や特許を出願したこと

  (2) その中には安全に関するもの(映画のように、原始的に火を用いる方法のほか、火のように見えるランプを入れる等の代替案)が特許化され、特許を巡って争いが見られたこと

  (3) それを回避するために原始的に「火を使う方法」では、どの法律が適用されるか行政ですら不明であった点(現在では消防行政であろうという考え方、「空港の近くではやらない」という共通認識ができあがった)で、「誰もどこに問い合わせるのか」で混乱が見られた

  (4) 発祥を台湾とする場合でも、日本はいわゆる「台風国」であり、台風の進路如何によっては特に夏休み~秋にかけてこれらのお祭りが中止になることもあったが、主催者側が「催事保険」(イベント保険)に加入するコストを抑えたのか、「強風のおそれ」を理由とした場合に払い戻し等に応じずトラブルになったこと(実際に、2023年には「チケット代は返還して」と大阪地裁に裁判も起こされています)

 …とトラブルがとにかく多く、単独のものや複数論点混ざるものがあります(上記はできるだけ個別に分解したもの)。特に指摘するのが(3)で、日本では伝統的にお祭りとして行われれる東北など以外ではあまりなじみがない「台湾からの文化」のため「どこに許可をとってどうすればよいのか」わからず混乱した時期があります。

 この点、さらに突き詰めると、(2)の論点も発生するため「固有名詞」などが使えず(映画内でも「ランタン飛ばし」以外の字幕は出ません)、色々難しい問題ではあろうと思いますが、ここは何らかの配慮が欲しかったです。

 (減点なし/参考/男性主人公が日本で取ったルートについて)

 女性主人公が「今はそこで過ごしている」とされる場所までの移動方法についてですが、台湾の鉄道は日本の統治時代のものをできるだけ利用している部分があります(いわゆる「鉄道」。これとは別に戦後に日本などからの強力で「新幹線」もできました)。台湾は山岳地帯も多く「住める地域」が狭いため、日本の統治時代からのものを基本利用して、戦後になって多少新しく作られた路線もありますが、この「建設できる部分の狭さ」の問題で、日本でいえば複線か、単線の部分もまま見られます。

 個人的には台湾の鉄道(新幹線除く)がこうした事情であることは2024年時点でもそうなので、あえてそれと重ねられるルートを取ったのではないのかな、と考えたところです。

 (減点なし/参考/日本と台湾の郵便物の事情)

 国際郵便を扱う条約に「万国郵便条約」がありますが、台湾は諸般の事情で加入することができないため、「第三国経由」という方法が「形式的には」取られます(その国としてシンガポールが一時期普通だった)。ただ、「郵便物」を利用したいわゆる「細菌テロ」の類が見られるようになった2000年以降、「条約がどうこうより、本人に直接届けることで第三者が不測の事態を被ることがないようにする」という考えが普通になり、今では実質的に効力を失っています(特に国際的にみても台湾については。現在でも国として未承認の地域の中には、北朝鮮のように「届くかどうかすら不明」「郵便局にもっていっても受け取ってもらえない」のものもあります)。

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yukispica

4.5始まりから主題歌の終わりまで、綺麗な映像作品

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

回想シーンの青い美しさや、登場人物の心の中を描くのがとても上手で、完全に引き込まれた。
ありがちではある物語の設定の中でも、病についてはあまり語らないところに他とは違う角度の悲しみや切なさを生んでいるような気がする。
主題歌はMr.Children/『記憶の旅人』という曲であったが、まさにこの映画のための曲だと思う。見なきゃ分からない、感じれない切なさや信念が鳴らされていると思う。
曲調も、近年のMr.ChildrenにはなかったMr.Childrenっぽさが感じられ、自然に入ってくる。
ピアノとストリングスのアレンジにはイギリス人作曲家のサイモン・ヘイルが関わっている作品になっており、迫力と心地良さが映画に寄り添っていると感じた。かなり凄まじい音楽体験だと思う。
映画音楽も終始綺麗に鳴っており、アミとジミーの青春を支える支柱となっていたと思う。

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新人のマリちゃん

4.5青春映画のカテゴリーに留まらない

2024年5月4日
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鑑賞方法:試写会、映画館

主演の2人の表情が素晴らしく、誰もが持っている初恋の記憶を思い起こしてくれるだけでなく、今まで歩んできた人生をそっと肯定し、これからも自分らしく進んで行こうと思わせてくれる、むしろ大人に向けた心のオフセットムービー!

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hy

4.0あざといが美しい・・

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

時々入る白銀比のラインが美しい。
この作品、シナリオは結構稚拙感があ最初は違和感満載だったが不覚にも後半は大号泣・・定期的に画面に走る白銀日の構図がとても美しくもの悲しさを見事に演出していた・・。生まれ故郷の新潟と縁の深い福島只見町の両都市が舞台となってることもあり思い入れはひとしおであった。岩井俊二の🎦LOVELETTERをオマージュしておりあざとさはひとしおだがここは素直に乗っかるがよい・・・。
映画の質的にはかなりチープ感はある。学生映画に近い・・・・この作品に関しては深読みよりも、ある程度目をつぶる事が肝心かと・・・

恋愛映画のツボをこれでもかと恥ずかしげもなくぶち込んでくるところに乗っかりさえすれば号泣でいける(笑)そのファクターは充分抱えていてそのむしろ素人感がこの映画で描かれる恋愛の形態の純粋さを表象してるかのようではないだろうか?

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mark108hello

4.5一人旅って自分と向き合う

2024年5月4日
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ひとり旅って知らない街や場所に行って新しい発見を楽しんでいて
意外と自分と向き合う時間なんて無いように思ってたけど
そういえば長い移動中は美しい景色をみながら色々考えてたな、と思い返す。

ストーリーはスタンダードな展開だけど
美しい日本と台湾の風景と出会う人たち、
そして主人公がすごくAmiが好きだったという気持ち、葛藤がすごく胸に突き刺さる。

それを映像や音楽・演技で魅せてくれた良作でした。

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ヒョコツ

5.0“胸にしまった大切な思い”

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

清原果耶に特別な思い入れは無いが、予告編になんとなく心惹かれ、公開を楽しみにしていた。

エンドロールで制作スタッフを眺めると、文字通りの台湾・日本の合作。

【物語】
36歳の台湾人ジミー(シュー・グァンハン)は大学時代に仲間と立ち上げたゲーム制作会社の社長だが、業績不振を理由に解任に追い込まれる。最後の仕事として日本の取引先との打ち合わせで東京に出張する。 打ち合わせ後、ジミーは日本の女性アミとの思い出を胸に一人列車に乗る。

アミ(清原果耶)は18年前、高校生のジミーがアルバイトをしていた台南のカラオケ屋を訪ねて来た女性だった。台湾を旅(放浪?)している間に財布を無くしたため、その店で働かせてくれと言うのだ。ジミーとアミは夏の間同じ店で働くことになる。

ジミーは4歳年上のアミに淡い恋心を抱くようになる。 バイク二人乗りで夜道を走ったり、映画を観に行ったりするうちに距離が縮まって行ったのだが、ある日突然日本へ帰国するとアミに告げられる。ジミーはハッキリ思いを伝えることもできずにアミは去ってしまった。

18年後ジミーは長野・新潟・福島と旅をしながら、18歳の夏に思いを馳せる。

【感想】
これは良かった。
邦画で良いと思えるラブ・ストーリーはなかなか無いのだが、本作(正確には日本・台湾合作だが)は数少ない秀作に数えられると思う。

シュー・グァンハンと清原果耶のダブル主演の形になっているが、目線はあくまでジミー。 若いジミーの初々しく高まる思いや、それとは対照的に大人になったジミーがやや沈んだ思いで巡る旅先で出会う人との対話や行動、心の動きがとても良い感じ。

清原果耶はこれまで落ち着いた、どちらかと言えば暗い役が多かったイメージだが、本作は珍しく気さくで明るい女性。 が、終盤になって観客に明かされる“ジミーに見せていなかった表情”は「さすが清原果耶」と思わせる演技。胸に迫るものが有った。

物語の結末に関しては「またこういうやつか」と思わせるベタとも言える展開に正直少々ガッカリしたが、それでも失望するところまでは行かず、トータルでは秀作と思えるのはそこに至る描写がとても丁寧に描かれているからだと思う。

特に36歳パートは日本の美しい風景を含む情緒感たっぷりな映像・編集・演出も良かった。ただ1つ不満なのは映像が暗い。 特に36歳パートは18歳パートより暗くしているように思えた。意図的にそうしているのだと思うが、俺は画面が終始暗いのは苦手。雪景色等普通の露出で撮っていれば、もっと素晴らしい只見の雪景色を楽しめたはず。それだけは残念だった。

劇中で、岩井俊二作品の“Love Letter”が使われる。若い2人が台湾で観賞するだけでなく、本作は“Love Letter”をオマージュしていると感じた。“Love Letter”が邦画ラブ・ストーリーの最高傑作と思っている俺にはそれが嬉しかった。そしてまた観たくなってしまった。

希少な「大人が楽しめるラブ・ストーリー」としておススメできます。

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泣き虫オヤジ

4.0旅先で出会った人達の優しさと、悲しいラブストーリーが融合した感じの作品。 本年度ベスト!!!

2024年5月3日
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鑑賞方法:映画館

清原果耶さん目当て。
涙を流す彼女の演技がとても好き!
本作も良かった!
自分的に涙を流す演技は日本一の女優と認定しています(笑)

彼女が演じるアミ。
一人旅の台湾で財布を落とし、日本語で書かれた看板のカラオケ屋で住み込みで働く事に。
そこでバイトをする18才のジミーとの切ないラブストーリーって感じ。

本作はジミーの18才と36才の出来事を中心に展開するストーリー。

アミがカラオケ屋で働く中、ジミーとのやり取りでアミの行動が微妙。
映画を観終わった後の涙。
アミの部屋にノック後突然入って来るジミーに対する行動。
アミがジミーに抱きついた時の涙。
これらのシーンでのアミの微妙な行動が後半で解き明かされて泣ける。

36才になったジミー。
日本を訪れてアミの故郷の福島への一人旅。
何故か新潟など違う所に行くのが意味不明なんだけど、そこには意味があった。
ジミーが旅先で出会う人達が意外と豪華なキャスト陣(笑)
道枝駿佑さんはメッチヤ明るいバックパッカー。
黒木華さんは茶髪が美しくも人助けと言う名でバイトを離脱する優しいフリーター。
松重豊さんも直ぐに行動する優しいおじさん。
ジミーが色んな人達の優しさに包まれている感じが観ていて心地良い。

そして18年振りに二人が再会するシーンは涙が止まらない(笑)
それに加えアミが書いた絵本にも涙が止まらない。
好きな人に、あんな絵本を書かれたら泣くしかないだろっ(笑)

台湾と日本の美しい風景もとても良かった!
優しさに包まれた作品に加え涙も多めの作品って感じ。

自分も久し振りに一人旅がしたくなりました( ´∀`)

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イゲ

4.5主演二人、そして助演含めた俳優たちの佇まいの在り方にただ浸れる

2024年5月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

推しの女優が出演する映画・ドラマはいくつも観てきているが、主演する映画作品を漸く観る事ができ感慨もひとしお。
時を行き来する構成・ストーリー自体には特段の目新しさは無いようなのに、なんだろうこの自然さは…惹き込まれ具合は…!と云うのが正直な感想。
主演男性は見事に「二役」を演じていて彼視点で彼女に恋をし想い出に浸り、彼女視点のシーンでは明るい振る舞いの背景に触れその気丈さにより想いを熱くする。
助演含め、替えが利かないキャスティングが為し得た、佇まいに浸れる好い映画だった。
日本人視点では台湾好きにイチオシ。
個人的には旅行に行った事のある台湾北部も登場したのが嬉しかった。

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entranslope

5.0清原かやちゃん、可愛かった! とても、感動しました。

2024年5月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

清原かやちゃん、可愛かった!
とても、感動しました。

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ブラックドラゴン

4.5トンネルを抜けた先

2024年5月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

うわぁぁぁぁ、やられた...。
藤井道人がまたもや傑作を作りやがったよ...マジすげぇなこの人。「余命10年」に次ぐ、美しくも儚い、上品な青春ラブストーリー。予告の段階で結末は何となく想像出来ていたし、ちゃんとその通りだったからストーリーに斬新さはないんだけど、それでもこの点数になるほど大満足しちゃうのは、間違いなくこの藤井道人という天才が監督・脚本を手掛けたから。台湾、そして日本。こんなにも綺麗な街だなんて、この監督が撮らなければ知り得なかった。恋愛以上に、旅がしたい。そう思えるほど、今回もまた息を呑む美しさが画面いっぱいに広がっていた。

この監督の映画を見ると、自然や景色、人の温もりを感じて美しいな〜と思える感性をもっと大事にしないとなと思ってしまう。純粋な心を取り戻す、いいきっかけを与えてくれる。世界は、現実は素晴らしいもので溢れているんだから、スマホなんか見ずにもっと視野を広げないとな。
清原果耶がもうたまらなく可愛い。初恋の存在、青春の象徴となりつつある。大好きな映画にはいつも彼女がいる。「宇宙でいちばん明るい屋根」「まともじゃないのは君も一緒」「夏への扉」「線は、僕を描く」etc...。顔も性格も、まさに憧れの女性って感じ。こんなの好きにならないやつがおかしいだろ!山田杏奈と小芝風花が個人的に女優二大巨頭だと思ってたけど、やっぱり清原果耶も入れて三銃士だな。だって今年一、心が動かされちゃったんだもん...。

登場人物、いい人たちばっかりなのも最高に愛おしい。思いっきり抱きしめたくなる映画ってこういうの。道枝くんなんて、ほんとちょこっとしか出てないのにめちゃ心に残るし、役柄バチハマりで超いいじゃねぇかよ。エモさ全開。。。旅の良さを教えてくれるかのように、道中で出会う人は面白くて優しい人ばかりで、大袈裟かもしれないけど、日本も捨てたもんじゃないなと思った。日本人と台湾人がごく自然に登場するのも、しかもしつこくないのもいいよね〜...。

ストーリーはベタでも、見せ方でこんなに変わるんだなと、改めて映画の持つパワーに驚かされた。エンドロールではどっぷり余韻に浸れるし、胸がいっぱいになってこれ以上無いほど心が満たされるし。青春を味わい、大人になって思い返すという意味が込められた「青春18×2」。見事な構成と演出、何より映像に心掴まれっぱなしでした...。また大好きな映画が生まれたよ。。。

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サプライズ

4.5王道なんだけどそれがいい!

2024年5月3日
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王道なんだけどそれがいい!

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とよ

5.0観てよかった

2024年5月3日
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泣ける

普段考えもしない自分の青春も振り返るきっかけとなった。
自分の青春の人はなくなってて、もう会うことも話すこともない。
振り返らず前を進むしかないし、明日からまたがんばろうと思えた。

日本と台湾、過去と現在が交差する上質な素晴らしい映画です。主人公がピュアすぎて、、
恋愛の濃厚なシーンもなく、カップルでも家族でも安心して観ることができるのもおすすめ。

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たぷ

5.0少し非現実 無理な設定はあるが それを差し引いても 涙腺に来た 満点❗️最高❗️

2024年5月3日
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泣ける

萌える

コレ 作中に 岩井俊二の 「ラブレター」中山美穂❓出てきたけど 俺 知らんねん❗️
以下5月5日追加あり 鑑賞は5月3日封切り日

5月5日 流石に暇なので、図書館行ってきた 家のすぐ近くだから キネマ旬報最新号【年間ベスト10号は買ってますよ❗️あと緑🟢の95年史も❗️】眺めて来た 勿論 3者レビューのトコだけ
おいおい🙄キネマ旬報の掲載の評論・💢愕然の超低評価 『異人たち』『インフィニティ♾️プール』より下って・・
仕事だから仕方ないとはいえ、斜に構えすぎ あのな 映画というのは娯楽 ❗️学問じゃ無い
人の心をいかに揺さぶるかが全て💢 わかるよ 構成がどうやらは
しかし キネマ旬報読者は 大半は ツウとはいえ娯楽で見てる人なのでコレは無いと思った 3-2-3 ってなに❓
『ラブレター』の引用がどうやら 健さんの『しあわせの黄色いハンカチ』がどうやら んなこと💢
俺は 映画学科の大学生では無いぞ💢 映画好き映画シロウトジジイやねん❗️先が無いねん❗️以下 前文冒頭2行に続く。

逆に あまり知られてない 中井貴一 の「ラブ・レター」
被った。 ちなみに 中井貴一さん作品は【ツボにハマる人ハマらない人分かれる超ベタ泣かせ作品❗️】
レンタルビデオで号泣した😭家でよかった作品だった。

ネタバレはダメ 🙅だから 書けないけど 構造的には 非常に似てました❗️

涙腺決壊寸前 の 思いやる気持ち 想う気持ち作品。

藤井監督さんが お爺さんが 台湾の人 らしいから 非常に 日本・台湾
カットバック 映像行ったりきたりが 親和性が高く 観客を 台湾の青年、転じて実業家 転落の目線にさせてくれる

まさに 映画館の大スクリーンだからこその 一期一会 の感動🥺
多分、もう観ることはないと思うのは「中井貴一の ラブ・レター 1998」同様
ただし 中井貴一さんの方は ビデオだけども

【イジワルジジイのツッコミどころ】
日本の電車🚃 JR東日本 単独管内に忠実すぎ 江ノ電除く
あと 新潟から只見って ツウすぎるがな まあ 只見線は素晴らしいが
なんか 最近見た❓江戸時代の伝記映画も同じルートだよね レビューも上げてるけど 忘れた❓

あと最近の「4月になれば彼女は」に似てた部分あり

でも ひねくれジジイの視点でも 心の琴線に触れた😢

ゴールデンウィーク 恋愛関係 3本も同時メジャー上映
消去法で 中年の恋ってもなぁ❗️ なんか 若い人で管理人も音楽編集もよくわからない❗️
という テキトーな理由で観た
あっ❗️有料パンフは購入した けど 見ていない。 感動に❗️有料パンフは不要カモ🦆ねぇ
でもパラパラめくったら 適当な文字数の まさに中庸な有料🈶パンフと見た。
【実はホームページが意外と情報量多かった(ただ重複は少ないと思う🈶のボリュームからして)】

まさに 思う気持ち 思いやり 一期一会作品❗️
お客様 あんまりいなかったが 何席か空いた 女性客 両方とも すすり泣き🥹の音が聞こえて
俺ももらい泣きしそうだった。

ハマる人 ハマらない人 いると思いますが
老若男女 ハマる人はハマる 好作品でした。清原さんも 主人公の台湾男性も好演❗️

だが いうところなしのところ 言うべきことがあった
【飲酒運転ダメダメ】と 息子の退路を断つ 星一徹のような 冷酷な指摘のジジイなのであった。

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満塁本塁打

5.0久々に素敵な映画に出逢いました。

2024年5月3日
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幸せ

泣きました。
一期一会を大切にしたいし、これからの人生、一生懸命丁寧に生きようと思ったし、心温まりました。
ジミーからの気持ちとアミからの気持ちが丁寧に描かれていて素敵でしたし、旅の途中で出逢う道枝駿佑さん、黒木華さん、松重豊さん、黒木瞳さんの重要で素敵なこと。
エンドロールのミスチルが映画の余韻を素敵にしてくれてます。
藤井道人監督、最高でした👏

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のん

4.018歳と現代を交互に進む心地良いストーリー

2024年5月3日
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泣ける

18歳と現代を交互に進むストーリーが良かった。
ジミー視点回想→終盤にかけアミ視点での回想とその間を紡ぐ現代の交差をしていくことにより伏線や答え合わせとなり、ちゃんと想いが届いた(通じた)と感じられた。
現代で、上手くいっていないジミーがアミの夢である旅をして、出会う人達、経験、想いがさらに紡がれ、18歳と現代を交差するストーリーをより綺麗に際立たせていたと感じた。

色のコントラストが抜群によく、出演者達の心情と画面の色合いがマッチングして、淡い、恋しく、清々しくなったりと気持ちの変化が入ってきやすく、心地良かった。

総合して、とてもいい映画だった。

個人的に今までは気にしてこなかったが、電車でトンネルを出た瞬間がとても綺麗だった。心のシャッターに残った。

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tomo