青春18×2 君へと続く道のレビュー・感想・評価
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1つのロードムービーと、それを追い重ねた もう1つのロードムービー
2019年に、非常にアレな片腹痛い映画を創ってしまった‘’いわくつきな監督‘’なので、鑑賞を控えようかとも考えましたが、予告編で観た、主人公を演じたシュー・グァンハンさんが、日本では忘れられてしまったような好青年にみえたので、この映画を鑑賞しました。
ちなみに、僕が在籍していた「日本大学 映画サークル」は、1度断絶してしまったので、
監督が学生時代に在籍していた「日本大学 映画サークル」は名前が同じでも、別なサークルです。
台湾での大学受験期間は、日本と同じ2月~4月、高校卒業は6月、大学入学は9月と
いう この半年間に起こる"想いで恋物語"。
初々しい18歳の少年と22歳のお姉さまとの 砂上楼閣な恋が美しい。
日本では、アルバイトを始めた1週間以内位に、バイト先で"歓迎会"を行ってくれることがよくあるが、
台湾では1月間後程度だろうか? 少し時間を空けてから、歓迎会を行うのが常なのだろうか?
この映画では。。。
アミは財布を無くしたというが、彼女の性格から、本当は無くしていないと思った。
ジミーの旅行編は「気ままな ひとり旅」ではなく、彼が各地に行く理由をもう少し丁寧なヒントが欲しかった。
撮影が綺麗で、特に"飯山線の上空からの撮影"が非常に綺麗だった。
理由が病気よりも、震災の方が 良かった。
「Love Letter」「恋文」と言う映画は 幾つかあるが、萩原健一さん、高橋恵子さんが熱演した「恋文(1985)」が最も好きです。
意味深長なタイトル
藤井道人監督と清原果椰ということで、「宇宙で一番明るい屋根」からのタッグに。日台共同制作をふんだんに活用して、台南での過去と日本での現在を、交互に映して話が進む。
人生の挫折でドン底のジミー。そんな彼が実家で見つけた懐かしい手紙。18歳の彼のひと夏の淡い思い出が蘇り、差出人のアミに会いに行くロードムービーだ。昔の台南での彼女とのエピソードと、現在の彼が日本を旅する姿が重なり、徐々に物語の全体が浮かび上がる構図となっていて面白い。
「旅」をテーマにしていて、美しい映像が岩井俊二風だなぁと思っていたら、劇中の映画館で上映されるのが岩井監督の「LoveLetter」。シャレてるのか、リスペクトなのか。
王道の純愛ドラマでありながら、ジミーが悲恋や挫折をグッと受け止めて消化しようとしていく姿が応援したくなる。さらに、終盤の物語のタネ明かしによって、それまで観ていた彼の心情が、単に見えていたもの以上であったことが分かり、より深く感情に迫る。このあたりが、単なる号泣映画とは異なり、緻密な構成の見せどころだろう。
悲劇に涙するというより、切なさに共感しながらも、鑑賞後に前向きな気持ちにさせてくれる。後味スッキリで、良い映画です。
記憶の旅人
自分はまだ日本から出た事が無くて、海外にまず行くなら台湾と決めていつつも中々行けず(パスポートめんどくさそうとか向こうの言葉喋れないなとか諸々)ですが、映画の世界はそういう異国の地へと連れて行ってくれるので擬似旅行としても楽しめるのが好きで観ているというのもあります。
そんな中で日本と台湾の合作映画、しかも清原果耶さん主演ときたらそりゃ観に行かにゃなという事で鑑賞。GW最終日というのもあって激混み、座席ガチャは…まぁハズレでしたね。残念残念。
そんなことは置いて作品はとても良い映画でした。淡くて実らない切ない青春映画だけど、映像の美しさやキャストの演技の良さもあってじんわり沁みる作品に仕上がっていて好みでした。
台湾のレトロな風景、美味そうな食事に人の温かみ、日本と近しい部分があるからこそまったりできる時間が流れていてとても素敵でした。
日本の風景は雪と桜。改めて日本いいものを四季に取り込んでるよなぁってなりました。美しかったです。
後半の種明かし、まぁ病気ものだろうなという予想はついていたので、アミがそうだったというのは予想の範疇だったのでガックシとまではいきませんが、やはりこれかという感じは否めませんでした。
ただ展開的にグダグダはしてなかったので、そこんとこはまだ良かったです。
主演のシュー・グァンハンさんは今作で初めて拝見したのですが、18歳と36歳の時の演じ分けが本当にお見事で、活発さと疲れた雰囲気を織り交ぜていて素敵な方だなぁってなりました。
清原さんの演じるアミがこれまたキュートでいて、どこか悲しげな雰囲気も合わさってやっぱこの人好きだわ〜ってなりました。
エンドロールでミスチル流すのいいねぇ!ってなりたした。話題には出していたので、どこかで流れるかなと思ったら物語を締めた後に流すのは見事にジーンときました。歌詞を一つ一つ追って作品の情景が浮かぶのも良かったです。
恋愛映画だけど直接的な感情ではなく、目と目合わせて笑い合って泣きあってという感じの美しさがたまらなかったです。もうワンパンチ欲しかった感は否めませんが、とても心地の良い作品でした。
鑑賞日 5/6
鑑賞時間 10:00〜12:15
座席 A-13
恋愛映画は全く観ないが、、
月に2本は映画館で映画を観るが、恋愛映画は全くと言うほど見てこなかった。たまたまクーポンで安くなったので、期待せずに観た。前半は「ぁあ、こんな感じね」と、少し台湾と日本語のツジツマ合わせにウンザリしていたが、、
後半、そしてラストに行くに従い、演者さん達の繊細な演技に抗いようがなく引き込まれ、気がつけば鼻水は出るは、目は泣きすぎて腫れるわで(´༎ຶོρ༎ຶོ`)、照明が明るくなる前にコソコソと出ました。ジミー役の役者さんの10代の不器用な愛情表現から、大人になってからの雰囲気、アミ役の女優さんの後半のどうしようもない心の動きの表現、あらゆる世代の何かを深く揺さぶるものでした。まずは役者さんに🙏✨✨
ありがちで陳腐なラスト
途中から見え見えだった。
なのに泣いた。
我慢しても嗚咽が漏れてしまい、号泣に近かった。
平日の日中で空いていて、近くに人がいなかったのが幸いだった。
映画を観てこんなに涙したのはいつ以来だろう。
ゲージツはいらない。
すっきりわかりやすいストーリー大歓迎。
だからこそ全体のテイストや俳優陣の力がものを言う。
主演の台湾の俳優が素晴らしかった。
醸し出す雰囲気が静かながら強く感情に訴えかけてきた。
最近の清原伽耶には一抹の不安があったが、
今作では以前のナチュラルさが戻っていて泣かされた。
黒木華もあの短時間ながら抜群の存在感。
その他も違和感を感じるところが全くなく没入できた。
台南に行きたい!
原作読みたい!
と強く感じた。
今年度No.1これに決定かな。
会えたなら…
台湾人のジミーと日本人のアミのラブストーリー。
私は泣くことはなかったのですが、切ない話&とても素敵な作品でした。
景色が良かったなー。題材にした日本映画が「Love Letter 」なのがいい。
駅の場面で電光掲示板にも「青春18きっぷ」って流れていたけど、旅メインの話かと思っていたら違いました。
ずっと思い続ける、忘れられない恋。18年も。。
ジミーがやっとアミに会いに行けたと思ったら実は……という流れかと思いきや、日本に来る時点でジミーはアミがどうしているかわかっていた。
ジミーの日本旅は、その上での心の旅だったのですね。
ジミー役のシュー・グァンハン、爽やかなイケメンさんでした。
脇を固める日本人キャストは安心して見れました。
黒木華ちゃんって演技の幅がすごい。こういう役もうまいですね。
山中崇さんは、クレジット出るまでわかんなかった。
パンフに山中さんの紹介がなかったのですが、わざとそうしてるのかな。
*****
台湾は、台北に旅行で2回行ったことがありますが、雰囲気がすごく好きです。
少し地味で優しい印象。バイクがいっぱいだった。マックで日本の歌流れてました。
「台湾に行きたいわん!」…と言って一緒に行った友人にスルーされたのも良い思い出~(((^_^;)
台湾のランタンと映画館、つい先日見た江口のりこの「ソロ活女子のススメ(シーズン4)」にも出てきました。アン・リー監督が子どもの頃過ごした映画館と言ってました。同時期に2回も見ると行ってみたくなる!(※今ならTVerで見れます)
映像の綺麗さに重点をおいた映画
映像はめっちゃ綺麗。
構図、カメラワークは最高でした。
その分ストーリーの弱さが際立ってしまい、バランスは悪いと思いました。
映像の力で強引に感動させてやろう的な感じ。
内容は恋愛邦画特有の臭さを、台湾映画の素朴さがマイルドにしてくれています。
繋がる縁
愛しさと切なさが涌き出てくる作品。
ジミー役のシュー・グァンハンさんが演じた
18歳から36歳は上手だった。特に18歳の
ぎこちなさは絶妙。
アミ役の清原果耶さんも4歳上の女性らしい
お姉さん風を然り気無く醸し出してたなぁ。
泣くシーンも多かったが、本当に綺麗に泣く女優さん。
旅って何が起こるが分からない。
一期一会で、その一瞬や一幕も特別な
思い出になる。スクーターを乗ってる二人
ランタナを空に飛ばす二人。良い画像だ。
時間がかかってもアミの実家に行けて良かったね。早く行ける時と時間がかかる時があるからね。大切なのは忘れない事。
その旅に出る前も父親は大切な言葉も
言ってくれたね。いつも見てくれてるから
伝えたいんだよ。丁度良いタイミングで。
旅に出ても運良く優しい方々出逢えた縁。
帰国してもカラオケ屋時代の仲間が
居たりと。ジミーが築いてきた御縁だよ。
新たな一歩が踏み込んで前を向いて下さい。
清原果耶が良い!
台湾と日本の映画だという事以外何の情報もないまま見に行きました。
現在と18年前の出来事を上手くリンクさせながら話は進んで行きます。
18年前の初恋を描きつつも今を映し出していて、切なさが爆発してしまいます。
もう涙が溢れて止まりませんでした。
それにしても清原果耶ってこんなに可愛かったっけ!?今まで何本もの出演作を見て来たけど、圧倒的にこの作品の清原果耶が良かったです。
Ꮮove Ꮮetter、もう一度見たくなりますね。
蒸し暑さと雪景色の間で
清原果耶が、台湾との合作映画に出てる。
それくらいの前知識で、週末からの新作映画で、上映回が減ってしまう前に慌てて観に行きました。
静かな映画で123分とちょっと長めだけど、それを感じさせない作品でした。
ものすごい映像美や音楽があるわけではないけど、映画館で作品と1対1で対峙して観て欲しい映画です。
しいていうなら、上映する季節を蒸し暑い夏か、雪が降りそうな冬にして欲しかったかな。
清原果耶の演技はもちろん良かったけど、台湾人の彼(33歳)の18歳と36歳の演じ分けも見事でした。
わかりやすい名作です
このジャンルの「映画」として完成されています。
きれいな映像、進行のスピード、みながわかる人生の局面、名俳優、後半で明かされる秘密、鑑賞後の印象・・・
監督さんは「余命10年」の人なんですね。その映画より良いと思いました。
この監督さんは、人生の教訓をはっきりセリフとして言わせます。
「余命10年」では、バーのマスター役(リリーフランキー)の言葉として。
今回は父親の言葉が台湾料理の主人や行きずりの旅人の言葉として繰り返されます。
最後の種明かしで涙腺決壊
「余命10年」(名作)の藤井道人監督の日本x台湾合作映画
台湾のカラオケ店で働くジミー。アルバイトを求めてやってきた日本人バックパッカーのアミ(清原伽耶)に恋心を抱き。始まりそうで始まらないなんとももどかしい二人の恋模様。やがてアミの帰国が決まるのだがアミはある秘密を抱えていて…。
ジミー切ないなぁと思ってたら実はもっと切ないのはアミの方で。
途中までは丁寧に淡々と進むのですが、最後の種明かしで一気に涙腺決壊。その後の回想シーンでまた涙。エンドロールのミスチルの曲が追い討ちをかけてまた涙。いやこれは絶対泣くって。もう一回見たら最初から切なくてずっと泣いてそう。
普段ならエンドロールでみんなぞろぞろと帰り始めるのですが最後まで席を立った人がいなかったです。帰りにパンフを買おうとしたら完売ですって。そんなことある?
いつまでも余韻の残る素晴らしい映画でした。
映画と主題歌の相乗効果!
Mr.Childrenが主題歌を担当するとニュースで見てから予告編を何度も見て、公開初日にやっと本編を見ることができました。
別れの電車でアミが流す涙の、何と美しく切ないことか。
「記憶の旅人」の桜井さんのファルセットを聴くたび、映画を観た時に感じた切なさが蘇ります。
清原果耶さん目当てで…
清原果耶さん目当てで観に行きましたが、大満足です。
終始可愛いしますます好きになりました(笑)
演技もさすがだし、表情や感情の出し方が本当に上手でアミさんに惹き込まれました。
清原果耶さんの出演映画だと、望み、護られなかったものたちへ、線は僕を描くを観に行きましたが、その時とはまた違ったキュートな清原果耶さんを観られてとても満足です。
観て良かったです!
The.青春恋愛映画
日本と台湾のピュアな青春・旅情・恋愛映画で、大満足
いい!とてもいい!胸がキュンとしたり、ラストは泣きそうになったり。
台南や信州上越に旅に行きたくなるような風景も良かった。
シュー・グァンハンさんと清原伽耶さんが演じる若くてたどたどしい2人が、なんか自分の10代の頃を思い出すようなストーリーでした
さすが藤井道人監督
予告編からだいたい予想できる展開ながら、台湾と日本の美しい風景を抒情的に映した撮影と、誰もが思い当たる節があるような甘酸っぱい初恋描写によって、ただ可哀想なだけの余命ものとは違う実に感動的な恋愛映画になっている。
また旅先での一期一会的なふれ合いは、あぁ旅ってこういうものだったよな、と思い出させられる。
すべての主要な登場人物にしっかりとした存在感があり、演者もみな素晴らしい。特に主役のシュー・グァンハンは撮影時30前後のはずなのに18才に見えるのはいったいどうなっているのか…? その瑞々しさが良い。
エンディングテーマのミスチルの曲があまりにも映画の内容に合っていてそこから着想されたのかとすら思ったが、本作のための書き下ろしなのね…
そうしたところも含め、全体にしっかりとした映画としての手触りがある。さすが藤井道人監督、というべき良作。
岩井俊二リスペクトが凄い
岩井俊二は台湾でも人気高いそうですね。
ラブレターというよりは、ラストレターの神木くんと福山を一人で演じた感じでしょうか。
心地よいし昔を思い出してエモい気持ちになりますが、なんか見たこと有るような作品に感じてしまいました。
ほぼ期待どおり
爽やかで、切なくて、泣けて、最後は前向きで、ほぼ期待したとおりの良い映画でした。
一見ありがちでお決まりとも思えるストーリーに、やや退屈するかなぁと思えた前半部分も、なぜか不思議とずっと見ていられたし、後半の盛り上がりは、さすがの藤井監督と言う感じだった(個人的には予想外の展開だった。)。
主演の台湾の俳優さんは、18歳と36歳の演じ分けがとてもナチュラルで(どちらもその年齢に見える)、清原さんは、言わずもがなのさすがの演技力だった(特に涙をこらえるシーン等)。
日本と台湾(主に台南)の風景が、キレイな映像で収められている点も好印象でした。
ピュアすぎるとも言える話だけど、まあそれも含めて、見て損はないです。
分かっていても、ついホロリ
これまで妹役が多かった清原果耶が、年下の男性と向き合う女性アミを演じていて、その雰囲気が新鮮だった。
真相を明らかにしたあと、印象的なシーンをもう一度見せる演出が良く、二度目ではアミの表に出せない思いが伝わってきて、分かっているのだがついホロリとしてしまう。
台湾に、そして日本の雪国へ、旅したくなる映画だ。
途中まで
予告編から期待あり。
現代パートでの旅をする感じが元々好きなジャンルだったのもあり、かなり期待して鑑賞。
序盤の過去パートでの青春の描き方はとても素晴らしかった。
話が進むにつれて感動が薄れてくるというか、誰しもが展開がわかったであろうくらいの所から、急激に鑑賞する集中力が切れてきたがした。
でも途中で出てくるlove letterや、岩井監督の名前が出た時は、自分の好きなことだったこともあり前のめりになるが、全体的には他の方たちのような感動は得られなかった。(絶賛のレビューやSNSでの評価などが多くみられて、期待が大きくなっていたので)
後、登場人物がみんないい人たちばかりっていうのも入り込めなかった一因なのかなと。
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