一月の声に歓びを刻め

劇場公開日:

一月の声に歓びを刻め

解説・あらすじ

「幼な子われらに生まれ」の三島有紀子監督が、自身が47年間向き合い続けてきた過去の出来事をモチーフに撮りあげたドラマ。北海道・洞爺湖の中島、伊豆諸島の八丈島、大阪・堂島の3つの「島」を舞台に、それぞれ心に傷を抱える3人の物語が交錯する。

お正月、洞爺湖の近くで1人暮らしするマキの家に家族が集まり、彼女が作ったおせち料理を囲む。マキはかつて次女れいこを亡くしており、一家団らんの場に喪失の雰囲気が漂う。八丈島に暮らす牛飼いの誠のもとに、娘の海が5年ぶりに帰省する。誠は交通事故で妻を亡くし、男手ひとつで海を育てた。海は妊娠しており、結婚さえ知らずにいた誠は複雑な思いを抱く。元恋人の葬儀に参列するため故郷の堂島を訪れたれいこは、レンタル彼氏をしている男トト・モレッティに声をかけられる。過去のトラウマから誰にも触れることができない彼女は、そんな自分を変えようと、男と一晩過ごすことを決意する。

「船でやってきた者」れいこを前田敦子、「船を待つ者」誠を哀川翔、「船で向かう者」マキをカルーセル麻紀が演じ、坂東龍汰や片岡礼子、宇野祥平、原田龍二、とよた真帆ら実力派キャストが共演する。

2024年製作/118分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2024年2月9日

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映画レビュー

2.5モノクロのあっちゃん カルーセルのレトロ

2025年5月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

2024年公開作品

監督と脚本は『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』『少女(2016)』『Red』の三島有紀子

彼女の自伝的作品らしい
オムニバス形式だがオムニバスではない
難解な脚本
難解な演出
眠気を誘うであろう見づらい映像
全国のイオンシネマで華々しく上映されるような代物ではなく宮城県ならフォーラム仙台しか上映しなかったであろう作品

新人でもない商業映画に関してはそこそこ実績豊富な彼女がこんな作品をプロデュースしてまで劇場公開したのかよくわからない
事実に基づいてありのまま描くと色々と多くの人に迷惑をかける事になるのでそこは大人だからかなりぼやかしたために玄妙な仕上がりになったのではないか
でもそうしなければ前に進めない苦悩があったのだろう

ちなみにカルーセル麻紀のカルーセルの意味は回転木馬
働いていた店の名前から拝借したらしい
ココリコは待ち合わせの店が由来だしその点は似ている

配役
【北海道洞爺湖】
娘を亡くした父のマキにカルーセル麻紀
マキの娘で長女の美砂子に片岡礼子
美砂子の夫の正夫に宇野祥平
美砂子の娘のさらに長田詩音
【東京八丈島】
海の父で酪農家の誠に哀川翔
誠の娘の海に松本妃代
誠の友人の龍に原田龍二
観光客の山下恵理子に金野美穂
恵理子の娘に米田登貴
恵理子の夫に小野寛幸
【大阪堂島】
真歩の娘で次女のれいこに前田敦子
レンタル彼氏のトト・モレッティに坂東龍汰
れいこの母の真歩にとよた真帆
刑事の上田に生田有我
刑事に藤井愛希子
れいこの元カレの伊藤拓人に八木拓海

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野川新栄

どうしてこの形式なの?

2024年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 三島有起子監督自身の経験に基づいて構成されたとされる、洞爺湖・八丈島・大阪堂島を舞台とする物語です。映像から発せられる切迫感は受け取れるのですが、スクリーンとの間を薄い膜で隔てられている様に感じ戸惑いました。僕が男性だからでしょうか、僕のアンテナが鈍いせいでしょうか。

 どうしてこの形式なの?
 なぜこのエピソードを? って。

そして、長回しの際の不安定にぶれるカメラが気に成って仕方なく、そこで興冷めしてしまいました。

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La Strada

3.0出演俳優の演技は見事だが?

2024年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

配信(Unext)で視聴。
出演俳優の前田敦子、カルーセル麻紀の演技が素晴らしかった。
前田敦子はもう元AKBの面影はなく完全な女優としての顔。演技からも
伺えた。カルーセル麻紀の演技にはびっくりした。こんなにうまかったとは?
ただ、この作品はこの二人の演技を観るだけで十分。
ストーリーは重すぎる。辛い。この一言だ。

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ナベウーロンティー

3.0辛い過去はなるべく早く忘れる努力をした方がいいと思いました。

2024年6月19日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 7件)
琥珀糖