52ヘルツのクジラたちのレビュー・感想・評価
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NEW LIFE
東京から大分の海辺の田舎雨に降られ町へやって来た若い女性の過去と、彼女の知り合った虐待されている様子が見て取れる幼い少年の話。
防波堤で雨に降られた際、腕に痣のみられる喋らないロン毛坊やに傘をさしだされて出会い、そして雨に打たれた服を脱がせたら全身痣だらけ、その少年を捜して巻き起こっていくストーリー。
自身が抱える辛い数々の過去やそこからの変化と絡んだ人たち、そして現在進行系で痛みを抱える少年を重ねてみせていき、哀しい群像劇的なつくりで、風呂敷を広げすぎてちょっと拾いきれていない感じはあったけれど、悲しくキツく温かく、とても面白かった。
宮沢氷魚がなんだかキャラが合っていないのか、荒くれるところやなんでだよー(棒)の演技があまりハマっていなかった気がした。感情を昂らせたことのないボンボンとしてみたら正解なのかな…。
志尊淳の女子高生は尊い
なんか全ての部分が中途半端?な感が…
尺やコンプラのせいもあるんだろうけどね。
氷魚くんは結構頑張ってだと思う。
お金持ちの坊ちゃんって地じゃね(笑)
原作が良いだけに映像に入り込めなかった。
時間軸の動かし方もイマイチだったし…
杉咲花の演技は固定化?って感じるのは俺だけか?
働いてないけど大丈夫なの?
杉咲花が不幸過ぎて逆に入りこめませんでした。
いつもながら演技が素晴らしいですが、それ故に不幸な役しか回って来ないのでしょうか。
たまには明るい役の彼女も見てみたいですね。
虐待を受けた子どもは、自身も虐待する親に成りやすいと聞きます。負の連鎖を何とか止めて貰いたいです。
自分が52ヘルツのクジラになった気持ち…
本屋大賞を受賞している原作の映画化。
本屋の店頭で平積みになっていたのをおぼえています。それなりに期待して、公開初日にレイトショーで観ました。
映画は観る人によって感想が全く違うのは知っていますが、
すごく良かったという人もたくさんいるのに、私には全く響きませんでした。
私の心の置き場所が悪かったのか…
登場人物の誰にも共感できなかったことが大きい。
現在の社会の様々な問題を(敢えてそれは何なのかは書きません)詰め込み過ぎで、登場人物たちの心情のより深いところまで描ききれていないように思いました。
どういう気持ちを持って、そういうことになったの?と疑問に思うことが多々。
ただ、ストーリーや設定としては良いと思います。
52ヘルツの…の意味も響きます。
少しだけ泣きました。
でも、この映画を観て、私は逆に、
この映画を理解できないことで大海に投げ出されてしまった52ヘルツのクジラになったような気持ちです。
観た人とぜひ語りたいし、原作も読んでみたい。
何度泣いたかわからない
ずっと手元に残しておきたいけど、内容が重い出来事のオンパレードで観るのに勇気がいるが、この作品を必要とする時がきっとある。そう思える映画
自分の存在が相手の勇気になっているかもしれないが、相手の52ヘルツの歌声に気づかず傷つけているかもしてない。
この作品に出てくる悪役に見える人々も、聞こえない声で泣いているのかもしれない
相手の支えになれる人になりたいと思った
人生観が変わる映画だった
生きようと思える映画だった
この映画を応援したくて、すぐに原作小説を買った。
これからも行動する勇気を持っていきたい
不幸な杉咲花を存分に満喫出来ます!
日本アカデミーは幸が薄いで賞という部門を作らないとダメ絶対!市子で完全に杉咲花にKOされて好みのジャンル関係無く杉咲花が出演してる作品を公開初日に絶対見るシリーズ最新作のクジラ52です!
奇跡的に杉咲花をそもそも知らなくて市子で初めて見まして この人演技上手くね?(はあ?今更かよ!気づくの遅過ぎだろがバカかよお前は!)となりましてウチの学校の花パイセンはマジパネエから!という経緯です)
今日本で世界一不幸が似合う若手女優と言えば・・・という事で今回杉咲花が憑依チャレンジで降臨した人物は母親に虐待されて父親の介護無限地獄に落ちて〇〇しようとする人でした!
というわけなので当然のように不幸の連鎖が始まる訳なんですね〜
シソンと杉咲の演技400%炸裂のMAXクソ重い家系&次郎系作品なんですが演出のせいなのか案外アッサリサッパリ塩味風味やないか!!!感じに思ってしまい???何故や?何故なんや?どないなってん?なまら普通だべや!でーじアッサリやんけ!ホワイ?って事で3時間ほど考えまくって分析結果が出たので公表します!!!!(地球上の全人類に同意されないのを分かった上で超個人的な感想を書きます)
自分の気になりポイントは効果音と専務の演技の二つなのですが最近自分が落下の解剖学や枯れ葉やパーフェクトデイズや市子やクローズやターやビヨンドユートピアなど効果音がほぼ無い作品を見てる割合が高くて効果音が邪魔に感じるという自分の間違った基準のせいでピアノの音いらないよねとかBGMが全てのシーンで延々とかかっとるがな! それに違和感を感じて更にエンドクレジットの曲は内容の割には軽くね!と感じました!あとここが妙に違和感あって専務だけピンポイントで演技とセリフの言い方がマイナスゴジラの人間ドラマパートレベルの過剰演出かよ!ってくらい大袈裟に無駄に叫んだり(食事のシーンのア〜ンからおやおやなんだか様子がオカシイぞ!って思ってました)(あと結婚相手が居て杉咲を愛人にしようとするドクズのクセにシソンの不幸の手紙のお陰で結婚破談になったんだけどなんで俺がこんな目に合わないとダメなんだよーって大声張り上げてるシーンは自業自得だし当たり前やんけバカかよとしかならないし演出がどうかしてるので思わず大爆笑してしまいました)最後の杉咲が死のうとする重要シーンでどういう力の加減を駆使して杉咲の背後に回って包丁を刺そうとしてるのを回避するつもりなんですかあなた???笑笑笑ってなってしまったり(更にはクズでめちゃくちゃ悪人なのに演技力と声のトーンバリエーションがたったの一個しかないお陰で杉咲花ちゃんを殴ったりシソンに悪態つくシーンもムカつきすらしない有様で面白演技やってるお陰で花ちゃん可哀想って言うよりこんな棒演技のやつを相手に鬼がかった憑依演技してるとか天才天才天才天才マジ天才って思いながら見てましたよ!)考察する作品の何倍も色々と考えた作品でした!
あと余談ですが この手のジャンルだと去年公開された沖縄の闇をドキュメンタリーレベルで描いた遠いところって作品がテレビ放送不可能なくらい放送禁止の言葉やキツい描写とそれ以上の内容でそのイメージがあったからより軽く感じたって部分はあります!(そっちの作品の主人公は杉咲花ちゃんの数万倍不幸でクジラ52がディズニー作品に感じるくらいのハードコアな内容です)
あと原作知らないからシソンが注射打って女になろうとしてるって勘違いしてたから後々実はシソンの元は女でしたの場面はホラー映画のビックリシーンよりビックリしました!
重いテーマの割には案外軽めに感じるのは演出と音楽のせいなんでしょうね(これくらいの感じにしておかないと児童虐待シーンとか思い切り入れたりするとまた違う感じになるのでそこはしょうがないしテーマが十分重いから少し和らげる為にさじ加減を上手く調整したんでしょうね!これくらいがちょうど良いんだと思いますしこれ以上に激しい描写を入れたら感動とかゼロで不快感のみの超胸クソ作品になってしまいますから)
とはいえ杉咲花は相変わらず泣き演技のバリエーションが豊富で(今回も市子同様三種類くらいの違う感情での泣くパターンを見せつけてきましたね!あんな泣き方されたら日本国民全員もらい泣きしてしまうがな!シソンも絶妙に良い顔演技してましたねー
とはいえ原作がとても良く出来てるのは理解してますし映画の内容も激烈に良いし児童虐待やヤングケアラーやトランスジェンダー問題など盛りだくさんで普通にみんなが面白かったっていうのは 超完全同意で自分が間違ったフィルターかけて鑑賞して因縁つけてる悪質クレーマーなのは完璧に理解していますのでご勘弁を!
これ誰かが感想で書いてましたがドラマじゃないですが分けてじっくり描いても良かったと思いますね
あと人物の描き方は人物ごとに分けて見せる呪怨や市子スタイル(アンのパートとか虐待されてる男児とか)でも良かったかもしれませんね!
気になったのが結局効果音と専務で(専務もカイジの藤原くらい熱演だったわそういや)文句があるのに総合的には高評価で楽しく鑑賞できましたよ!
あと凄ポイントですがあの西野七瀬が元々静かで大人しいタイプなのにブチギレDQNクズゴミ尻軽ビッチ底辺女を上手く演じていて凄凄凄でしたね!
ラストにチラっとでるだけで存在感バリバリでラスボス感しか無い倍賞パイセンは流石っす!
最後に二作品連続で不幸が続いてる完全に呪われた杉咲花ちゃんが不憫ではありますがこの路線で更に20本くらい連続でありとあらゆる不幸なパターンの役をやるのも面白いと思いますが息抜がてら次の憑依チャレンジでは楽しい事が起きる人を降臨させて偏差値低めのウルトラバカコメディとかに出て下さい。
と言いましたが4月から記憶がリセットされる医者のドラマからの6月劇場公開のミスをした刑事役ってなんやそれ???(役の難易度が妙に高いのよね笑)
期待通りでした。
予告編みたまんま良かった!悲しい暗いドラマだけど、なんかいい話しで、この映画を悪く言う人いないんじゃないかな?お勧めです。
予告編で志尊淳の顎髭に違和感を感じてましたが、観て納得しました。また彼にこの役を託した理由にも納得。
杉咲花は相変わらず良く、ハマり役得意な役でしたね。
深夜に鑑賞で客は少なかったですが、男性でもススリ泣きしてる人が結構いました。
そんな映画です。
52ヘルツのクジラの声
それぞれの壮絶な境遇全てを丁寧に掘り下げられていて、構成、演出、演技全てとても素晴らしかった。間違いなく傑作だと言える。
全ての言動にはその人の立場があるということを改めて思い知った。自分はクジラの声を聞こうとする側の人になりたい。
Saucy Dogの主題歌も映画と合っていて素晴らしかった。
映画館に行く人はハンカチ必須!
重厚濃厚な味付けではなく、軽くて甘口な仕上がり
原作未読で鑑賞。
原作通りとのことだが、他の人も書いてるように映画としては少しイベント詰め込みすぎ。そのため、芯のない軽くて甘口な仕上がりとなっている。
本(活字)であれば受入れられる流れなのかもしれないが、それを映画としてまとめることはできてないと感じた。どちらかというとTVドラマなど向きの原作なのかもしれない。
ただし杉咲花はやはり良い。
演技がどうとかではなく、不思議な魅力があり、彼女の表情も動きも目で追ってしまう。彼女の存在そのものが、本作を切れ目なく繋ぎ、映画として成り立たせている。
重厚でドスンと沁みる映画を期待した私としては総合評価3と低めに出てしまう。
映像 ★★★
音 ★★★
物語 ★★ (原作ではなく映画化に向けた脚本が脆弱)
役者 ★★★★ (杉咲花はやっぱり良い)
編集 ★★
粗さ ★★★
総合 3.0
詰め込み過ぎでは・・・
児童虐待、DV、性同一性障害、ヤングケアラー、現代社会の抱える様々な問題を扱っていて、不幸な女性が精神的に自立していく内容は良かったと思う。
ただ複数の問題を扱いすぎて、なんだかリアリティを感じなかった。
登場人物の中で1人が自殺、2人が自殺未遂をすると、「そんなにすぐに自殺するかな?」なんて穿った見方をしてしまう。
あまり共感できなかったので、視聴後の感動も薄かった。クジラがちゃんと出たのは良かった。
泣くな。受けとめろ。
重い、しんどい映画である。昔からあることだか、映画の感想を語るとき、泣いた、号泣したで片付けてしまう人がいる。エモーショナルになることはもちろん悪くはない。でもそれだけでは済まない作品もあってこの作品もその一つである。泣きたい、感動したい、という気持ちを歯を食いしばって我慢して映画からのメッセージを真剣に受け止め、理解し、自分の血肉としたいと心から思った。
さてこの映画からのメッセージだが、簡単にまとめてしまうと、聴こえにくい声を聴け、愛されるためにはまず愛せ、ということなのだろう。ただよく理解するためには原作は読んでおいた方が良い。
さすが「八日目の蝉」を撮った成島出監督で実に手際良く原作世界を表現している。ただ元々が一筋縄ではいかない深みを持った小説なだけに映画だけ観たのではわかりにくい部分はあると思う。
というか、この作品の場合は、原作と映画は補完関係にあるといっても良い。
軸になるのは母親の子への虐待である。貴瑚が母親から受ける仕打ち、52が母親から受ける仕打ちが連鎖して(この二組は全く縁故はないにもかかわらず)子供たちを苦しめる。原作では貴瑚の異父弟と52の祖父が虐待に大きく関与しているがこの者たちは映画には登場しない。もちろん母親たちには同情すべき点は一片もない。ただ虐待の本質を捉えるためには背景を知っておくべきで原作は読んでおいた方が良い。
一方で、アンさんの事情、心情についてはむしろ映画の方が詳しい。原作ではキナコへの思いをあえて書ききっていないようなのだが、映画はここをくっきり丁寧に描き出している。
繰り返すが、この作品については、原作を読んだ上で映画を観た方が良い。その方がこの世界から何を受け止めなければいけないかよく分かる。
最後に、この映画が、原作に匹敵するだけのメッセージ性の高さを獲得できたのは、ひとえに杉咲花と志尊淳を中心とした若手俳優の演技にあると思う。彼らの役作りに向けた真摯な姿勢は痛いほど伝わってきてとても嬉しかった。
今年一番心に響いた映画!孤独なクジラたちの魂の叫び声!
原作未読。何度もゾッとする素晴らしい映画でした。少し使い古したようなヴィンテージ感のある映像も良いですね。
52ヘルツのクジラの鳴き声が貴瑚達を投影しておりました。物語も過去と現在を行き来し、冒頭の状況について、徐々に明るみになってきます。
杉咲花さんのピュアで凛とした表情と志尊淳さんの何気なく闇を抱えている表情が伝わってきます。
子役は女の子に見えましたが…。
ラストから2番目のシーンは、心を揺さぶる名場面です。
今年見た中では一番感動した映画です。
きな子は、あの警察犬を思い出します。
またひとり好きな俳優ができた
杉咲花の「市子」を見て、この作品も見ようと決めてた。志尊淳も最近いいなと思ってたけど、今回の役でまた凄さを感じた。崩れ落ちて泣き叫ぶシーンが印象に残った。
原作未読だから本当はどうなのかわからないけど、育児放棄されてた男の子の存在をご近所さん達知っててなぜ放置?あんなに怒鳴りちらす母親なら虐待もわかってたのでは?すぐに噂が広まる地域なのに。
杉咲花さん良かった
杉咲花が良かったです。
原作 町田そのこ の世界を誠実に再現していて良かったです。
最後は、アントニオ猪木の元奥さんの賠償美律子が締めてまとまりました。原作では最後の締めがいまいちだったけど。
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