ブーリン家の姉妹

劇場公開日:

ブーリン家の姉妹

解説

16世紀イングランド。新興貴族のブーリン家は、世継ぎに恵まれない国王ヘンリー8世に長女アンを差し出す。彼女が世継ぎの男児を産めば、一族は富と名声が得られる。しかし、王が目をかけたのはアンの妹メアリーで……。後に英国黄金時代を築くエリザベス1世の母となるアン・ブーリンと、その妹メアリーの王の寵愛を巡る確執を描く歴史劇。姉にナタリー・ポートマン、妹にスカーレット・ヨハンソンと若手トップ女優が競演。脚本は「クィーン」のピーター・モーガン。

2008年製作/115分/アメリカ・イギリス合作
原題または英題:The Other Boleyn Girl
配給:ブロードメディア・スタジオ
劇場公開日:2008年10月25日

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(C)2008 Columbia Pictures Industries,Inc and Universal City Studios Productions LLLP and GH Three LLC. All Rights Reserved.

映画レビュー

3.5宮廷もの最近面白いと感じるようになってきた。 宮廷貴族の話、ぜった...

2023年12月5日
iPhoneアプリから投稿

宮廷もの最近面白いと感じるようになってきた。
宮廷貴族の話、ぜったいに可愛いお犬さまが出てくるのことに気がついた。

今観ると豪華イギリス人俳優いっぱいだし、スペイン出身の王妃なども、人種一致の配役なのに
主役の2人がなぜアメリカ人俳優なのか、不思議。

ただ2人が練習の為に撮影裏でもイギリスアクセントで話していたとゆうエピソードや、ナタリーとスカヨハの共演とゆう貴重なビックマッチが観られるのはめちゃくちゃ豪華。姉妹役としては、何からなにまでまっっったく似ていないとは思うけど、笑

衣装がとにかく綺麗だし、宮廷の権力争いにノリノリのアンと、心の綺麗なメアリーがめまぐるしく立場が変わっていく泥沼な展開もおもしろかった。
ただ女性2人が主役でも運命に翻弄させる女性達としてしか描かれてないのはこの時代の限界だったのかなと思う。
ただそれぞれの立場の人を丁寧に描かれた作品ではあると思う。

配信で鑑賞

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madu

3.0男次第ってこと?

2023年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

萌える

楽しく見れました。
コスチュームの部分でも。
スカーレット・ヨハンソンは唇が色っぽいのだよね。

それにしても
ヘンリー8世のあまりにもな仕打ち。
そしてなんという小物さ!

そういうやつが一国の王になっていてはダメなのね…。

ある意味アンは自身は納得できないかもしれないが
望みもかなえたし
仕方ないというか
そんな気分にもなれるのですが。

妹メアリーはただただ巻き込まれ。
なによりも弟ジョージは
ふんだりけったりのあまりにもひどいことに。

すぎた野心は身をほろぼすとはいえ
あんまりにもね。

女一人では生きてけない
社会だから
どう金と地位のある男を捕まえるかが
人生を左右したのでしょうが、
さらに内面も見抜けないと
安心もできないですね!

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こまめぞう

4.0エリザベス1世の母アン・ブーリンとその妹メアリー姉妹の物語。

2023年6月26日
Androidアプリから投稿

エリザベス1世の母アン・ブーリンとその妹メアリー姉妹の物語。

ヘンリー8世の妻は男児の世継ぎを産めなかった。そこでブーリン家は娘アンを王の愛人にしてのしあがろうとする。

が、王が気に入ったのはアンの妹のメアリーであった。

(ネタバレあります。)
メアリーは既に人妻だったが王は夫に枢密卿にしてやると約束し引き替えに強引にメアリーを愛人にしてしまう。

メアリーは夫が出世と引き替えに自分を差し出した事に絶望するが、意外にも王は優しく段々惹かれていった。

やがて懐妊。女児出産。この時の王の言葉が辛い。「次は男が産めるな。」そう言うと出産を終えたばかりのメアリーに労いの言葉もなく赤ん坊に目もくれず去っていった。

女性は命懸けで出産をしてるというのに何てむごい!

切ない表情のメアリーがそれでも優しく赤ちゃんの頭を撫でて微笑むのが何とも言えなかった。
彼女は困難全てを受け入れてそれでもなお優しさを失わず慈悲深い。

一方姉のアン・ブーリンは父によりフランスの宮廷で修行に行かされる。戻ってきた彼女は公爵夫人になるべく男たちの気を引く。人気者の彼女が王は気になってしょうがない。

何て奴っちゃ!姉は気に入らなかったんちゃうんかいっ!!妹の家庭を壊しておいて今度は姉に!

その頃、メアリーは2人目を産む。今度は男の子だ。これで王に喜んで貰えると思ったのに王はメアリーを捨て姉へと鞍替え。

姉はしたたかだ。正妻の産んだ子供でないと例え男児でも世継ぎにはなれないので、正妻の座を要求。

ローマ教会の掟では離婚は許されないのでヘンリー8世は一計を案じる。キャサリン王妃との結婚は無効だと訴えたのだ。イングランドの法律ではキャサリンは王の妻になる資格が無かったのだからそもそもこの結婚は無効だということだ。

この時のキャサリン妃がまたいい!威厳があり気高くて気品に満ちている。国の事を案じ潔く身を引く。当然そんな彼女を慕う人は多い。それが後になって色々起こることになるのだが…。この映画はそこまでは描かれてない。

と、ここまで書くとヘンリー8世が凄く女にだらしない悪者に見えるのだが、ヘンリー8世の事情も少し説明しておこう。

ヘンリー8世の最初の王妃キャサリンはスベイン地方の王の娘で、当時国と国が争っていたので両国の安泰の為に謂わば人質としてヘンリー8世の兄の元に嫁いできた。しかし兄は結婚して2週間で死んでしまう。

国の情勢を考えてヘンリー8世は兄嫁であるキャサリンと婚約させられてしまう。この時ヘンリー8世はわずか10才だ。8年後結婚するのだが、ヘンリー8世の立場に立ってみればそれは嫌だろうと同情したくもなるような状況だ。凄く年上だし、兄嫁だし…。
国の安泰の為に男児の世継ぎを欲しがったもののキャサリン妃が産んだメアリーを可愛がっていたらしい。

さて話を戻そう。

まんまと王妃に収まった姉アン・ブーリン。女児を出産。彼女はこの子に見向きもしない。ここの所、実に見事にナタリー・ポートマンが演じている。悪女そのものだ。

国と国が戦っているので王も先頭に立って戦わねばならない。それで王はどうしても男子を必要としていて世継ぎとして男子を欲しがっていた。だからアンは自分の産んだエリザベスに興味がない。。

メアリーが女児出産時に女の子でも優しく頭を撫でて愛おしそうにしていたのとは対照的だ。

アンは野心しかなくお金や権力がすべて。その為にならないものは彼女にとって無用の長物。

一方妹のメアリーはどこまでも優しく慈悲深い。まるで女神のよう。

アンは次第に政治にも口を出すようになる。王は段々アンが疎ましくなる。

アンを利用してのしあがろうとしていた取り巻きにとっても邪魔な存在になっていく。そして取り巻き達はアンの失脚を狙って侍女に密偵をさせる。

一方アンは今度こそ男児を産もうとするが流産してしまう。そしてアンが取った行動は流産したことを王に隠して再度妊娠するために弟に頼む!!

ええっー!!常道を逸している!!弟はどうしても出来ずこの案は諦めることとなるのだが、途中まで見ていた密偵の侍女が王に知らせに行く。

アンと弟は罪に問われ処刑されることが決まる。田舎に引っ込んでいたメアリーは王に命だけは助けて欲しいと直訴するが2人は処刑されてしまう。メアリーはアンの産んだ女児を連れて田舎に帰る。

映画で描かれるのはここまでだ。因みにこのアンが産んだ女児が後のエリザベス1世だ。数々の改革を行い名君との誉れの高いエリザベス女王だ。もし、アンが処刑されずエリザベスがメアリーに育てられていなければ名君に果たしてなれたであろうか?アンそっくりの金と権力にしか興味のない人間に育ってしまい決して名君になどなれなかったであろう。

キャサリン妃が産んだ女児はメアリーという名前だ。そうあのブラッディ・メアリーである。

エリザベスとメアリーの因縁はこの頃から始まっているのだ。

キャサリン妃を慕う人達(権力が欲しくて群がっている人々)は後に謀反を起こしキャサリンの子のメアリーを擁立。

メアリーはヘンリー8世がプロテスタントにしてしまった宗教をカトリックに戻そうとし、プロテスタントの人々を粛清して行く。メアリーがブラッディメアリーと呼ばれる所以だ。民衆はカトリックに戻ることを良しとせずエリザベスを推す声が強くなりメアリーは力を失っていき病気になって死んでしまう。

次に女王になったのがエリザベス(アン・ブーリンが産んだ子)だ。

この辺りの状況を描いているのが映画
🎦エリザベスである。
🎦ブーリン家の姉妹と合わせて観ると面白い。観たことない方はぜひお勧めだ。ケイト・ブランシェット主演で見応えがある。

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snowwhite

4.0美しい姉妹

2023年5月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

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Apollōn_m