米映画サイト読者が選んだ「重要なLGBTフィルムメーカー25人」

2014年7月6日 23:10


「ミルク」の一場面
「ミルク」の一場面

[映画.com ニュース] 米LGBT映画サイト「/Bent」が、読者を対象に、過去45年間(1969年6月の同性愛者権利運動の転換点“ストーンウォールの反乱”以降)の重要なLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)のフィルムメーカーに関するアンケートを実施。その結果を発表した。

第1位に選ばれたのは、「ミルク」「マイ・プライベート・アイダホ」のガス・バン・サント監督。早くから同性愛を公言していたが、LGBTのくくりにとどまらず、良質なインディペンデント映画の作り手として高く評価されている。

ミルク」は、米国史上初めて同性愛者であることを公表し、公職に就いた政治家ハービー・ミルクの半生を描いた伝記ドラマ。アカデミー賞主演男優賞(ショーン・ペン)とオリジナル脚本賞を受賞した。また、同じ読者投票による「重要なLGBT映画ベスト25」では2位にランクインしている(1位は「ブロークバック・マウンテン」)。

25人は以下の通り(人名のあとのタイトルは、その人物の代表的LGBT映画として最も多くの投票を集めた作品)。

1.ガス・バン・サントミルク
2.ペドロ・アルモドバル欲望の法則
3.ライナー・ベルナー・ファスビンダーケレル
4.トッド・ヘインズポイズン(1991)
5.ジョン・ウォーターズピンク・フラミンゴ
6.デレク・ジャーマンカラヴァッジオ
7.グレッグ・アラキトータリー・ファックト・アップ
7.ジョン・キャメロン・ミッチェルショートバス
9.グザビエ・ドランマイ・マザー
10.リサ・チョロデンコキッズ・オールライト
11. ロブ・エプスタインジェフリー・フリードマンハーヴェイ・ミルク」(エプスタイン)「セルロイド・クローゼット
12.フランソワ・オゾン焼け石に水
13.アピチャッポン・ウィーラセタクントロピカル・マラディ
14.アンディ・ウォーホル「トラッシュ」(監督はポール・モリッシー)
15.マーロン・リッグス「Tongues Untied」
16.ジェイミー・バビット「Go!Go!チアーズ
16.ダスティン・ランス・ブラックミルク」(脚本)
18.ピエル・パオロ・パゾリーニソドムの市(1975)
19.アンドリュー・ヘイ「Weekend(原題)」
19.スティーブン・ダルドリーめぐりあう時間たち
21.キンバリー・ピアースボーイズ・ドント・クライ
22.ローズ・トローシュGO fish
23.アイザック・ジュリアンヤング・ソウル・レベルズ
24.ラナ・ウォシャウスキーバウンド
24.ブライアン・シンガー(いわゆるLGBT映画はなし)

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