エレキコミック・やついと歴ドル・小日向えり、“三国志愛”をかけて対決

「三国志演義」で知られる蜀漢の初代皇帝・劉備に仕えた伝説の武将・関羽を主人公に、エピソード「過五関、斬六将」を映画化。敵対する曹操の捕虜になってしまった関羽が、忠誠を誓った劉備の元へ命がけで戻っていく姿を描く。「インファナル・アフェア」シリーズを手がけたフェリックス・チョンとアラン・マックがメガホンをとった。

三国志オタクのやついは、「三国志を読み返すといまだにたくさんの発見がある。特に学んだことは、女には気をつけろということ。だいたいの武将が女に色仕掛けされ死にかけた。現代でも女性問題で消えていく人は多いから常に気をつけている」と笑いを誘った。小日向は、「三国志は全てがダイナミックで語り尽くせないほどの魅力がある。関羽は1人で1万の兵に匹敵するといわれた豪傑だけど、映画では人間くさい弱い部分も描かれている。リアルな描写に今までの関羽像が見事に打ち砕かれた」と驚いていた。

また、47人目の神様として神格化された関羽にちなみ、「SGS（三国志）47」と銘打ったコスプレコンテストを開催。三国志に登場するキャラクターになりきった出場者が結集し、諸葛亮や曹操などの華やかなコスプレを披露した。小日向は、「コスプレは暦ドルとしての出発点なので初心を思い出す。みなさんの衣装もカラフルで豪華、こだわりを感じる」と評した。やついは、「三国志に対する愛を感じるが、もっと地味なところも攻めてほしい」と指摘。結果、華々しさはないが知性にあふれた策士・ほう統に扮したアスナさんが優勝に輝いた。

「三国志英傑伝　関羽」は1月14日より全国で公開。