別れる決心のレビュー・感想・評価
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晴れない霧の中で圧倒される作品
予告編を見て期待していました。
スピーディなカット割りの中で時間を前後入れ替えたり、回想シーン上に主人公を入れ込むテクニックや、物語上のキーでもある翻訳アプリなども含めて、字幕版では理解が十分に追い付かないところもあったうえで、お恥ずかしいことに最初のクライマックスでそのままエンディングを迎えるものと思いこんでいたため、その後の怒涛の展開に頭がついていかない状態になってしまいました。
作品そのものはとても好みだったため、急ぎ吹き替え版も見てきましたが、ようやく作品を理解できたように思えます。
とはいえ、すべてをわかりやすく描いているわけではないため、作中のイポの霧のようなモヤモヤの中にいるのも事実で、考察も進むし、ほかの人とと語りたいし、また見たくなる作品です。
クソ山やライオン岩海岸? など、あまり日本では見られない独特の風景美も興味深かったです。
そして、なによりタン・ウェイさんの派手すぎない美しさに終始圧倒されてしまいました。
「タン・ウェイさん好き」
今年27本目。
年が近い事もありタン・ウェイさん好き。
人をここまで愛する事ができると言う映画だと思います。大きいか小さいかは別にして誰でも経験ある出来事だと感じます。サスペンスですが韓国映画の作品を急がない、ゆったり流れる雰囲気がいい。
R指定じゃないパク・チャヌクなんて!
始めの方でヤラレちゃった女の子が「私を殺して」という場面があって、その伏線回収を見守っていたのだが。ラストの砂浜生き埋めってこと?
予告の最後の右下のGマークにちょっとやな予感はしてたんだ。パク・チャヌクはR指定じゃなきゃ、という先入観が強く、脱しようとしている頑張りは認めたいところだが、やはりドロドロを期待している人には物足りないのかな。「八百屋お七」を爽やかにされてもね…
"なんとも変態だった…でも、…"な映画
時間が経つにつれて徐々に着いて行けなくなり、正直もう訳が分からんうちに終わってた…そんな作品でした笑
もう一回ぐらい観れば、わかるかな…?
佐々木蔵之介!!
韓国映画ということで、気になっていたので観てきました。
んーー韓国映画やはり上手いなぁ!と感じる作品!
音楽・脚本はもとより、人物のキャラや背景の設定と言いますか。
韓国は土地の差別というか意識が強いのでしょうか…後は裏の風刺で、原子力やハイスペ男子の同じ顔(というか整形)、不倫(韓国でも話題⁈)等々、色々意味ありげでした。韓国の男性大丈夫でしょうか、心配になりました。
ノスタルジーな作品・雰囲気が好きな方は是非映画館でご観賞下さい♪
(日本なら佐々木蔵之介と、杏…かなぁ)
訂正:“綾瀬はるか”こそ適任!!
火サスの微笑でなく、森田失楽に寄せたなら。
チャヌクゆえ復讐系激辛濃厚に身構えるも放置されたまま幕。
小難しい火サスの微笑でなく、森田失楽な変態純メロ、神代四畳半に寄せたなら。
主役二人の艶と純度が良いだけに惜しい。
好悪差が大と冷静に許して次作を待つ。
ガンホドゥナミンシク抜きは寂しいがそこは支持しとくかな。
ずっーと引き込まれて
感想が本当に分かれていてこれぞ賛否両論。
2時間18分少々不安でしたが、わたしは一度も飽きる事なく引き込まれてしまった。とくにカメラワークとカット割。何がおきてもおかしくないという瞬間の連続・・なのに話そのものは静かに呼吸するように進行していく。
謎ときも,推理もいらない、これはゾクゾクするラブストーリー。
映画史の中でも屈指の繊細なラブストーリー
表情と目と息づかいだけで愛を描ける監督なんてそうそういない。
他のレビューでも見たけど1回観ただけで咀嚼できるようなレベルの作品ではないんじゃないかと思います。
監督に惹かれて観たけれど。
オールドボーイを期待したわけではないのだけれど、少し物足りない印象を受けてしまった。
刑事と被害者の妻の一言で言えば恋愛映画だった。
2人がひかれあいながらも離れて、そしてまた出会う。
ストーリーはそれほどインパクトはない。
殺人事件の容疑者でもある女性を張り込みながら、なぜか不眠症の男が深い眠りに落ちるところは、2人の魂の同調を感じさせられて、クライマックスに繋がるような気がした。
1番インパクトがあったのは最後に彼女が亡くなるシーン。こんな死に方は思いつかなかった。
なんだか海の泡のように消える感じが美しく、主人公の刑事の叫びが届くのではないかと思った。
薄幸そうな美女に振り回される男性は多い
幸が薄そうな女性が好きな友人たちがいる。一人だけではない。子育てと仕事の両立をがんばっているシングルマザーや、異国の地で働いている外国籍の女性とか、好みは微妙に違うが彼らが共通して発するのは「がんばっている」というワード。若干の薄幸とその状況に負けずにもがいている態度だ。つらい状況なんてなんのその!的な態度だと彼らの心を揺さぶることはないのだろう。本作を観ていてそんな友人たちを思い出してしまった。
中国系韓国人の妻が夫殺害の容疑にかけられ、捜査する中で刑事が惹かれていくという流れは「LAコンフィデンシャル」みたいな展開。いや、たしかにタン・ウェイは美しくて儚げで、それでいて男を手玉に取る魔性性も感じる。そりゃハマるでしょうよ。でも、ヘジュンって刑事があまりにも無防備すぎる。それでいてあまりにもオクテ。男としてそれでいいのか?と思うことが多かった。
でも、サスペンスとしての展開は悪くないし、最後も嫌いではない。ただ、全く何も浮かばないでいるのか?って問題は感じた。それと、物語の展開が若干わかりづらい。美しい風景とどんよりした風景の対比がよかっただけに、ストーリーテリングをもう少し丁寧にしてほしかった。
薄幸の女性に振り回されたいと思う男性はやはりやさしくて人がいいってことなんだよ。騙される可能性もあれば、ピュアな愛に生きられる可能性もある。博打性が高い人生だ。
昨日はブルーマンデー。
スタイリッシュに、思わせぶりに、意識高く淡泊な雰囲気で(熱く語らず)、犯罪サスペンスとしてオシャレに悲劇的な愛の結末を描いて、つまるところ『火曜サスペンス劇場』に成り果てた。ほいで、カッコつけすぎて、前代未聞の低視聴率を叩き出したとさ。
これはなかなか凄いな。
前半特に回想や説明時に時空を超えて本人がその場に居る、、という演出を多用してるせいで、そのやり方を理解するまでかなり観づらいというか混乱する。
あとヒロインが韓国語が上手くない中国人と言う設定で言葉のニュアンスその他、美味しい所が全くわからないのであった。
純愛の話ですよ。
真面目な刑事と犯罪者で運命の女。
どちらも立場やモラルや正義や欲望やら清濁入り乱れて板挟みになりもがきながらも、気持ちを育てて行く様が切ないわ。
映像的には死体や現場写真など死への暗示はフィンチャーの「7」とか思い出した。
しかし暴力やエロの描写は過激、過剰にならないように避けていて、それがもどかしい2人の関係を美しく儚く描けた理由かも知れない。
そう、ちょっとてんこ盛り過ぎだし、無理目だろ!とか、必要無いんじゃないかとか、、そのバケツじゃ無理だろ、、とか思うところもあるけどさ、、、新旧いろんな見せ方の組み合わせが、、なんか新鮮に感じたんだよなぁ。
そして私はラストでかなり悶絶しました。
2度見た方が良い映画。
海へ 捨ててください。
美しい建造物、山、海の映像。対照的に、グロテスクな犯罪場面の写真、死体や魚の眼、ザクロの断面など。。カメラワークも面白く、世界観に浸れる映画でした。
二人の言葉遣いが丁寧語だからか、恋愛感情も上品な雰囲気で、より切なく伝わってきました。
追記 今日、午前中に観た「コンパートメントNo.6」は、スマホがない時代設定だから出来上がった映画。こちらの映画は、iPhone、Apple Watch、Siriなどが物語の鍵になっていて、対照的でおもしろいなぁと思いました。
ラブストーリー
サスペンス期待して観たら、ラブストーリーだった…
来た!来た!来たよ!と(笑)
韓国らしい(笑)
ラブストーリーが強すぎる(笑)
早く終われと思いながら観てました(笑)
ただ、好みじゃないだけで、
いろんなモノがハイクオリティ。
脚本、演出、撮り方、演技、などなど。
けっこう面白かったです。
いろんな人の名前と顔が覚えれなかったり、時間軸も行ったり来たり、
デヴィッド・リンチ的な不可思議な演出あったりで、少し複雑です。
1回だけじゃ、全容は分からないんじゃないかな?
好みじゃないけど、高品質だと思います。
女の人は好きでしょうね(笑)
シンプルにおもんない
ミステリー好きで期待しすぎた感もあったのかもしれないけど、全然驚きもないしでミステリーとしては失格と言わざるを得ない。
パラサイトの次はコレ!みたいに売り出すと良くないんじゃないかなぁ
あのレベルには到底行ってない
終盤はだれて帰りたくなった
最初から純愛ものとして見てたら印象違ったかもね
正直おもんないです
映像展開
その場にいない相手も登場して来るので、映像展開は面白いですが、内容的には少し物足りないかも、特に前半は。彼女が犯人である推理辺りから少し面白くなってきました。でも、彼女は魅力的ですね。
私の中でお眠りなさい
ポール・ヴァン・ホーベン監督『氷の微笑』(92)のシャロン・ストーンとマイケル・ダグラスが純愛をするとしたら一体どんなストーリーになるのだろう。パク・チャヌクはもしかしたらそんなことを考えながらこの本作を撮ろうとしたのかもしれません。ファム・ファタールは必ずしも悪女である必要はない、そこがこのサスペンス・ロマンの起点だったような気がするのです。
聞くところによると、中国人女優タン・ウェイをあて書きにしたシナリオだというのです。彼女のデビュー作である『ラスト、コーション』(07、アン・リー監督)を偶然映画館で見たことがあった私は、魅惑的な裸身を本作においても大胆にさらしていただけるのか、と半ば期待して劇場に足を運んだのですが.....パク・チャヌクに見事裏をかかれてしまったのです。お得意のエロスと暴力シーンはあえて抑えめにしたとのこと、残念!
そんな二人のラブシーンはキス一回だけとなんとも薄味なのですが、なぜか本作はエロい、エロいのです!成瀬巳喜男は最高傑作『浮雲』の中でやはりキスシーン1回だけでズブズブの男女関係を描いて見せてくれましたが、ハードルを自ら高くしてそれをやすやすと飛び越えてみせるなんて芸当は、巨匠ならではの実にストイックな演出といえるでしょう。本作はまた、殺人事件の真相や恋愛の結末も霧の中に隠してハッキリとは見せていない、マイナス演出が魅力の1本といえるでしょう。
劇伴にマーラーのアダージョが使われていて、これはもしやと身構えて見ていたら、やっぱり出てきました。海に向かってソレが指さす写真。それをご覧になって皆さん何か思い出されませんでしたか?そう老マエストロの禁断の愛を描いた『ベニスに死す』のラストシーン。実は美少年タジオとは違って、ソレはまったく違うことをしていたことが後でわかるのですが....巨匠チャヌクここでも余裕で遊んでいます。
パク・ヘイル演じる刑事ヘジュンは、料理上手の恐妻家、しかし、殺人事件捜査となると目の色が変わる仕事バカ。自分が担当した未解決事件のことを考えて夜も眠れなくなるほどに。夫殺しの容疑者ソレ(タン・ウェイ)を見張っているうちに、(あくまでも精神的に)ソレに惚れてしまうのです。アリバイを見破られながら自分に情けをかけてくれたヘジュンを、ソレもまた心から愛してしまうのです。だけど2人は刑事と容疑者、決して結ばれてはならない禁断の間柄なのです。
ソレの最初の夫が山から滑落死、まったく別件の犯人はヘジュンに追われ丘の上へと追いつめられます。そしてヘジュンはソレにある山の頂上に呼び出されました。「韓国へ渡ってあなたの山を見つけなさい」ソレは別れ際母親からそう告げられたのです。その昔ジュディ・オングが女は海♪と歌っていましたが、折角見つけた頼りになる優しい私の山(男)が、海である私のせいで“崩壊”してしまった。ゆえにソレはヘジュンと別れる決心を固めたのではないでしょうか。
悪女!悪女!
悪女!
悪女!
生まれ変わったら一度なってみたい。
美人なだけじゃなくて言動が可愛くて気が強いのもいいな。
女優さんも美人は美人だけど、ファン・シネとかキム・テヒみたいな感じじゃないのもいい。
人間味がもうちょいある感じ。
なんか色々伏線はあれども展開早くて気づくの後ってのは韓国映画あるあるなのは私だけでしょうか。
もう一度観たくなる気持ちがわかる。
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