夜明け告げるルーのうたのレビュー・感想・評価
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人間と人魚をつなぐものは、“赦し”と音楽
「四畳半神話大系」「夜は短し恋せよ乙女」などを手掛け、カラフルでポップ、独創的な世界観を作り上げる湯浅政明監督による完全オリジナル長編アニメ。寂れた漁港・日無町を舞台に、東京からやってきた中学生カイと、歌うことが好きな人魚ルー(声も動きもかわいい!)の交流を描いた。やがてカイとクラスメイトの国男&遊歩が組んでいるバンド「セイレーン」の演奏にルーが参加したことで、ルーの存在が町の人々に知られてしまう。3人とルーが絆を育む一方で、古くから災いをもたらす存在とされている人魚を忌み嫌う住人たちもいた。
全編を貫いているのは、“赦し”と音楽。作品の中盤で住人たちに捕えられたルーを助けるため、ルーのパパが炎を発しながら暴走し、町の施設を破壊していくシーンがある。その姿を見た人々は、さらなる恐怖や憎しみを増幅させていく。今も全世界で繰り広げられているであろう、歯がゆく悲しい争いの構図。しかし、カイとルーの間に芽生えた「好き」が、様々な誤解を溶かしていくさまに、心を動かされる。
両親の離婚で心を閉ざしていたカイ、わがままに振る舞いながらも本当は自分に自信がない遊歩、愛する人を人魚に奪われたカイの祖父&タコ婆――ひとりひとりのドラマが丁寧に紡がれ、それぞれの結末が愛おしい。皆が“赦し”を覚えた時、カイが歌う「歌うたいのバラッド」が響き、人々はダンスを踊り出す。
ポニョちゃいまんねん、ルーでんねん。
1週間アニメです。次の2週間トリュフォーです。行けるだけ行くつもりになってます。目当ては「スパイダーバース」だったんですが、その直前に上映されると言う事で、ついでに見ちゃえ。
何か、オジサン世代にとっては、色々と微妙なファンタジー。ほんとに微妙で、物語りに浸りきる事が難しい作品でしたが。これがテンポが良いのと、勢いがあって、不覚にも、ちょこっとだけ涙が滲みました。
日当たりが良くなった堤防のこっち側で飛び跳ねたのは、ルーだと思いたい。そうそう。傘が名物だったと言う、港町ですから。昔っから、人魚が傘をさして歩いてたりしてたんかも。てな感じで。
と。劇場で見るスパイダーバースは、やっぱり凄かったぁw
海の造形
少なくとも「夜は短し...」よりはずっと良かった。まず、ストーリがあったこと、メルヘンとファンタジーで悪くないと思う。登場人物もはっきりしてわかりやすい。したがって、えっ⁉が少ないのがいいね。
美しい画像は継続しているが、海の造形が優れていた。立方体になったり、カタツムリの角のようになったり。海の持つ温かさや優しさがこの角にあったなあ。海上の傘は、「シェルブールの雨傘」のオープニングを思い出す美しさだった。
これは感性で観る作品
湯浅監督の作品は、頭(論理)で観るより感性で観た方が良いように思う。
何でそうなるの?
みたいな必然性があまり無いストーリーだったりするけれど、動きがすごく面白くて、まさに「アニメーション」の意味を再確認させられる。
このルーもそんな作品。
音楽とアニメを融合した作品を作りたかったのかな?
ディズニーのファンタジアみたいな。
なので、すごく評価がしづらい、好き嫌いが別れる作品。
で、僕は結構この作品好きだ、って観終わった後に感じました。斉藤和義さんの音楽も良かった。
グニョグニョが良い
内容はシンプルで
割と感動寄りに作られている。
湯浅アニメの中で何故か賛否が分かれているが
非常に感動して見ることができた。
ポニョミーツスマイル
みたいな、ピンポンのスマイルです。
うちに閉じこもりがちな主人公だけど
ペコを誰よりも理解している
みたいな一部熱いところがある。
という、主人公の男の子が
つまづきながら成長する。
単純明快なストーリーに
湯浅独特のグニョグニョした画面構成が
涙腺を物理崩壊させる、良い映画に思う。
Eテレ録画.2
「夜は短し歩けよ乙女」の後に見たが、こっちの方が好感が持てた。ただ、絵先行なのか、ストーリーについては雑な印象。水の表現や、ダンスの動きとか、描きたい絵が決まっていたように思う。もう少し人間も表現して欲しかった。
ルーのパパ、トトロみがすごい。トトロ+ポニョ+ミュージカル、って感じ。あとは斉藤和義の曲がいい。
アニメの本質に迫る
この作品は票が結構真っ二つに分かれているんだけれど、低い評価をしている人は殆どが宮崎アニメのエピゴーネンと言う躓きに会うと、もう物語に入っていけなくなってしまっている。昔よく言われたパリではパリの街並みに目が行く人と足元に落ちる犬の糞に気を取られる人ではパリの印象が180度違って見える現象だ。どちらがいいかどうかはここでもどうでも良い。それぞれの気質の問題だから。でも唯一いえる事は勿体ないよね、あんな素敵な街並みに目が行かないなんて!って言う事。今作品とポニョの類似性だけでこの作品を楽しめないなんてなんて勿体無いんだ・・と同じように思う訳で。事実最初の頃の評は殆どは★5つで、僕同様、何となくいろんなのに似てる~的な感想を凌駕するノリとテンションと同調感による興奮がこの作品を後押ししているのだと言う事の証ではないだろうか。
湯浅監督の作品は今回初めて鑑賞したわけだが、アニメ的には宮崎の作品とは全く異質なアニメだと思う。むしろ高畑に近いアニメ手法の作家とみた。元々高畑はアニメ手法的には手塚に近い。むしろ逆かな・・。宮崎はそののアニメ哲学で手塚と反目し合うが、実は似たタイプである高畑と仲がいいのは、制作、作画における職人性が二人の絆を強くしていたと言って良い。と言うより東映の伝統はまさにそこにあるからだと思う。一方手塚はどうかと言うとアニメ哲学において極めて芸術性を重視し、音楽との共通性を追求する。ここが将に今作品の高畑=手塚型の所以である。音楽がタイアップだとか、演奏方式の表現がどうだとか、打ち込みはソロ楽器メンバーといきなりジョイントしないとか‥どうでも良い事。
しかし手塚は制作、作画もとんでもない天才性を発揮したものだから宮崎に終生妬まれることになる。手塚の死亡記事に対する宮崎のコメントは異色です。でもいいのです二人とも稀代のアーティストであることに変わりはないのですから。手塚の作画が天才であることはアニメより漫画の方が一流であった事からも伺える。宮崎の漫画はそのレベルに到底追いついていない。嫉妬するのも無理からぬところだ。
さて今度はどこを宮崎、真似たかと言う指摘でキャラ、設定、取材等を上げてる方が多い。
キャラは確かに似ているが、これとて宮崎の場合、徹底して一貫しているのは物の怪はあくまで物の怪として描いており、設定としては後期の水木に近い。愛くるしくはしているが人間と必ず一線が引かれており、住み分けが前提でのニアミスを描いているのに対し、今作での人魚は人との交流を求めていて音楽を媒体としてそれを成し遂げようと物語が進行する。
特に人魚たちは誰かがゾンビじゃんって言ってたけれど、元人間や元動物たち・・人間社会にメチャクチャ未練のある存在たちで、その意識は特に人魚少女ルーに強くあるようですね。そしてルーはポニョと違い思春期の少女のような儚いエロスを持ち合わせています。人魚たちは恐らく漁民の人たちの心にくすぶる、まだ見ぬ自分、怒れる神によって分かたれた失いしもう一人の自分である、まだ見ぬ成長後の自分の化身でもあるかのようです。事実人魚と村民たちが一体となって、自然の脅威から身を守り抜いた後人魚たちは住処を無くしていなくなったけれど、島の民たちは、主人公の少年たちも含め新しい自分へと生まれ変わったではないか・・・。人魚は消えて漁民達の心を大きく成長させた成長譚とみるとこの物語は理解しやすくなる。エヴァしかり、新海監督の作品しかり・・そうこれは成長譚、少年たちだけに限らず人間の成長譚として描かれたのであると思う。
ポニョの街並は広島県の鞆の浦であることが良く知られているが今回の日無町のモデルとされた街並みは京都府の伊根町と言われているが、街並みは確かに取材されているようだが肝心の日の当たり方が違う。あの朝日の出方は明らかに太平洋側でなければいけない。事実湯浅監督は名古屋のどこかの島(実際は愛知県の)と言っている。宮崎アニメが極めて映画的な取材に基づき、職人的な処理の仕方で街並みを再現するのに対し湯浅アニメでは極めて柔軟に舞台も設定されている。最近流行りの巡礼マニアには何とも悩めしい設定ではあるが、アニメとしてはやはり王道と言える。
以上の考察から湯浅監督の今作品はアニメ哲学としては手塚さん(すなわちディズニー)的
制作哲学としてはもちろんジブリ的ではあるもののどちらかと言うと高畑さんよりの制作哲学を持った作品と言う事になると思います。
いずれにしても完成度の高い、多くの日本アニメの歴史と哲学を踏襲した金字塔となりうる作品のひとつと言えましょう。
ご都合主義のファンタジーでついていけん〜 ガキの青春!成長過程!み...
ご都合主義のファンタジーでついていけん〜
ガキの青春!成長過程!みたいなストーリーにしか見えへんけど、視野が狭いんかな
ルーのパパが可愛くて愛情深いのが唯一の救いやったわ…
内容は嫌いやけど、作画は結構好き
ルーパパが怒るシーンとか迫力あった
漁港のポニョ子ちゃん。 圧巻の映像と、つまらな過ぎる物語。
人魚伝説が残る田舎の漁港を舞台に、東京からの転校生・カイと人魚の子供・ルーの交流を描くファンタジー・アニメーション。
監督/脚本は『マインド・ゲーム』『夜は短し歩けよ乙女』の、名匠・湯浅正明。
カイの祖父の声を演じるのは『ウォーターボーイズ』シリーズや『シン・ゴジラ』の、レジェンド俳優・柄本明。
第9回 TAMA映画賞において、特別賞を受賞!
湯浅政明らしい独特のパースとデフォルメの効いた人物描写は今作でも健在。生き生きとした水の描写は見ているだけで楽しい。
主人公カイと人魚のルーの交流は心温まる。特に、夜の公園でカイがルーに自らの内面を語る場面では涙がほろりとこぼれました。
クライマックスでの「歌うたいのバラッド」にはやられた!
圧巻の迫力で魅せる海のうねりとカイの心からの歌唱が組み合わさり、非常にエモかった。町の名産である傘が最後に意味を成すところも良かったです。
確かにクライマックスは盛り上がるのだが、そこに至るまでの展開が退屈。
ありきたりな物語の上進展も遅く、正直40分過ぎたあたりから何度も時計を確認してしまった。
湯浅監督は多分ストーリーを描く事に関して、あまり興味がないのだろう。どの作品を観ても物語はヘナチョコ。
天才アニメーターと言われるだけあって、外連味溢れる作画は確かに魅力的。迫力ある画作りは勿論アニメーションには大切だが、ここまでお話が面白くないと流石に見ていてしんどいです。
ルーはポニョに似ているし、ルーのお父さんはまんまパンダコパンダ。どんだけジブリ意識してんだ😅
キャラにオリジナリティが無いというのは致命的な欠陥だと思う。
あと、クライマックスでのカイからルーへの告白はかなり気持ち悪い。実年齢は分からなくてもルーの見た目は10歳以下くらいな訳だし…。そんなロリコン主義なところまで宮崎駿を真似せんでも良いでしょうに。
1人のアニメーターとして、湯浅さんは確かに突出しているのかもしれない。ただ、それと監督として優れているのかどうかは別の話である。
少なくとも、湯浅監督には原作者としての才はない。彼は原作の有る作品を作る方が向いているのでは無いでしょうか?
思いの外よかった、感動した。 河童のクゥのように、悲しい結末のよう...
思いの外よかった、感動した。
河童のクゥのように、悲しい結末のようになってほしくなかったけど結局。
これはハッピーエンドで終わらせてくれよと思った。
一部の人間がすごく残酷に描かれているけど実際ああいう人間はいる。
何でも商売、お金、すぐ敵対視するような。
人ってやっぱ残酷なんだなと少し痛感させられた。
夜は短しと同じように独特な世界観でイラストも個性的でとても面白かった。
他の湯浅監督の作品も全て観たい。
河童のクゥにすごく近い。
ラストのカイが唄うシーン、泣けた。
#夜明け告げるルーのうた
音楽と恋愛と青春と海とファンタジーとポニョ
が映画になった!!
って感じでした!!
ルーはかわいいなー
あの大きくてギザギザな歯がかわいいなー
あと、歌がいい!
斉藤和義の歌がいい味を出していましたね。
子ども用
リアルに音楽の道を追求してきた身内がいると、最近はやりのバンドで夢を!とか芸能での成功を求める系が好きじゃない。という気分の出だしから始まり、、、
に加えて なんかポニョ感丸出しのルーも既視感。
田舎の漁協って 私が知ってる漁村は まったくこういう感じとはかけ離れてる。
リアルなのか非リアルなのかよくわからない。
突然のミュージカル感は、なんだ?
つまり、どういう世界観だと思って見ればいいのかよくわからない 統一感のなさ。
曲もなんか誰かの聞いた事あるようななんだっけ?
と思ったら
エンディングでやっぱり斉藤和義だった。
歌う声でなんとまあ 違う事よ。
正月のNHKでやってたので 家事の片手間に視聴。
ここで探したら出て来たので映画だったんだと判明。
感想では 絶賛してる人も多く また なんかに似てると言ってる人も多い。
絵の雰囲気は 爺さんが母親の死の瞬間を描いたタッチで全編 違うストーリーにするというのは どうかな、なんて言って見たり。
背景の描写は素晴らしい。
寂れた昼間の魚市場や 海辺 船
魚の匂いがして来そう。
主人公(?)とは言え、ルーが出て来ない方が話として上質になったような気もする。
情緒が、もう……
おもしろいと思える場面はいくつかありましたが、登場するキャラたちの言動が支離滅裂に感じられて、あまり感情移入ができませんでした。
主人公のカイが、思春期という設定だからでしょうが、あまりに情緒が不安定で、観ていて首をひねる場面が多かったです。
あまりオリジナリティを感じないセリフ回しにも辟易する思いで、いまいち純粋には楽しめませんでした。
湯浅監督の作品!
初めて湯浅監督の作品を見たけど
予告とかで見るような
アニメーションなのに
絵がゆるくなったりしっかりしたり!
見てても楽しい!
今回のルーの作品は音楽が重要視されるんだけど
作品中に流れる音楽すごくいい!!!
谷花音ちゃん歌上手いなあって思った!
飽きずに見れるし見てて楽しくなる作品!
何故ウクレレでライトハンド奏法?しかもピンクの鱗ピックの意味がない!
ポニョっぽいキャラとポニョっぽい画風なのですが、それよりも人魚のルーは京楽のキャラクターである“玉ちゃん”に見えてしょうがなかった。京楽のどんな機種にもプレミアムとして登場する玉ちゃん。拝むことが出来れば確変確定です!がんばれ、がんばれ!
と、パチンコネタはさておき、このアニメ作品は打ち込みをやってる音楽好きにもたまらないシーンが満載。冒頭からいきなり動画投稿で登場するのですが、ベースの遊歩とギターの国夫とともにDTMでバンドに参加するというのは珍しく、画期的なバンド描写だと感じました。しかもいきなり生楽器と合わせるという至難の業を楽々クリアしています。海辺の町で弦楽器を弾いていたらすぐに錆びそうだなぁ~などと余計なことまで考えてしまいました。
お陰岩とか人魚の町とか人魚ランドとか、とにかく最初から最後までファンタジー色をごり押ししてくる内容でしたが、キャラ設定においても、祖父さんが貸しボート屋を営みながら傘職人という異色さもあり、遊歩が地域の大きなえびな水産の一人娘。国夫は宮司の御曹司であるのも面白い。エンドクレジットによれば京都府伊根町に取材とあり、ここには人魚伝説ならぬ浦島太郎伝説があるそうな。また、「弁当忘れても傘忘れるな」は金沢の有名な言葉なのですが、同じ日本海側の広範囲に渡って使われており、京都府北部でも言われるらしいです。まぁ、この傘=日傘が重要な伏線にもなっています。
さらに人魚伝説では人魚に殺されるといったテーマもあったのですが、実は平和を愛する人魚のルー。ルーの父ちゃんも巨大で恐ろしい風貌でありながら、トトロみたいな容貌へと変化して優しさを強調しています。これじゃ『崖の上のポニョ』と『トトロ』を足して2で割ったような作品?と感じたのですが、後半になると、いや、咬んだら人魚になるってゾンビだろ!と感じ、人魚伝説なのかゾンビ伝説なのかもわからなくなります。
音楽を聴くと踊りだすという設定も、昨年は『ダンスウィズミー』もありましたけど、やっぱりここは『いなかっぺ大将』の風大左衛門を推したい。太陽や強い光を浴びると燃え出してしまうバンパイアもあり、クライマックスの浸水被害の対策とか、色んなことを想起させられる映画でもありました。最も新しい設定だな~と感じたのは、犬たちが皆人魚化してしまったことでしょうか。タコにまで尾びれがついてたし、もう何でもかんでも人魚化しちゃえ~~と、やけくそになってしまうかもしれません。
そんな中、ルーとずっと一緒に行動していたワンちゃんが可愛いので名前を知りたかったのですが、その答えが最後に登場します。ソラン!しかも学校の先生が捨てた犬。遠泳では生徒たちをしごいていたのに、実は泳げなかったことも判明します。また、カイの爺ちゃん、タコ婆、それぞれが失った大切な人のために辛い日々を送っていたのに、人魚はそんな悪い種族じゃなかったのね。もう憎むことはやめて人を好きになりましょうよ・・・ゾンビだけど。
ルーの「好き💛好き💛好き💛」という萌え声によって面白さ倍増だったのですが、テルオ父さんの経緯だとか町内放送の姉さんだとか、さらにアワビの密漁の件だとか、伏線がかなり回収されている中で置いてけぼりになったキャラがいることが残念でした。
爽快なジュブナイルファンタジー、けどちょっと主題歌の意味合いが弱い
少年期特有の悩みや葛藤と、その克服過程を
ファンタジーに載せて描いていてとても楽しめた
町中を巻き込むダンスシーンは面白いし愉快な気分になれる
けれども、
「歌うたいのバラッド」とストーリーとの相関が薄くて、
ラストの大団円への捲りも弱くて迫力に欠ける印象
カイの心情と決意を表現している楽曲なのは分かるけど、
そこに至る過程と変化があんまりリンクしてなくて納得感も薄く、
「あ、そうなのね」と軽く思う程度、これが本作の難点かなと思う
アウトサイダーにおける「StayGold」や、
ベイビー・ドライバーにおける「easy」は作品の象徴として見事に機能してたけど、
本作における「歌うたいのバラッド」は名曲の無駄遣いな印象さえあった
一方で、
じいさんが作る「傘」が日傘にもなるっていう説明の下りを
ストーリー序盤に降ろして、
その伏線をしっかりと回収する展開は面白いし、
真実を知ることで、
じいさんやタコ婆の怒りと悲しみが溶解する様はスカッとして
溜飲がさがったあたりは良くできた作品だなって感じた次第
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