劇場公開日 2017年6月24日

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ハクソー・リッジのレビュー・感想・評価

全416件中、281~300件目を表示

3.0やはりギブソンは裏切らない!ドメスティック・バイオレンス監督の待ちかねた10年ぶりの本作をおっさんはこう見た!!

2017年7月1日
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鑑賞方法:映画館

メル・ギブソン。

変態監督という大変「名誉」な称号で、次々に傑作を生みだしてきた漢。

ドメスティック・バイオレントな漢であるとともに、真摯なカトリックだという、最高の漢。

トモダチにはなりたくないが、アコガレの存在。

彼の作品は常に彼の理想と、ぬぐい切れないドメスティック・バイオレントな本性が浮き彫りとなる。この本音と建て前が表裏一体化した、「あざとさ」と「かわいさ」が「正直に」にじみ出たスタイルが大好きだ。

その彼が変態作「アポカリプト」から10年ぶりに新作を撮ったという。沖縄を舞台にした戦争映画。主人公は銃を持たず、衛生兵として戦場を駆けずり回るという。

おいおい、いいのか?あまりにこんな「らしい」設定の作品で?あまりに魚に水を与えるような設定で。

去年の全米公開からオスカーの話題を経て、今年最も観たい映画として、ニヤニヤしながら(ワクワクではない)心待ちにしていた。

世間は感動作という。バカじゃね?ギブソンだぜ?

渋谷の劇場への道中、妊娠検査薬の結果の画像を送り込んできた奥さんをほったらかしにして、鑑賞前にはすっかりギブソンになりきり、ドメスティックバイオレントな面持ちで渋谷へ。

「ハクソー・リッジ」




序盤のオリバー・ストーンの「7月4日に生まれて」のような甘い青春の1ページの描写から今更な「フルメタルジャケット」な訓練シーン。そこからの軍法会議までおおよそギブソンらしくない、娯楽作品の教科書のような展開が続く。

このあたりのガーフィールドとウィービングがとてもいい。

特に「頼りないオトコNO1俳優」ガーフィールドがニヤけるたび、だんだんギブソンに似てくるから恐ろしい、というか笑える。

そして言うまでもなく、この登場人物二人はギブソンそのもの。

二人は、ギブソンの理想であり、そして現実。

本作を贖罪と評する方もいるが、そうではない。ギブソンはいつだって、「ありのまま」を正直に描きつづけている。

ほぼほぼ1時間経過して、いよいよ戦場。戦争シーンが凄惨なのは想定内。だが相変わらずのヘンタイっぷりを随所で発揮。

やたら近い、あまりに近すぎる銃撃戦や手に持つ銃をPV視点からの地面に転がった死体の山。特に監督ずいぶんお気に入りだったのだろうか、火炎放射器の描写が妙にえげつない。

後半に至っても、テンションはさらに増し、神への問いかけを、我々観客に向かってさせるという、爆笑演出。

ここまで開き直られるとは、なんてアタマがおかしいのか。

やはりメル・ギブソン信頼できる漢だ。

まったく頭の先からお尻まで想像通りの映画で、「パッション」「アポカリプト」となんら全く変わらない。

感動とは程遠い「ザ・オレ様映画」。全く素晴らしい!!

いや、本当に途中「エクスペンダブルズ3」なんかのクソを監督しなくてよかったよ。

ヘンタイのみんな、よかったね!10年待ったかいがあったよ!!

追記

本作、それでも評価を他の監督作品より微妙にする点として、CGがやばいほどにガッカリレベル。いやCGなんてホントはどうでもいいのよ。だけどホンモノをつかっての誰にも到達できないヘンタイれべるにまで達してほしいと思う。

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しんざん

4.5ただただ感動

2017年7月1日
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鑑賞方法:映画館

序盤はよくあるアメリカンな感じの戦争映画の平和なシーンから後半にかけ戦争の恐ろしさを訴える内容でしたがエンドロール後のアレには涙が溢れました。

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ボナンザ

5.0胸が痛む。

2017年7月1日
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鑑賞方法:映画館

ひとりの英雄を通して戦争の悲惨さをまざまざと見せつけられる。戦場での戦闘シーンに圧倒された。これは映画館で観るべき。

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HIDEARMY

4.5頭から離れない

2017年7月1日
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鑑賞方法:映画館
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yuki

4.0戦わない戦争映画!

2017年6月30日
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戦争映画と言えば、圧倒的に不利な戦いを描いたものや命掛けの撤退を描いたものがほとんどだと思うが、この映画はで主人公は戦わない。なにしろ銃すら持たないのだから。

戦いで負傷した人を戦場で助ける戦争映画?
こんな戦争映画見たことない。

映画でも描いているが、アメリカの軍隊で考えが受け入れられるまで、本人の忍耐は相当なものだったろう。戦場よリ孤独で困難な戦いだったと思う。

後半の戦場の接近戦の迫力は映画的にすごいが、
この話を映画化したことと実話であることがもっとすごいことだ。

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Mac

沈黙との連作かと、錯覚しました

2017年6月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

すごくいい作品です、アンドリュー・ガーフィールドが「沈黙」と、この作品が連作と思わせるような言葉があります、一瞬でも聞き逃さないよう・・・・

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3355

4.0良い映画でした!

2017年6月30日
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何を見ようかな、と悩んで、時間的にちょうど良かったので観てみました。
良かったです!プラトーンみたいに眠くなってしまうかな、なんて思ってましたが全然違いました。
彼の生きてきた背景が所々に描かれて、信念を貫く強さを学びました。素敵な青年です。
そして、何より、最後まで死ななかったのが良かったです。

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ゆう

4.5本当の戦い

2017年6月30日
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泣ける

笑える

怖い

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dekamo

4.0久しぶりに良い映画に出会えた! 唯一無二の戦争映画になった! ただ...

2017年6月30日
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鑑賞方法:映画館

久しぶりに良い映画に出会えた!

唯一無二の戦争映画になった!

ただ一人の信念と行動が、多くの人を助ける…もうひとりもうひとりと……

迫力もあり、ドキドキハラハラもあって、敵味方関係ない助けること目的とした戦争映画!類似作品は無い!

撤退しても、ただ一人戦場に残り、多くの人を助ける助ける助ける!感涙の作品!

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アニキ

4.0深遠な人間愛に包まれる作品

2017年6月30日
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泣ける

悲しい

幸せ

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サンディ

5.0メル・ギブソン復活‼️

2017年6月30日
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正統派、男の世界はイーストウッドとギブソンが受け継いでいます。

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おさむ

5.01番勇敢な人は誰か

2017年6月30日
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鑑賞方法:映画館

とても感動した。ほぼずっと泣きっぱなしだった。
普段なんとなく生活していると戦争の罪や恐怖なんて感じることはないから軽く考えがちになってしまうけど、目を覚まさせてくれたというか、再認識させてくれた。
仲間や国を守るために、戦争であれば人を殺してもいいのか、というのはすごく難しい問題だと思った。
ただ、善悪は別としてあの戦場で、銃弾が飛び交い周りもよく見えない中、前に進み、そして敵を撃ち仲間を守るその勇気はすごいと思った。
そして、さらに武器も持たず仲間を助けるために戦場に飛び込んでいくデズモンドの勇敢さ、負傷して弱気になった仲間を必死に助ける姿をみて涙が止まらなかった。強く心を揺さぶられた。
そもそも武器を持たずに戦場にいるなんて考えたこともなかった。自分があの状況に置かれたら、身を守るため武器を持ち、人を殺してしまうかもしれない、そう考えるととても恐ろしくなった。
いや、ハリウッドのように銃を抱えて泣きながらブルブル震えてるだけだろうなw
戦闘シーンだけでなく、人を担いで走ってるときの息づかいの臨場感なんかも本当に映画館で見てよかった。

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MA37

3.0「良心的兵役拒否者」が認められるアメリカ

2017年6月30日
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主役アンドリュー・ガーフィールドは、『沈黙』に続いて自らの信仰心、信念との葛藤に揺らぐ役。こちらの方は一切のブレがない分だけ、あれだけの残虐シーンのあとでも清々しさが残る。

ところで、攻め口はここしかなかったのか?とか、アメリカ軍が退却した隙に夜間にでも縄梯子を切断しないのか?とか、東京の空襲のように空からの攻撃を選ばなかった理由は?とか、まあ両軍ともに戦術的な疑問はある。(それは僕の無知からくるものかもしれないが)
しかし、そんな疑問はこの際関係がない。主題は、一人の平和主義者が、自ら志願して戦場に赴き、危険を恐れずに75人(敵兵まで含む)もの負傷者を救った、という事実。やってみろと言われてもそうはできまい。だからこそ、同じ部隊の連中が、彼に敬意を持つようになるのだ。

ま、日本軍だったら、「銃を持たない」って時点で集団リンチ。果ては訓練中の不慮の事故死、で帰らぬ人となっていたであろう。戦時であれ、理性を失わないアメリカ軍に勝てるわけがないよ。

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栗太郎

4.5そこには、ただ信念があった。

2017年6月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

「銃を持たないのに何故戦争に行くのか?」
この作品を観る前の疑問。
この作品を観て、戦争を肯定することは出来ないけど、腑に落ちた。

劇中様々な流れがあり、
「銃を持つだけでいいのに。そうすれば罰せられないのに。」の発言に、
「でも信念を曲げたら生きていけなくなる。」の言葉がとても響く。
この作品は誰しもが信念で成り立っていた。

戦争を肯定せず、否定せず、やらねばならない時代の覚悟を決めた人たちの映画。
アメリカ目線の映画ではあるが、どちらが正とかではなく、ただその場で殺し合いがあって、むごい戦争が繰り広げられ、その中で銃を持たずに必死に仲間を(日本人含む)助けた男の話だった。

「戦争ダメ!」と明言してはいないが、静かなるメッセージを感じる作品でした。
観て良かったと感じた。

戦争シーンはむごいシーンも多いので、苦手な人は1時間過ぎたあたりから辛いと思います。

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まえじー(★は全部5にする)

4.5素晴らしい映画

2017年6月30日
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戦争の恐ろしさがよく分かる映画だった。
1人の男の信念にとても心が熱くなった!
最高の映画でした。

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@km@

3.5さすがはメルギブンソンと思わせる

2017年6月30日
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戦闘シーンは文句なしの大迫力!ただ、もう少し丁寧に登場人物の描写をして欲しかった。

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pikky

4.0ジャータカの逸話

2017年6月30日
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鑑賞方法:映画館

興奮

 メル・ギブソンもついにクリント・イーストウッドやロバート・レッドフォードの仲間入りを果たしたかと思われる作品である。
 テーマは歴史的にも世界的にも一般的であるが、いまだに誰もすっきりした回答を出せないでいるものだ。すなわち、戦争は人殺しか、世間一般の殺人事件の人殺しとどう違うのか、というテーマである。
 主人公は信仰から、人を殺してはいけない、自分は人を殺すことは絶対にできないと信じている。そして戦場には、人を殺すのではなく人を助けるために行くと主張する。主張するまでなら誰でもできる。問題は、銃弾が飛び交い仲間が次々に倒れる修羅場にあってなお、その主張を貫くことができるのかということだ。
 戦場など、人間の究極の選択が試される場所を文学的には極限状況と呼ぶ。極限状況にあって、何をするか、どんな姿勢で臨めるかがその人間の本当の姿をあらわすという仮説に基づいて、様々な作品が作られてきた。果たしてこの作品の主人公は、極限状況にあってもなお、自らの信念を貫けるだろうか。
 難攻不落の丘、ハクソーリッジでの戦闘シーンは、これまでに観たどの映画よりもリアルで迫力に満ちていた。もし自分があそこにいたら、1秒も正気を保っていられないだろう。
 そんな状況でひ弱い主人公に何が出来るだろうと、誰もが思う。それがこの作品の肝だ。主人公にとって、信仰は奇跡ではなく、現実である。自分を律し、あらゆる暴力を禁ずることで自分の生き方を貫き、レーゾンデートルを見出だす。
 仏教のジャータカの逸話は誰もが知る有名な話だが、森の火事を消そうとしたハチドリだけが称賛されるのではなく、ライオンもゾウも、最初に逃げ出したリスさえも、それぞれの役割を果たしたとされる。
 この映画はまさしくジャータカの逸話通りの作品で、登場人物の誰もが素晴らしい。では、森に火事を起こしたのは一体誰なのだろうか。

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耶馬英彦

5.01人の人間の信念の物語

2017年6月30日
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デズモンドの信念の物語でした
前半描かれたのはデズモンドの戦争前の出来事で
なぜデズモンドは
武器を持たずして戦場にいく選択をするのかを
丁寧に描いてました
デズモンドは元々信教的で幼い時と
青年期の出来事で武器を持つこととくに
銃を握ることをやめるという誓のもとに生き
戦場でもそれは変わらない。
武器を持たないのは弱者といわれ
蔑まれ、同じ隊の人からも壮絶なイジメをくらい
それでも人を助けたいという気持ちだけで
乗り切り
タイトルにもなるハクソーリッジの舞台へ
いざ本物の戦場にいくと
銃では一瞬、ほんとになにも考えずに
一瞬で人が死ぬ、これまで鍛え上げてた肉体や
精神などを無にするほどに
その映像はこれほどまでにリアルか!とも思わせ
自分が戦場に投げられてるくらい恐怖を感じるほど

いくらデズモンドがこれまで大切にしてきたものでも
この場では無駄になってしまうのではないか
そのくらい戦場ってのは酷いなって
というより自分を守るために
戦友を守るために武器を使うのは正しいことなんでは?
とも思ってしまう。

でもデズモンドは違った
1人砲撃の止まない戦場にのこり
傷ついた兵士を助けたい一心で
敵もすぐ近くにいる中
たくさんの兵士を1人で助ける、

そこには日本兵も含まれていたそう

デズモンドの行動は国のためではなく
1人の人間のための行動だったという強い信念

ただただ助けたい
その信念に深く心打たされて
後半は涙が止まらなかった

沖縄が舞台ということもあり
日本では賛否が分かれるかもしれません
でも、その描き方より
1人の、デズモンドドスという男の生き方に
色々感じることがあるはずです
悲惨な描写もありますがぜひ観てみてください

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tk

5.0観てると声あげちゃう

2017年6月30日
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声あげちゃうくらいにハラハラドキドキ、応援しながら鑑賞。でも主人公の笑顔がちょっと気持ち悪い。白人だらけで、制服でヘルメットで、顔が泥だらけなので、区別がなかなかつきにくい。もう1回観なくては。

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ボケ山田ひろし

4.5メル・ギブソンの贖罪映画

2017年6月30日
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前作「アポカリプト」は暴力に満ちた世界を描いた名作でしたが、今作は前作のテーマの先を見せてくれた映画だったと感じました。

暴力に満ちた世界の中で崇高に生きる道があるとしたらそれはこのようなものだ、ということを示してくれた作品だと思います。

また、主人公の父親はアル中でDVを起こす、という設定は完全にメル・ギブソン自身を投影している様に思えます。
そんな父親が、見たくもなかった軍服を着て、息子を無罪にしようとする場面は感動的でもあったし、それ以上に、メル・ギブソン自身のここ10年程での様々な罪に対する贖罪意識も含まれているのではないかと感じました。

主人公が暴力をふるわないと決意するのは、弟への暴力に対する罪の意識からであり、自分の罪を赦してもらうために仲間の命を救うのです。
ハクソーリッジに再び戻る前に主人公が体を洗うシーンは、主人公が完全に過去の罪を赦してもらえた、という意味も含まれていると思えます。

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pippo9