劇場公開日 2017年1月21日

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沈黙 サイレンスのレビュー・感想・評価

全320件中、61~80件目を表示

3.0体調いいとき観たほうがいい

2018年5月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

答えてくれない神とストイックに向き合う描写、「最後の誘惑」にも通じますね。スコセッシ監督にとって重要なテーマなのでしょう、答えない神との対峙は。

最近、広い意味での歴史ものにちょっとハマっててうっかり観てしまったが、重い、暗い、長い。よくもわるくもとてもしんどい映画。(ちなみに一昨日「幕末高校生」を観てしまったのでギャップが...)
グロさ、痛ましさも下手な戦争映画よりよほど強烈、なので要注意。いや、この映画の過激描写が別段飛びぬけているというわけではない。戦争による死と弾圧による死に軽重があるわけでもない。戦争のように物理的に排除するためだけに殺すのではなく、見せしめとして苦痛を与えるために殺すから強烈なのだ。そしてある意味、神が主役なわけだか、まったく救いがないという皮肉。そして史実という現実...ヘビーだ。

正直いって、信仰心のない自分には殉教者の心情が理解し難くもあり、そういう意味でもストレスがかかる映画。
ひさびさに、観るの本気で途中でやめたくなった。
ひとつ指摘しておきたいのは、たしかにすごく残酷なことが我が国におけるキリスト教の迫害では繰り広げられたわけだが、こういった残酷なことが洋の東西で現在でも起こり、とりわけ中世以前ともなれば珍しくはなかったであろう、ということ。この映画は敢えてリアルに表現しているだけで、通常はここまで生々しいシーンはスルー、またはぼやかしているだけにすぎない。別に日本特有ではない。恐ろしいことだが人類が残虐性を内包しているのは確かということだ。

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肉ネ~ム

3.5ーーーー10

2018年4月24日
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窪塚洋介が誰よりも役に入ってたと思う

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LandBLUE

3.0宗教観

2018年4月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

この映画があるのは知ってましたが、あまり興味を持っていなかったのですが、知り合いに強く勧められて観ました。

非常に丁寧に作られている映画でした。
キリシタンや宣教師に対する戦国末期から江戸時代における迫害とはこういうものだ!という視点と、神や信仰とは何かということを突きつけてくる内容です。

私個人的には前者に関しては良く知っていたので特に驚きや新規点は見出せず若干退屈でした。宗教観に関しても、非常にやはり西洋的な観点からの東洋観(特に日本でしょうか)であり、スコセッシを持ってしても難しいのかなと思いました。

しかし、非常にリアルな映画です。リアル過ぎて逃げることはできません。そこに3点を付けました。

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こうへい

4.0当然だが重い…

2018年4月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

アダム・ドライバー出演なので観た作品。
題材が題材なので哀しいし重い……。

戦争映画と同様、もう2度と同じ過ちを犯さないためにも日本人として観ておいて損はないと思うが、楽しめる映画ではない。

映画に付き物の音楽がほとんどないのが、この映画の内容に合ってて納得。

井上筑後守(井上政重)がキャラ的にも役者的(イッセー尾形)にもいい味だしてたと思う。

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Ren

5.0キリスト教の真髄を顕した名作。神の沈黙は何を意味するのか?

tさん
2018年3月24日
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知的

キリスト教における最大の福音は「神は見ている」ということ。

この映画、文字通り神は沈黙している。
キリスト教なんか信じてアフォか。日本ではキリスト教は広まらないんだぜ。信仰者は虐げられ。惨めで何もいいことないじゃん。窪塚は全然更生しねーし笑。神なんか信じてもいいことなんてねーじゃん。

神を信じたら良いことがある。この発想があるとこの映画の意味って全然分からないんだよね。神が良きことを与えてくださる?違うんです。

神は道をお示しになる、とかよく言ったものですが、神は見てるだけなの。何もお示しにはならない。ただ見てるだけ。実はこれがキリスト教における最大の福音。

神は何も与えてはくれない。道も示してはくれない。

しかし、神が見ていると知ったらその人はどのように行動するだろうか?バトンは常に人間の側にある。

神は見ている。そのときお前にそれができるのか?

これが倫理だ。

本作はキリスト教の正しい見方を教えてくれる。

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t

4.5永久保存版🙆‍♂️

2018年3月17日
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文句無し。素晴らしい。

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@Jankichi@

4.0キリスト、仏教、、

2018年3月8日
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宗教の考え方、信仰心の在り方に対して漠然と問題提起した作品。なのかなと個人的に感じた。
仏教における自分の中にある仏の心を信じる価値観と、キリスト教における神という存在を信じる価値観の違いは生涯相入れることのない異なる考え方であって、その信仰を変えさせることは、命をかけるほどのことなんだと、一応仏教徒の自分からしたら共感できるところや考えさせられるシーンが多くありました。

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ほし

4.0深い作品

2018年2月20日
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いろんな意味でとても考えさせるいい作品です。残酷なシーンもあり、そこに沈黙、サウンのない演出でリアル、残酷さが強調される。宗教の持つ意味、劇中にキリスト教に改宗して仏教でも心の安らぎを得たと言ったけど、結局宗教とは信じることにより自分自身の精神を浄化させることである。キリスト教とブッダが人間かを考えるのは無駄なことだ。

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素子

5.0濃厚な作品

2018年2月13日
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音楽が無い。という前評判で興味があり見ました。
劇中本当に音楽は一切ありませんでした。
そして本当に素晴らしい!
残酷な作品なのに景色の見せ方がとても美しく、神の沈黙に相応しい。海の音、風の音、ありとあらゆる音が逆に、沈黙を際だたせているように感じました。
マーティン・スコセッシ監督の他の作品も見てみようと思います。見て損はない作品です。おススメします。

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mizupoyo

3.5「沈黙」

2018年1月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アメリカ人はこれをどういう目線で観るんだろう。大名とか、仏教の埋葬法とか、拷問の仕方とか。日本人の今も続く宗教観や集団意識みたいなものが外国の監督によって丁寧に客観的に描かれているように感じた。
あと、ヒグラシの鳴き声は蝉がいない国には季節感が伝わらないんじゃないかと思ったけど、日本人からするといかにも「日本の夏」を表すもので非常によかった。

そして日本人のキャストがよかった。何の違和感もなく自然に見れた。…ということは非常に演技力があるということ。事務所ゴリ押しの臭い演技の俳優が使われていなくて本当によかった。ホッ。

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ちか

5.0解釈と変革の映画館。

2017年12月31日
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2017年最高傑作。間違いなく。神を裏切るところで、神と出会い、信仰を捨てることで、過去と未来を同時に救う。解釈と変革の映画。信じているけれど、信じていない状態の虚空。誰の声が聞こえているのか。ゾッとするくらい静かな場所で。

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ESSAI

4.5秀逸なタイトル

2017年12月13日
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俳優たちの演技が皆素晴らしい。
ジサマと塚本晋也の熱演にのっけから心をぶち抜かれた。

映像も音もスタイリッシュで美しい。
自然も、それぞれのシーンも
五島の人々の夜のミサのシーンは厳かで本当に美しかった。

ベースとなる物語もスキャンダラスで重厚。

信仰とは、宗教とは、人とは、人生で大事なものとは、強く問いかけられる作品。

良い作品である理由しかなかったです。

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sannemusa

5.0信念を貫く

2017年12月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

キリスト教を排除するためには、単純に弾圧すればよいということでは
ないと理解できました。
キリスト教を弾圧するだけで、排除できるなら、キリスト教は世界最大の
宗教にはならないでしょう。
キリスト教を排除するためには、宣教師に棄教させえることだと思いました。

キリスト教に支配されなかったから、宗教に支配さえれていないから、
現在の平和な日本があるのだと思いました。

江戸時代でも、現在でも、日本でも、米国でもイエスを全てと信仰をされては、
政治はできない。
政治体制を顧みずに自らの信念に基ずいて生きることは、江戸時代でも
現在でも、日本でも、米国でもできない。
命を懸けるだけの信念を持って生きている人間が、江戸時代でも、現在でも、
日本でも、米国でもいるのかと思う。

信念を待たずに生きるのは、数を増やすだけの動物と何が違うのでしょうか?
人として生まれてきた意味はどこにあるのでしょうか?
私は、自分の信念の基に眠る人でありたいと思う。

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ノリック007

5.02017年度ベストムービー!

2017年11月28日
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鑑賞方法:映画館

非常に重厚な物語。常に神は黙して語らず…自分の心の声に従うしかない…正しいとか正しくないではない。自分の信念を貫く時、人はそれに心揺さぶられるのだろう…。

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stoneage

5.0神は、心は助けるが、命は助けない

2017年11月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

“沈黙”なのにスティーブンセガールが出ていない(代わりに、リーアムニーソンが出てます)。

って、ふざけた感想を書くような内容ではない。

かなりの重量級で深く、そして出口の無い迷路のような作品。日本人だからこそ、両方の角度からの視点を持つことができるので、この迷宮がどれだけ複雑で根が深いかがわかる。そして、困惑する。

ただ観てて思ったのは、日本人にしろ、イエスズ会にしろ、宗教の真髄が見えていなかったのかな?という事。

神は、心は助けるが、命は助けない。

心が救われることで、命が救われるケースが多いのだとは思うが、それを絶対としている事に矛盾が生じ、悲しみが生まれてしまう。
そんな事を、我々に示す必要があるのか?
ああ、なんと無慈悲な作品なんだろと思う。

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サケビオース

2.5長年の夢

2017年11月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

マーティンスコセッシが長年温めていた待望の映画化。1600年代の日本、キリスト教を布教しにきた神父の話。
まずは160分と時間が長い!当然話の内容も全体的に暗い。劇場鑑賞だと辛さが残るだけだったかも。ただ日本人としてこういった出来事があったということを知っておくべきだろう
劇中に流れる蝉の音が余韻として残っている

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しゅんすけ13

3.0サイレンスとは内なるもののことなのかも

2017年11月17日
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宗教のことはわからない

でも神や仏の存在はあるのだと思う
人にもモノにも自然でも人工のものでも

自分の信じるものを信じ他の者たちが信じるものを否定するのはなぜなのだろう
皆が信じるものが違っても皆が幸せであるならそれでいいじゃなのかな

右にならえで同じ方が何かいいことがあるにせよ命まで落とすことは無かろうに
信じるものが心にあれば行動はどうであれそこはいいような気がします
無神論者の戯言ですけどね
何を信じてもいい、戦わないでいてほしい

それにしても日本は柔らかくなったな〜〜
今じゃもうふにゃふにゃじゃ〜〜ん

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カルヴェロ

5.0凄まじい作品

2017年11月3日
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恥ずかしげながら原作を読んだことがないので読もうと思う。

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そうたん

3.5宗教という怖さの表現が現代に通じる。

2017年10月21日
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江戸時代のキリスト教迫害をテーマにしたストーリーでありながら、実は、現代の宗教感についても考えさせられる映画。長いため途中眠くなるが、人間が人の思想を変えるためには、考えられないぐらいの非情な事ができるという恐怖。今のイスラム原理主義にも通じる。

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七星 亜李

4.0信仰とは何か

2017年10月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

劇場で見たとき、これはどういう作品なのかと興味が尽きなかった。

見終わってみれば、なぜ神は沈黙しているのか――という重すぎる問いに対する答えを探す物語だった。
ある意味サディスティックなまでのキリシタンに対する仕打ちは、昔映画館で鑑賞したメル・ギブソンの「パッション」という映画を思い起こさせた。

主人公もその師も、最終的には改宗して幕を閉じるが、彼らの信じている神は、言葉ではなく出来事を通して、ずっと彼らに道を示していたのだろうと思う。
私は日蓮宗系の在家の仏教徒であるが、彼らが最終的にキリスト教が間違っていてそれを捨てたことが正しいとか、そういう風には見ていない。

端的に言えば、「その当時の日本ではそれが正しい道だったのだ」ということだと思う。それは弾圧を正当化しているわけではなく、不幸にも既にそういう状況下にあって、一人の人間が採るべき行動という意味でのことだ。
キリスト教にしても、人々が幸せになるためのものであるはずだから、当人にはつらいだろうが、信仰者として最後の最後で、一定の答えを導き出せたのは、良かったのではないかと思う。

余談だが、アダムドライバーを見ながら「どこかで見たような...」と思いつつ、ようやく「ああ、SWのカイロレンか!」と途中で気づいた次第である(笑)

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しんかいぎょ