サバイバルファミリーのレビュー・感想・評価
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絆を悪い意味で受け取る人とは関わりたくない
映画館では2017年2月13日に地元のイオンシネマで鑑賞
それ以来二度目の鑑賞
古くからの矢口監督ファン
家族の絆を描くヒューマン要素が高いパニック系コメディー映画
海外作品にも昔『サバイバルファミリー』という映画があるがオマージュだろうか
大規模な停電ならリアルだが電池もバッテリーも全部ダメという設定にはかなり無理がある
そこまでする必要はなかった気がする
どうせなら極端にやっちゃえやっちゃえのノリだったのかもしれないが精細さが欲しかった
これはコメディーではないという意見も多い
だけど現実味がイマイチなのでコメディーの域を脱していない
それはそれで良いけれど
もはやSFの世界
主婦の皆さんに混じると圧倒的美人の深津絵里はこの映画の華
生意気な長女を演じる葵わかなも良い
でもやっぱり主演の小日向文世が1番面白い
さすが舞台出身のベテラン俳優は本物
小日向文世の芝居をじっくり味あうだけでも鑑賞する価値がある
須磨水族館での土下座とか豚とレスリングとか大好き
無人のブックオフで子どもたちが地図をパクるわけだが震災で営業できなくなった仙台のトイザラスに侵入して窃盗の容疑で逮捕された地元高校生を思い出した
今ではトイザラスは無くなっていて中古車販売店になってたような
家族4人で自転車に乗って東京から鹿児島を目指す話だがなぜか撮影には仙台市が大きく関わっている
サバイバルでも藤原紀香はスマートだなあ
時任三郎も余裕だし
2人の役柄がよく似合っていた
養豚業者の大地康雄も板についていた
窮地を救った蒸気機関車が宮沢賢治の銀河鉄道じゃなくて良かった
電気がある生活って良いよね
電気が無いとテレビも映画も観ることができない
2度目GWのコロナ自粛で観る
災害が起こった際の人間の醜さとか狡猾さの描き方とか、大きな困難を乗...
早く気がつけよ
嬉野雅道さん著書の「ただばたらき」で紹介されてましたこの作品
感慨深く見入ってしまいました
ホセ・ムヒカさんのスピーチを思い出します
人は何に幸せを感じるのか、発展とは何なのか
宇宙人の想像図に頭でっかちでひょろひょろな顎の小さいものを想像したでしょ
アレは今の世の中の価値観のままたどり着いた人間の姿なのでしょうね
技術の発展とは貪欲な人間の成れの果ての世界なのかもしれないな〜などと思ったりします
今ですよ、踏みとどまるなら
まだ昔の知恵を持った人達が生きているうちに学ぶべき事があるはずです
かつて老人は知識の宝庫として敬われ大切にされてきました
今はなんですか、煙たがりどこかへ押し込み相手をするのもめんどくさがってさ
先人達の知恵を切り離してはいけないと思います
些細なことでもね
タイトルなし
所々都合よくストーリーがおかしな箇所はあるけれど、何でも電気やガスで便利な世の中に警鐘を鳴らし、口先ばかりな親父、我儘で我関せずな子供達が次第に協力し合う様を、ユーモアを交えながら描いている。考えず見れた。
考えさせられる
非常事態にはデマがつきもの
最初は関東一円の大停電かと思われたが、テレビ、ラジオも全て喪失してしまう事態。おまけに都市ガス、水道も使えない状態となってしまい、大パニックとなる様子を打ち出していた。最後に原因は太陽フレアによるものか隕石によるものかと発表されていたが、最大規模の太陽フレアができると現実に起こりえる事態だ。たしか100万年に1度とか・・・
大地震によるパニックは本当に痛ましいことだが、情報が全く入らないのも恐ろしいこと。大阪以西では電気が来ているなどというデマも流れ、家族は自転車でまず羽田まで向かうが、飛行機も飛んでいない。電気を使うものが全て使えないのだ。
水と食料の確保。そして車も全て止まっている高速道路に乗って鹿児島を目指す鈴木一家。大勢の人々が高速道路にも溢れかえっていた。兵庫県あたりで養豚場をやっていた田中さん(大地康夫)に助けられたときには、そこでずっと暮らすのも手だったが、祖父(柄本明)も心配だったため、田中家を後にする。川を渡ったとき、父親(小日向)が溺れ死んだと思われたが、後に蒸気機関車に乗っていた家族に助けられる。
災害シミュレーションとしても面白いし、地震や戦争とも違って、人がそんなに死んではいないところが楽しめる。やはりこんな状況だと田舎暮らしが強いんだなぁ。
面白かった。また、他人事じゃなかった。
自分がこうなったらどうしよう?
[感想]現在のエネルギー大量生産の時代を揶揄したかったのでは?
インフラが止まってもなんとか行きにく家族をコミカルに描いた映画。
主な感想は下記3点。
①エネルギー大量消費の時代を揶揄
現在のエネルギーを大量消費する時代を揶揄したものに思えた。今後、化石燃料を使い続けると今の生活は出来なくなり、少なからずこのような生活を強いられる時が来ると思う。(100年後、200年後か分からないが)
②環境適応能力の重要性
今のコロナの問題でもそうだが、現状をみて適切な行動を取れることが大事。過去の経験に頼らず、自分の頭で何をするべきか大事。考えるだけでなく、実際に行動に移せることが大事(いち早く東京を離れた上司は全体像が見えている)※コロナ中国流行初期、日本での水際対策をみて絶対に日本でも流行ると考えながらも、50枚ほどしか追加で用意しなかった自分を反省。
過去こんなことが無かったからという考えが邪魔をした。先を見通す力、見通したことに対応する実行力が大事。
③人間の悪いところは隠されていること
実際にこのような事態になったら、強奪、殺人などより汚いところが見えていたと思う。そこはコミカルに描くために隠されていたのでは。
色々ツッコミどころはありますが考えさせられます
小日向文世よかった
矢口史靖監督は毎回様々な独自な視点のオリジナル脚本でコンスタンスに映画を撮っていて、しかもヒットさせている。こんな才能の持ち主はそうはいない。国宝級の人材。その上に常に「コメディ」なのである。こんな作家性の強い監督はそうはいませんよ。
今作は社会性の強いシチュエーションであるがやはりコメディ。超シリアスに描くこともできたハズだがそうは撮らない。作家性の強い人なのだ。
時にパニック映画のようでもあり、ディストピアSF、またはゾンビ映画で見る風景であったり。やっぱ脚本が上手いねえ。肉に齧り付いて泣くシーンにおもわずもらい泣き。「わかんない!」
終盤にかけての畳み掛けと長すぎないエピローグも見事。エンタメとメッセージ性のバランス感覚は天性のものですかね。傑作です!
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