風立ちぬのレビュー・感想・評価
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戦争のために造ったわけではないだろうに
個人的には一言で、好き嫌いって判断しづらかった。
こういう人達が居たことを忘れないための映画かなと。
空を飛びたい、でも飛行士には成れない。
ならば、設計士になろう。
すぐに時代に追い越されない飛行機を作りたい。
そういう純粋さだけでは、お金はでない。
世界を観て歩けない。
戦争があるから、資金が出て、飛行機を造れた。
本当は機関銃など積みたくはないが。
矛盾だらけの世の中でも、夢を追った人々は、
まさに夢中になってモノづくりをしてきたんだ。
戦争=死と、モノづくり=生と、相反するものだけど
表裏一体で近代化してきたのかもしれない。
庵野サンの棒読みが辛いw
ジブリの青春アニメですね。
【火垂るの墓】
【おもひでぽろぽろ】
【耳をすませば】
上記のリアリティのあるジブリ作品が好きな方にはウケるかもです。
【となりのトトロ】
【魔女の宅急便】
【もののけ姫】
【千と千尋の神隠し】
上記のファンタジー要素のあるジブリ作品が好きな人には、つまらないかも。
私は後者側なので、つまらなかったですね・・(´・ω・`)
宮崎駿監督の飛行機好きによる自己満作品って印象。
その証拠に主人公の二郎って、なんか自己中に見えます。
自分の好きな事だけ追いかけてて妹は放ったらかしだし
妻に対する愛情も薄いように感じます。
二郎は「美しいものが好き」なだけ。飛行機も妻の見た目も・・。
それに庵野サンの棒読みが気になって物語に入り込めなかった。。
見れなくはないけどジブリにこんなリアリティは求めてないな。 もっと...
見れなくはないけどジブリにこんなリアリティは求めてないな。
もっと不思議ワールドでいいし大衆もそれを望んでる。
声優もこだわったみたいやけど大根すぎ違和感ありすぎで全然集中して見れない。
力を尽くして生きる。
宮崎駿の最高傑作。ただただ美しいものを作りたかった。美しいものを見たかった。
宮崎駿といえば、すべての長編アニメーションが、誰かしらの最高傑作になり得る作品ばかりを世に送っている。自分の中で、その頂上に立つのがこの「風立ちぬ」
宮崎駿の言う「堪ふる限りの力を尽くして生きなさい」という言葉が映画では「君の10年を力を尽くして生きなさい」に変わっていた。宮崎駿が、生きてきた人生を堀越二郎に投影して描いていたのではないだろうか。
戦闘機を作るお金があれば、何百人もの子どもを救える。それでも、当時の日本は坂の上の雲を目指し、投資した。戦争は嫌いだが、戦闘機は好きという矛盾。
周りの人から、人間じゃないと思われ続けても、スタッフを怒鳴り散らしてでも、とことん納得のいく作品作りに邁進した宮崎駿に重なる。
風が吹いていれば、生きなくてはいけない。持ち得る10年をどう生きる?という問いかけが、現代に生きる我々には強く重く深く刻まれる。
最後の試験飛行の意味は、何だったんだろう。成功して、遠くの山をじっと見つめる二郎。あの瞬間、菜穂子は亡くなったのだろうが、風がやんだようにも感じた。風がやんだ。力の限り生きなくてよくなったのだ。
堀越二郎の生き方。最後の煉獄のシーン、敗戦の日本。美しいものを作りたかっただけなのに、人を殺し、戦争の道具になった。そして風はやんだ。だからこそ、最後の菜穂子の言葉「あなた生きて」は響くのだ。
生き抜いた。何も残らなかった。それでも、二郎は生きなくてはならないのだから。
アニメーション論
「かぐや姫の物語」と合わせてレンタルしてきて再鑑賞。
宮崎さんの映画は「もののけ姫」あたりから、1回見ただけではピンとこなくて、2回見てやっと飲み込めるようになっていった気がする。
本作も同じで、最初に観たときは全然ピンとこなかったけど、今回再度観てやっと物語がするりと飲み込めたように思う。
堀越二郎に自身を、飛行機とアニメーション重ね合わせて、クリエイターとしての人生を振り返った本作は、当時、間違いなく宮崎さんの遺言として描かれていて、アニメーション作家宮崎駿の葛藤や苦悩が赤裸々に綴られた名作だと思う。
「かぐや姫~」と合わせて観てよかった。
音と声が許せない。
作品云々より、主人公の声や効果音が許せなかった。一生懸命作った作品のはずだが、良くあれでOK出せるなと思う。
どー言う意図で声優や俳優を使わずオーディションもせず庵野さんを主人公の声にしたのか理解不能。
庵野さんもプロの声優に失礼だと思わんかったんかな?断れば良いのに!
こんな耳障りな効果音と声でやるなら音楽だけ流すかいっそサイレントでやった方がましな気がする。
内容的にも戦争中に本意ではないにしろ国策に加担した人を描くにはあまりに爽やか過ぎて違和感を感じた。
僕らのいのちは
私のオールタイムベストの1本です。
はじめてDVDを購入した映画でもあります。
飛ぶ夢を見る飛べない少年は、大人になっても飛ぶ夢を見る。ただひたすら、美しさを追求して、孕んだ少年が産んだものは戻ってこなかった。
思考を手放してはいけない
純粋な夢は平和だからこそ持つ事ができる。
手厚い医療は豊かだからこそ受ける事ができる。
全て、当たり前の事ではないのだ。
戦争へ向かいつつある時代では、夢であったはずの技術開発は戦争の道具とされ、
助かるものも助からない。
どうか、日本が同じ過ちを繰り返し、戦争へ突入しませんように。
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