全米映画ランキング : 2022年1月21日~2022年1月23日
全米映画ランキング:2022年1月25日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2022年1月21日~2022年1月23日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | Spider-Man: No Way Home | 6 | 14,125,000 | 721,010,988 | |
2 | 1 | Scream | 2 | 12,400,000 | 51,347,929 | |
3 | 3 | Sing 2 | 5 | 5,710,000 | 128,411,630 | |
4 | 初 | Redeeming Love | 1 | 3,710,000 | 3,710,000 | |
5 | 5 | The King's Man | 5 | 1,779,000 | 31,510,014 | |
6 | 4 | The 355 | 3 | 1,600,000 | 11,081,010 | |
7 | 7 | American Underdog | 5 | 1,225,000 | 23,132,748 | |
8 | 初 | The King's DaughterGravitas Ventures | 1 | 750,000 | 750,000 | |
9 | 8 | West Side Story | 7 | 698,000 | 35,051,495 | |
10 | 9 | Licorice Pizza | 5 | 683,357 | 10,786,005 |
「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」が首位に返り咲き
先週末の全米ボックスオフィスは、2本の新作が公開されたが、大ヒットを続ける「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」が約1410万ドルの興収で首位に返り咲き、5度目のトップに立った。
公開6週目の同作は、38日間の累計で約7億2000万ドルの興収を記録。「ブラックパンサー」を抜き北米歴代4位に浮上し、3位の「アバター」(09年/最終興収約7億6050万ドル)を射程圏内に捉えた。また全世界興収は約16億9000万ドルに達し、「ジュラシック・ワールド」(15年/約16億7050万ドル)を抜き歴代6位となっている。
2位は前週首位の「Scream」。先週末は約1220万ドルの興収で累計を約5100万ドルとしている。
約353万ドルのオープニング興収で4位デビューとなったのは、19世紀のカリフォルニア・ゴールドラッシュを背景にした歴史ロマンス「Redeeming Love」。フランシーン・リバースによる原作を「テイキング・ライブス 」「ディスタービア」などで知られるD・J・カルーソ監督が映画化。ネットフリックスのドラマシリーズ「ウィンクス・サーガ:宿命」のアビゲイル・コーウェンが主演を務めた。
初登場で8位にランクインしたのはネビュラ賞受賞の小説「太陽の王と月の妖獣」を映画化した歴史冒険ファンタジー「The King's Daughter」。17世紀の仏ベルサイユ宮殿を舞台に、海の妖獣をめぐって対立するルイ14世と侍女のマリー=ジョゼフの争いが描かれる。元々はパラマウントが2015年4月にリリース予定だったが公開せず、昨年インディペンデントの配給会社グラビタス・ベンチャーズが配給権を獲得。完成の7年後にようやく公開されたが、2000館以上での上映ながらOP興収約75万ドルとまったくふるわなかった。出演はピアース・ブロスナン、カヤ・スコデラリオ、ベンジャミン・ウォーカー、ウィリアム・ハート。監督は「ソウル・サーファー」のショーン・マクナマラ。
今週末は2015年のカンヌ映画祭で脚本賞を受賞した「或る終焉」のミシェル・フランコ監督とティム・ロスが再びタッグを組んだドラマ「Sundown」などが公開される。
2022年1月25日更新 藤井竜太朗