全米映画ランキング : 2021年7月9日~2021年7月11日

全米映画ランキング:2021年7月13日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2021年7月9日~2021年7月11日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ブラック・ウィドウ

Black Widow
「ブラック・ウィドウ」

Walt Disney
(ディズニー)

1 80,000,000 80,000,000
2 1 ワイルド・スピード ジェットブレイク 2 10,880,000 141,326,000
3 2 ボス・ベイビー ファミリー・ミッション 2 8,700,000 34,747,000
4 3 フォーエバー・パージ 2 6,710,000 27,445,000
5 4 クワイエット・プレイス 破られた沈黙 6 3,000,000 150,694,000
6 6 クルエラ

Cruella
「クルエラ」

Walt Disney
(ディズニー)

7 2,200,000 80,766,665
7 5 ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード 4 1,605,000 35,014,847
8 7 ピーターラビット2 バーナバスの誘惑

Peter Rabbit 2: The Runaway
「ピーターラビット2 バーナバスの誘惑」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

5 1,250,000 37,700,000
9 9 イン・ザ・ハイツ

In the Heights
「イン・ザ・ハイツ」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

5 630,000 28,318,000
10 10 Zola ゾラ

Zola
「Zola ゾラ」

A24
(トランスフォーマー)

2 620,000 3,531,563

スカーレット・ヨハンソン主演「ブラック・ウィドウ」が大ヒットスタート

独立記念日を終え、後半戦に入った今年のサマーシーズン興行。先週末は、昨年5月公開予定から14カ月延期になっていたマーベル・スタジオ待望の新作「ブラック・ウィドウ」が公開。コロナ・パンデミック後最高の約8000万ドルのオープニング興収をあげて、見事首位デビューを果たした。

同作はスカーレット・ヨハンソンが2010年から演じてきた「アベンジャーズ」の人気キャラクター、ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフの過去とともに彼女の贖罪と復讐を描いたアクション大作。ディズニープラスでの同時配信がありながら8000万ドルのOP興収をあげる集客力はさすがマーベルのブランド力といったところか。批評家からも好意的なレビューが多く、この夏最大のヒット作になる可能性も高い。

共演はフローレンス・ピュー、デビッド・ハーバー、レイ・ウィンストン、オルガ・キュリレンコ、O・T・ファグベンルに、オスカー俳優のウィリアム・ハートとレイチェル・ワイズ。また少女時代のナターシャにはミラ・ジョボビッチとポール・W・S・アンダーソン監督の娘エバー・アンダーソンが扮している。監督は「さよなら、アドルフ」「ベルリン・シンドローム」などを手がけてきたオーストラリア出身のケイト・ショートランド。

2位から4位は前週の1位から3位がスライドし、ユニバーサル配給作品が並んだ。2位は前週首位の「ワイルド・スピード ジェットブレイク」。先週末は約1088万ドルの興収で累計は約1億4100万ドルに。北米以外での興収は4億ドルを突破し、全世界興収は約5億4100万ドルに到達した。3位にはドリームワークス・アニメの新作「ボス・ベイビー ファミリー・ミッション」、4位にはジェイソン・ブラム、マイケル・ベイ製作による人気ホラーシリーズの新作「The Forever Purge」が続いた。

また5位「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」の北米累計はコロナ・パンデミック以降初となる1億5000万ドルを突破した。

今週末は、96年公開のスポーツアニメ「スペース・ジャム」の続編「スペース・プレイヤーズ」に、19年公開のホラー「エスケープ・ルーム」の続編「Escape Room: Tournament of Champions」などが公開となる。

2021年7月13日更新 藤井竜太朗

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