全米映画ランキング : 2021年6月4日~2021年6月6日

全米映画ランキング:2021年6月8日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2021年6月4日~2021年6月6日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 1 24,010,000 24,010,000
2 1 クワイエット・プレイス 破られた沈黙 2 19,500,000 88,611,000
3 2 クルエラ

Cruella
「クルエラ」

Walt Disney
(ディズニー)

2 11,243,000 43,684,673
4 スピリット 未知への冒険 1 6,200,000 6,200,000
5 5 ラーヤと龍の王国 14 1,306,000 53,528,146
6 4 キャッシュトラック

Wrath of Man
「キャッシュトラック」

United Artists Releasing
(クロックワークス)

5 1,274,996 24,679,000
7 3 スパイラル ソウ オールリセット 4 890,000 21,798,344
8 6 ゴジラvsコング 8 463,000 99,119,000
9 7 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」

FUNimation Films
(東宝、アニプレックス)

7 450,000 47,285,772
10 8 ドリーム・ホース

Dream Horse
「ドリーム・ホース」

Bleecker Street
(ショウゲート)

3 230,053 2,327,133

大ヒットホラー「死霊館」シリーズ最新作が首位デビュー

6月に入った全米ボックスオフィス。2本の新作が公開された先週末は、ジェームズ・ワン製作の大ヒットホラーシリーズの最新作「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」が約2400万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。

超常現象研究家のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が実際に調査した事件を基に映画化した「死霊館」(2013年)、「死霊館 エンフィールド事件」(2016年)に続くシリーズ3作目で、スピンオフの「アナベル」3作、「死霊館のシスター」「ラ・ヨローナ 泣く女」を含めると<死霊館ユニバース>ではトータルで8作目となる同作。今回は、アメリカの歴史上初めて「悪魔にとり憑かれていたこと」を理由に殺人事件での無罪を主張した1981年の「アルネ・シャイアン・ジョンソン裁判」を題材にした作品で、ウォーレン夫妻の決死の調査が描かれる。ウォーレン夫妻には前2作と同様パトリック・ウィルソンとべラ・ファーミガ。ジェームズ・ワンからメガホンを引き継いだのは「ラ・ヨローナ 泣く女」で長編デビューを飾ったマイケル・チャベス。

2位は前週首位だったエミリー・ブラント主演のホラー「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」。2週目の週末興収は約1950万ドルで、累計は約8860万ドルに。今週中にコロナ・パンデミック以降初の北米での1億ドル超え作品となりそうだ。

エマ・ストーン主演「クルエラ」はワンランク下げて3位に。約1100万ドルの興収で累計は約4370万ドルにとどまっている。

その他、ジェイク・ギレンホール、ジュリアン・ムーアらが声優を務めたドリームワークスアニメ「スピリット」シリーズの新作「Spirit Untamed」がOP興収約620万ドルで4位デビューとなった。

今週末は、実写版「ピーター・ラビット」の続編「ピーターラビット2 バーナバスの誘惑」に、トニー賞4冠の傑作ミュージカルを映画化した「イン・ザ・ハイツ」などが公開となる。

2021年6月8日更新 藤井竜太朗

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