全米映画ランキング : 2018年9月21日~2018年9月23日

全米映画ランキング:2018年9月25日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2018年9月21日~2018年9月23日
(金額・順位は確定後のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ルイスと不思議の時計 1 26,850,000 26,850,000
2 3 シンプル・フェイバー

A Simple Favor
「シンプル・フェイバー」

Lionsgate
(ポニーキャニオン)

2 10,400,000 32,562,414
3 2 死霊館のシスター

The Nun
「死霊館のシスター」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 10,250,000 100,895,307
4 1 ザ・プレデター

The Predator
「ザ・プレデター」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

2 8,700,000 40,435,122
5 5 クレイジー・リッチ!

Crazy Rich Asians
「クレイジー・リッチ!」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

6 6,515,000 159,439,483
6 4 ホワイト・ボーイ・リック 2 5,000,000 17,410,368
7 6 ライリー・ノース 復讐の女神

Peppermint
「ライリー・ノース 復讐の女神」

STX Entertainment
(プレシディオ)

3 3,720,000 30,332,559
8 華氏119

Fahrenheit 11/9
「華氏119」

Briarcliff Entertainment
(ギャガ)

1 3,101,000 3,101,000
9 7 MEG ザ・モンスター

The Meg
「MEG ザ・モンスター」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

7 2,350,000 140,522,919
10 8 search サーチ

Searching
「search サーチ」

Sony Pictures/Screen Gems
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

4 2,175,000 23,115,344

「ルイスと不思議の時計」がV マイケル・ムーア監督「華氏119」は7位

2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィス。約2700万ドルのオープニング興収で首位に立ったのはジャック・ブラック主演のファンタジー大作「ルイスと不思議の時計」だった。

ジョン・ベレアーズのファンタジー小説「壁のなかの時計」を「キャビン・フィーバー」「ホステル」などのホラー作品で知られるイーライ・ロス監督が映画化した同作。両親を亡くし、叔父でポンコツの魔法使いであるジョナサンと一緒に暮らすことになった少年ルイスの冒険が描かれる。厳しめのレビューを書かれることの多いロス監督だが、今回は批評・興行ともにまずまずのスタートとなった。共演はオスカー女優ケイト・ブランシェット、「ツイン・ピークス」のカイル・マクラクラン、ロス監督の妻ロレンツァ・イッツォ。

2位は前週からワンランクアップしたアナ・ケンドリック&ブレイク・ライブリー主演のR指定犯罪スリラー「A Simple Favor」。若い女性を集客し累計は約3200万ドルに。

3位「死霊館のシスター」は累計1億ドルを突破。今週中にも第1作「死霊館」(13年/最終興収1億3700万ドル)に次ぐシリーズ歴代2位の成績を収めることになる。

そしてドキュメンタリー映画としては破格の1700サイト超での公開となったマイケル・ムーア監督の最新作「華氏119」はオープニング興収約300万ドルで7位デビュー。2016年11月9日に第45代米大統領となることが確定したドナルド・トランプ氏を厳しく糾弾する作品だが、「トランプ」関連の著作、テレビドキュメンタリーなどは巷に溢れかえっているため、「わざわざ映画で見なくても」という空気が醸成されたか、予想よりは振るわず控えめなスタートとなってしまった。

今週末はワーナー・ブラザース製作のアニメ「スモールフット」、ケビン・ハート主演の最新コメディ「Night School」に、「ターミネーター」のゲイル・アン・ハード製作のホラー「Hell Fest」などが公開となる。

2018年9月25日更新 藤井竜太朗

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