全米映画ランキング : 2018年9月14日~2018年9月16日

全米映画ランキング:2018年9月18日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2018年9月14日~2018年9月16日
(金額・順位は確定後のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ザ・プレデター

The Predator
「ザ・プレデター」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

1 24,000,000 24,000,000
2 1 死霊館のシスター

The Nun
「死霊館のシスター」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 18,200,000 85,076,000
3 シンプル・フェイバー

A Simple Favor
「シンプル・フェイバー」

Lionsgate
(ポニーキャニオン)

1 16,050,000 16,050,000
4 ホワイト・ボーイ・リック 1 8,800,000 8,800,000
5 2 クレイジー・リッチ!

Crazy Rich Asians
「クレイジー・リッチ!」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

5 8,700,000 149,552,000
6 3 ライリー・ノース 復讐の女神

Peppermint
「ライリー・ノース 復讐の女神」

STX Entertainment
(プレシディオ)

2 6,070,000 24,250,000
7 4 MEG ザ・モンスター

The Meg
「MEG ザ・モンスター」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

6 3,805,000 137,087,000
8 5 search サーチ

Searching
「search サーチ」

Sony Pictures/Screen Gems
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 3,200,000 19,621,000
9 アンブロークン パス・トゥ・リデンプション 1 2,350,000 2,350,000
10 6 ミッション:インポッシブル フォールアウト 8 2,315,000 216,135,000

「ザ・プレデター」が首位デビュー A・ケンドリック&B・ライブリー主演スリラーは3位

3本の新作が上位にランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、人気SFアクションシリーズの続編「ザ・プレデター」が約2400万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。

同作は1987年に第1作が公開され30年以上人気を博しているシリーズの最新作。今回も宇宙船で地球に<捕獲>にやってきた戦闘種族プレデターと人類の死闘が描かれる。出演は「LOGAN ローガン」のボイド・ホルブルック、「ルーム」の子役ジェイコブ・トレンブレイに、オリビア・マンら。監督はシリーズ第1作でプレデターの餌食となる兵隊役で出演していたシェーン・ブラック(「リーサル・ウェポン」脚本、「アイアンマン3」監督)。

2位は前週首位のR指定ホラー「死霊館のシスター」。10日間の累計は約8500万ドルとなり、最終興収は1億2000万ドル前後になりそう。

約1600万ドルのOP興収で3位デビューとなったのは、ダーシー・ベル原作のベストセラー「ささやかな頼み」 (早川書房刊)をアナ・ケンドリック&ブレイク・ライブリーのW主演で映画化したR指定犯罪スリラー「A Simple Favor」。シングルマザーのステファニー(ケンドリック)は、息子を同じ幼稚園に通わせるエミリー(ライブリー)とママ友になるが、ある日エミリーは息子をステファニーに預けたまま失踪してしまう。ステファニーは日頃から記録しているVlog(=ビデオブログ)を使いながら、エミリーの夫らとエミリーを捜すことになる。レビューは上々で今後も女性客を中心に集客出来れば1億ドル超えも狙えそうだ。共演は「クレイジー・リッチ!」のヘンリー・ゴールディング。監督は「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」「SPY スパイ」「ゴーストバスターズ(2016)」のポール・フェイグ。

初登場4位はダーレン・アロノフスキー製作の実録ドラマ「White Boy Rick」。1980年代、父親とともにデトロイトに越してきた少年リチャード・ウェルシュ・Jrが、14歳にして麻薬ビジネスの世界に飛び込み、FBIに情報提供者として協力したのち麻薬ディーラーの大物となって逮捕されるまでの日々が描かれる。主人公リチャード・ウェルシュ・Jr役に、本作で俳優デビューを飾ったボルチモア出身の新星リッチー・メリット。共演は主人公の父親リチャード・ウェルシュ・シニア役にマシュー・マコノヒーのほか、ジェニファー・ジェイソン・リー、ブルース・ダーン。メガホンをとったのは「ベルファスト71」のヤン・ドマンジュ。

トム・クルーズ製作・主演「ミッション:インポッシブル フォールアウト」は8週目もトップ10内にとどまり、「M:i-2」(00年/最終興収約2億1500万ドル)を抜き、ついに北米でのシリーズ記録を更新。全世界でも約7億6100万ドルを稼ぎシリーズ歴代最高の成績を収めている。

今週末は「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」のマイケル・ムーア監督がトランプ米大統領をテーマにした最新ドキュメンタリー「華氏119」に、ジャック・ブラック&ケイト・ブランシェット共演のファンタジー大作「ルイスと不思議の時計」(イーライ・ロス監督)、オスカー・アイザック、オリビア・ワイルド、アネット・ベニング、アントニオ・バンデラス共演の恋愛ドラマ「Life Itself」などが公開となる。

2018年9月18日更新 藤井竜太朗

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