全米映画ランキング : 2017年2月24日~2017年2月26日

全米映画ランキング:2017年2月28日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2017年2月24日~2017年2月26日
(金額・順位は確定後のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ゲット・アウト

Get Out
「ゲット・アウト」

Universal
(東宝東和)

1 33,377,060 33,377,060
2 1 レゴバットマン ザ・ムービー

The LEGO Batman Movie
「レゴバットマン ザ・ムービー」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 19,208,097 133,214,675
3 4 ジョン・ウィック チャプター2

John Wick: Chapter 2
「ジョン・ウィック チャプター2」

Summit Entertainment
(ポニーキャニオン)

3 9,358,982 74,771,682
4 3 グレートウォール

The Great Wall
「グレートウォール」

Universal
(東宝東和)

2 9,125,960 34,831,600
5 2 フィフティ・シェイズ・ダーカー 3 7,792,655 103,727,870
6 5 フィスト・ファイト 2 6,571,348 23,446,175
7 6 ドリーム

Hidden Figures
「ドリーム」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

10 5,805,737 152,746,541
8 9 ラ・ラ・ランド

La La Land
「ラ・ラ・ランド」

Lionsgate
(ギャガ、ポニーキャニオン)

12 4,689,292 140,949,357
9 7 スプリット

Split
「スプリット」

Universal
(東宝東和)

6 4,098,990 130,823,885
10 11 LION ライオン 25年目のただいま

Lion
「LION ライオン 25年目のただいま」

The Weinstein Company
(ギャガ)

14 3,832,257 42,840,594

批評家絶賛のホラー「Get Out」が首位デビュー

アカデミー賞授賞式の週末。全米ボックスオフィスは3本の新作がリリースされ、低予算ホラー「Get Out」が約3300万ドルのオープニング興収で首位に立った。

同作は「パラノーマル・アクティビティ」「インシディアス」といった人気ホラーシリーズやデイミアン・チャゼル監督の「セッション」を手がけてきたジェイソン・ブラム製作のホラー。アフロ・アメリカンの青年クリスは、週末を使って白人の恋人ローズの実家に訪問するが、そこでさまざまな「恐怖」に襲われることになる。

監督はコメディ番組「Key & Peele」でブレイク、昨春「Keanu」で映画初主演を果たし、本作が長編映画デビューとなるジョーダン・ピール。ホラー映画の手法で人種差別の「闇」を描出した手腕を多くの批評家が絶賛。興行面でも製作費約500万ドルながら、最初の週末だけで6倍以上の興収をあげる大ヒットとなった。

出演は「ボーダーライン」のダニエル・カルーヤ、TVシリーズ「GIRLS ガールズ」のアリソン・ウィリアムズ、TVシリーズ「ザ・ホワイトハウス」のブラッドリー・ウィットフォードに、キャサリン・キーナー。

2位は「レゴバットマン ザ・ムービー」で、累計は約1億3300万ドルに。3位「ジョン・ウィック:チャプター2」は累計が約7470万ドルとなり、今週末にも前作の最終興収の2倍になる見通し。

その他、ニコラス・ホルト、フェリシティ・ジョーンズ主演の「アウトバーン」とアニメ「Rock Dog」の新作2本は全く振るわず、圏外スタートとなった。

今週末は、2000年からヒュー・ジャックマンが演じてきた「X-MEN」シリーズの人気キャラクター・ウルヴァリンの最後の戦いを描く「ローガン」(ジェームズ・マンゴールド監督)に、石田純一の娘すみれが精霊役で出演しているサム・ワーシントン主演の宗教ドラマ「The Shack」などが公開となる。

2017年2月28日更新 藤井竜太朗

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