全米映画ランキング : 2016年10月28日~2016年10月30日
全米映画ランキング:2016年10月31日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2016年10月28日~2016年10月30日
(金額・順位は確定後のもの)Rentrak Box Office Essentials
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 1 | 2 | 17,220,312 | 52,564,655 | ||
2 | 初 | Inferno | 1 | 14,860,425 | 14,860,425 | |
3 | 2 | Jack Reacher: Never Go Back | 2 | 9,640,747 | 39,769,924 | |
4 | 4 | The Accountant | 3 | 8,481,052 | 61,263,224 | |
5 | 3 | Ouija: Origin of Evil | 2 | 7,110,185 | 24,678,810 | |
6 | 5 | The Girl on the Train | 4 | 4,387,015 | 66,035,495 | |
7 | 6 | Miss Peregrine's Home for Peculiar Children | 5 | 4,073,674 | 79,977,854 | |
8 | 7 | Keeping Up with the Joneses | 2 | 3,390,107 | 10,794,420 | |
9 | 9 | Storks | 6 | 2,851,140 | 68,310,752 | |
10 | 初 | Ae Dil Hai MushkilFOX International | 1 | 2,193,042 | 2,193,042 |
タイラー・ペリーのコメディがV2 「インフェルノ」は2位デビュー
2本の新作がランクインしたハロウィーン前の週末。約1700万ドルの興収で首位に立ったのは前週と同じくタイラー・ペリー製作・脚本・監督・主演のコメディ「Boo! A Madea Halloween」だった。
同作の10日間の累計興収は約5200万ドルを記録。7000万ドル近辺が最終興収となりそうだ。
約1480万ドルのオープニング興収で首位デビューを逃したのは、「ハドソン川の奇跡」に続く今秋2作目のトム・ハンクス主演作「インフェルノ」。オスカー監督ロン・ハワードとのコンビで、宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授の活躍を描く人気シリーズ第3弾。第1作「ダ・ヴィンチ・コード」(06年/約7710万ドル)、第2作「天使と悪魔」(09年/約4620万ドル)ときて、この第3作のOP興収が約1480万ドルと、右肩下がりの厳しいスタートとなった。
地球の人口爆発を憂うアメリカの生物学者ゾブリストが、現在の人口を半数以下に減らすべく伝染病「インフェルノ」の拡散を計画。それがイタリアの詩人・哲学者のダンテによる叙事詩「神曲」の「地獄篇」をなぞった計画だと知ったラングドン(ハンクス)は、ゾブリストが隠した暗号の謎を解きながら、計画阻止に奔走するというストーリー。
前2作はメモリアルデイ向けの夏の大作として公開されていたが、今回から秋公開となり、アスペクトレシオ(画面アスペクト比)もIMAX対応のためか、スコープサイズ(2.35:1)からビスタサイズ(1.85:1)に変更するなどシリーズ初の形式で公開を迎えた。しかし、批評家のレビューは厳しいものが多く、興行にもそのまま反映されてしまった模様。北米以外の成績如何によってはハンクスによるラングドン教授は今回で見納めになってしまうかもしれない。共演にフェリシティ・ジョーンズ、ベン・フォスター、シセ・バベット・クヌッセン、イルファン・カーン、オマール・シー。
3位は、トム・クルーズ主演の「ジャック・リーチャー Never Go Back」。前週2位からワンランクダウンで10日間の累計は約3980万ドル。4位は前週と変わらず、ベン・アフレック主演のアクションスリラー「ザ・コンサルタント」が入った。
その他10位にはボリウッド映画「Ae Dil Hai Mushkil」が滑り込んだ。
今週末は、マーベル・スタジオの新作「ドクター・ストレンジ」(ベネディクト・カンバーバッチ主演)に、メル・ギブソン監督の戦争ドラマ「Hacksaw Ridge」(アンドリュー・ガーフィールド主演)、ドリームワークス・アニメーションの新作「Trolls」などが公開となる。
2016年10月31日更新 藤井竜太朗