全米映画ランキング : 2016年7月29日~2016年7月31日
全米映画ランキング:2016年8月1日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2016年7月29日~2016年7月31日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 初 | Jason Bourne | 1 | 60,042,540 | 60,042,540 | |
2 | 1 | Star Trek Beyond | 2 | 24,000,000 | 105,720,378 | |
3 | 初 | Bad Moms | 1 | 23,400,000 | 23,400,000 | |
4 | 2 | The Secret Life of Pets | 4 | 18,212,325 | 296,180,070 | |
5 | 3 | Lights Out | 2 | 10,810,000 | 42,877,032 | |
6 | 4 | Ice Age: Collision Course | 2 | 10,500,000 | 42,109,623 | |
7 | 5 | Ghostbusters | 3 | 9,800,000 | 106,171,471 | |
8 | 初 | Nerve | 1 | 9,000,000 | 15,051,287 | |
9 | 6 | Finding Dory | 7 | 4,220,000 | 469,012,930 | |
10 | 7 | The Legend of Tarzan | 5 | 2,405,000 | 121,856,210 |
「ジェイソン・ボーン」がシリーズ歴代2位のOP興収で首位デビュー
3本の新作がランクインした7月最終週の全米ボックスオフィス。約5920万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たしたのは、マット・デイモン主演の人気アクションシリーズの最新作「ジェイソン・ボーン」だった。
同シリーズはロバート・ラドラム原作の「暗殺者(原題はThe Bourne Identity)」を下敷きに、記憶を無くしたCIA史上最強の暗殺者ジェイソン・ボーンの「自分探しの旅」を描いた作品。第3作「ボーン・アルティメイタム」でボーンは、自分の過去と本名がデビッド・ウェブであることを知り旅は一段落を迎えたが、今作では隠されていた過去の秘密をめぐり、再び戦いに身を投じることになったボーンの新たな旅が描かれる。6000万ドル弱のOP興収は「ボーン・アルティメイタム」(07/約6900万ドル)に次ぐシリーズ歴代2位。レビューも第3作「アルティメイタム」ほど絶賛評は集まらなかったが、一部を除いて概ね高い評価となっており、まずまずのスタートとなった。
共演はオスカー俳優のトミー・リー・ジョーンズ、アリシア・ビカンダーにジュリア・スタイルズ、バンサン・カッセル。メガホンをとったのはシリーズ第2作「ボーン・スプレマシー」、第3作「ボーン・アルティメイタム」、「グリーン・ゾーン」に続き、デイモンとは4度目のタッグとなったポール・グリーングラス。ちなみにジェイソン・ボーンとは別のCIA暗殺者の活躍を描いたシリーズ第4作「ボーン・レガシー」の主人公アーロン・クロス(演じたのはジェレミー・レナー)は本作に登場せず、クロスを主人公にした「レガシー」の続編が17年にジャスティン・リン監督&レナー主演で映画化される予定。
2位は前週首位の「スター・トレック BEYOND」。10日間の累計は1億ドル超でグロスは1億5000万ドル近辺となりそう。約2300万ドルのOP興収で3位デビューとなったのは、PTA内でのママたちの争いをコミカルに描いたR指定コメディ「Bad Moms」。ミラ・クニス、クリステン・ベル、キャスリン・ハーンら扮する若いママたちが、PTAを仕切るクリスティーナ・アップルゲイト、ジェイダ・ピンケット・スミスら高飛車なママたちと対決する。監督は「ハングオーバー」シリーズの脚本や「21オーバー 最初の二日酔い」などで知られるジョン・ルーカス&スコット・ムーア。
その他8位にはエマ・ロバーツ&デイブ・フランコ主演のティーン向け犯罪ミステリー「Nerve」が入った。
今週末は、DCコミックスの悪役が大挙して登場するアメコミ版「特攻大作戦」と呼ばれている「スーサイド・スクワッド」のほか、ケビン・スペイシー、クリストファー・ウォーケン、ジェニファー・ガーナー出演のコメディ「Nine Lives」(バリー・ソネンフェルド監督)が公開に。
2016年8月1日更新 藤井竜太朗