全米映画ランキング : 2016年5月27日~2016年5月29日
全米映画ランキング:2016年5月30日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2016年5月27日~2016年5月29日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 初 | X-Men: Apocalypse | 1 | 65,000,000 | 65,000,000 | |
2 | 初 | Alice Through the Looking Glass | 1 | 28,112,000 | 28,112,000 | |
3 | 1 | The Angry Birds Movie | 2 | 18,700,000 | 66,353,309 | |
4 | 2 | Captain America: Civil War | 4 | 15,135,000 | 372,610,948 | |
5 | 3 | Neighbors 2: Sorority Rising | 2 | 9,103,640 | 38,340,220 | |
6 | 5 | The Jungle Book | 7 | 6,967,000 | 338,478,909 | |
7 | 4 | The Nice Guys | 2 | 6,370,000 | 21,733,672 | |
8 | 6 | Money Monster | 3 | 4,250,000 | 33,902,226 | |
9 | 14 | Love & FriendshipRoadside Attractions | 3 | 2,496,000 | 3,489,548 | |
10 | 8 | Zootopia | 13 | 831,000 | 335,874,645 |
「X-MEN:アポカリプス」がV。「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」は2位
メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の週末。全米ボックスオフィスは2つのフランチャイズが激突し、FOXの「X-MEN:アポカリプス」が、ディズニーの「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」を破り、首位デビューを果たした。
約6500万ドルのオープニング興収をあげた「X-MEN:アポカリプス」は、通算6作目となるシリーズ最新作。今回は首位デビューを果たしたものの、前作「X-MEN: フューチャー&パスト」のOP興収約9000万ドルを大きく下回るスタートとなってしまった。批評家受けも「フューチャー&パスト」ほど高くなく、シリーズの興収記録更新は早くも消滅しかけている。
内容は、堕落した人類に天誅を下すべく数千年の眠りから目を覚ました最強のミュータント「アポカリプス」がマグニートーらを従え世界崩壊を企てるが、それを阻止するためにプロフェッサーX率いる「X-MEN」が立ち上がるというもの。シリーズ第4作「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」からのキャストを受け継ぎ、プロフェッサーX=ジェームズ・マカボイ、マグニートー=マイケル・ファスベンダー、ミスティーク=ジェニファー・ローレンス、ビースト=ニコラス・ホルトらは変わらず。その他、オスカー・アイザック=アポカリプス、オリビア・マン=サイロックらが敵役として初登場。シリーズ1~3作目で活躍したストーム、サイクロップス、ジーン・グレイらは若いキャストに替わって再登場する。メガホンをとったのは、シリーズ4回目の監督となるブライアン・シンガー。
約2680万ドルのOP興収で2位デビューとなったのは、2010年の大ヒットファンタジー「アリス・イン・ワンダーランド」の続編「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」。ジョニー・デップ、ミア・ワシコウスカ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーターら前作の主要キャストが復帰した続編だったが、前作のOP興収約1億1600万ドルには遠く及ばず、期待はずれのスタートとなってしまった。レビューも厳しいものが多く集まり、こちらも「X-MEN」同様にシリーズ記録更新は難しそうだ。前作で監督のティム・バートンに代わってメガホンをとったのは「ザ・マペッツ」のジェームズ・ボビン。
今週末は、エミリア・クラーク&サム・クラフリン主演のラブストーリー「ミー・ビフォア・ユー(原題)」に、マイケル・ベイ製作によるティーン向けアクションの続編「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影(シャドウズ)」、ジャド・アパトー製作のコメディ「Popstar: Never Stop Never Stopping」が公開となる。
2016年5月30日更新 藤井竜太朗