全米映画ランキング : 2016年1月29日~2016年1月31日

全米映画ランキング:2016年2月1日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2016年1月29日~2016年1月31日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 カンフー・パンダ3 1 41,000,000 41,000,000
2 1 レヴェナント 蘇えりし者

The Revenant
「レヴェナント 蘇えりし者」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

6 12,400,000 138,171,368
3 2 スター・ウォーズ フォースの覚醒 7 10,782,000 895,426,000
4 ザ・ブリザード

The Finest Hours
「ザ・ブリザード」

Walt Disney
(ディズニー)

1 10,327,000 10,327,000
5 3 ブラザー・ミッション ライド・アロング2 3 8,345,520 70,775,210
6 5 ザ・ボーイ 人形少年の館

The Boy
「ザ・ボーイ 人形少年の館」

STX Entertainment
(プレシディオ)

2 7,894,000 21,527,916
7 4 ダーティ・グランパ

Dirty Grandpa
「ダーティ・グランパ」

Lionsgate
(REGENTS、日活)

2 7,575,000 22,821,010
8 6 フィフス・ウェイブ

The 5th Wave
「フィフス・ウェイブ」

Sony Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 7,000,000 20,188,149
9 7 13時間 ベンガジの秘密の兵士 3 6,274,244 42,848,089
10 Fifty Shades of Black

Fifty Shades of Black

Open Road Films

1 5,900,528 5,900,528

「カンフー・パンダ3」が首位デビュー。クリス・パイン主演アクションは4位に

1月最終週の全米ボックスオフィス。3本の新作がランクインした先週末は、大ヒットアニメシリーズの第3弾「カンフー・パンダ3」が約4100万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。

同作は2008年公開の第1作、2011年公開の第2作に次ぐドリームワークス・アニメーション製作のシリーズ第3弾。今回からチャイナ・フィルムズがドリームワークスと共同で製作に入り、配給をフォックスが担当している。カンフーをするパンダが主人公なので、中国のプロダクションが製作に入るのは当然の流れか。北米興収では第1作がグロス約2億1500万ドル、第2作がグロス約1億6500万ドルと下降しているが、全世界興収となると第1作が約6億3100万ドル、第2作が約6億6570万ドルと上昇傾向にあり、今作では全世界興収7億ドル以上が目標となる。

声の出演はジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリー、ダスティン・ホフマン、ゲイリー・オールドマン、ジャッキー・チェン、セス・ローゲン、ルーシー・リューらレギュラー陣に加え、ゲストにブライアン・クランストン、J・K・シモンズ、ケイト・ハドソンなど主役級が勢ぞろい。

2位はアカデミー賞候補の「レヴェナント 蘇えりし者」。レオナルド・ディカプリオがゴールデン・グローブ賞、SAG賞など順調に受賞を重ねており、興収も約1億4000万ドルに。グロスは1億8000万ドル近辺か。

3位は日本で興収100億円を突破した「スター・ウォーズ フォースの覚醒」。北米でのグロスは9億ドル目前で、全世界では約19億8400万ドルに。中国での興収が伸び悩んだ影響もあり、全世界興収は20億ドルほどになりそう。北米では記録更新となったが、全世界ではジェームズ・キャメロン監督の2作「アバター(2009)」(約27億8800万ドル)「タイタニック(1997)(約21億8600万ドル)には届かず終わることになりそうだ。

そして4位デビューとなったのがディズニー製作の実録アクション大作「ザ・ブリザード」。史上最大級のブリザードに襲われ遭難した巨大タンカーの乗組員を救出するため、北大西洋上に派遣された米沿岸警備隊の決死の活躍が描かれる。主演は「スター・トレック」シリーズのクリス・パイン。共演にエリック・バナ、ケイシー・アフレック、ベン・フォスター、ジョン・オーティス。監督は「ミリオンダラー・アーム」のクレイグ・ギレスピー。

その他10位には、昨年の大ヒット作「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のパロディ「Fifty Shades of Black」ランクイン。「最終絶叫計画」シリーズのマーロン・ウェイアンズが製作・脚本、主演を務めた。

今週末は今年のベルリン映画祭のオープニング作品に決まっているコーエン兄弟の群像劇「ヘイル、シーザー!」(ジョージ・クルーニー、ジョシュ・ブローリン、レイフ・ファインズ、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタム出演)に、ベストセラー小説「高慢と偏見とゾンビ」をリリー・ジェームズ&サム・ライリー主演で映画化した「プライドと偏見とゾンビ(仮題)」などが公開となる。

2016年2月1日更新 藤井竜太朗

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