全米映画ランキング : 2013年3月1日~2013年3月3日

全米映画ランキング:2013年3月5日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2013年3月1日~2013年3月3日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ジャックと天空の巨人

Jack the Giant Slayer
「ジャックと天空の巨人」

Waner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 28,010,000 28,010,000
2 1 泥棒は幸せのはじまり 4 9,706,150 107,433,255
3 21オーバー 最初の二日酔い

21 and Over
「21オーバー 最初の二日酔い」

Relativity Media
(アース・スターエンターテイメント)

1 9,000,000 9,000,000
4 ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛 1 8,030,000 8,030,000
5 2 オーバードライヴ

Snitch
「オーバードライヴ」

Summit Entertainment
(日活)

2 7,700,000 24,410,339
6 3 スペースガーディアン 3 6,725,000 43,213,050
7 4 セイフ ヘイヴン

Safe Haven
「セイフ ヘイヴン」

Relativity Media
(ポニーキャニオン)

3 6,300,000 57,093,483
8 7 世界にひとつのプレイブック 15 5,941,000 115,520,639
9 5 ダイ・ハード ラスト・デイ

A Good Day to Die Hard
「ダイ・ハード ラスト・デイ」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

3 4,500,000 59,624,000
10 6 ダークスカイズ 2 3,556,000 13,563,687

ブライアン・シンガー監督「ジャックと天空の巨人」が首位デビュー

3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、「ユージュアル・サスペクツ」「X-MEN」シリーズで知られるブライアン・シンガー監督の最新作「ジャックと天空の巨人」が約2800万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。

同作はイギリスの童話「ジャックと豆の木」を基に、天空に住む巨人たちと地上に住む人間たちの戦いを描いた3Dアクションアドベンチャー超大作。当初、2012年6月公開予定だったが、諸事情により延期となったため、CGを含む特殊効果等の追加修正で製作費は1億8000万ドル~2億ドルに膨れあがったといわれており、首位デビューを果たしたが、製作・配給のワーナーからすると物足りないオープニング興収になってしまった。主演は「アバウト・ア・ボーイ」「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のニコラス・ホルトと「アリス・イン・ワンダーランド」のエレノア・トムリンソン。共演にユアン・マクレガー、スタンリー・トゥッチ、ビル・ナイ、イアン・マクシェーン。

2位は前週首位の「Identity Thief」。公開4週目で1億ドルを突破し、13年公開作では初めての大台超え映画となった。

3位は初登場の「21 and Over」。翌日に大事な面接が控えていた学生チョンの21歳の誕生日(アメリカでの飲酒解禁日)を祝うために悪友2人が訪れたことから起こる騒動を描いたドタバタコメディ。
「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」の脚本を手がけたジョン・ルーカスの監督デビュー作だったが、大ヒットとはいかず、約900万ドルという寂しいオープニング興収となった。出演は「トワイライト」シリーズのジャスティン・チョンに、マイルズ・テラー、スカイラー・アスティン。

また、10年公開され、首位デビューを飾ったモキュメンタリー・ホラー「ラスト・エクソシズム」の続編「The Last Exorcism Part II」は、オープニング興収約800万ドルの4位デビューとなった。

今週末は、全世界同時公開の3Dファンタジー超大作「オズ はじまりの戦い」(監督:サム・ライミ、主演:ジェームズ・フランコ)、トミー・リー・ジョーンズがマッカーサー元帥に扮した終戦直後の日本が舞台の歴史ドラマ「終戦のエンペラー」に、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のニールス・アルゼン・オプレブ監督のハリウッドデビュー作「Dead Man Down」(コリン・ファレル&ノオミ・ラパス主演)が公開となる。

2013年3月5日更新 藤井竜太朗

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