全米映画ランキング : 2011年4月15日~2011年4月17日

全米映画ランキング:2011年4月18日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2011年4月15日~2011年4月17日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ブルー 初めての空へ

Rio
「ブルー 初めての空へ」

20th Century Fox
(マイシアター)

1 40,000,000 40,000,000
2 スクリーム4 ネクスト・ジェネレーション

Scream 4
「スクリーム4 ネクスト・ジェネレーション」

Dimension Films
(アスミック・エース)

1 19,279,000 19,279,000
3 1 イースターラビットのキャンディ工場 3 11,166,760 82,609,160
4 4 ソウル・サーファー

Soul Surfer
「ソウル・サーファー」

TriStar
(ディズニー)

2 7,400,000 19,997,000
5 2 ハンナ

Hanna
「ハンナ」

Focus Features
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 7,326,624 23,326,676
6 3 ミスター・アーサー 2 6,940,000 22,348,000
7 5 インシディアス

Insidious
「インシディアス」

FilmDistrict
(ショウゲート)

3 6,856,554 35,982,822
8 7 ミッション:8ミニッツ

Source Code
「ミッション:8ミニッツ」

Summit Entertainment
(ディズニー)

3 6,300,000 36,989,522
9 声をかくす人

The Conspirator
「声をかくす人」

Lionsgate
(ショウゲート)

1 3,924,000 3,924,000
10 6 ロード・オブ・クエスト ドラゴンとユニコーンの剣 2 3,894,660 15,952,425

「ブルー 初めての空へ」がV。「スクリーム」11年ぶりの続編が2位

3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、20世紀フォックス/ブルースカイスタジオ製作による3Dアニメ「ブルー 初めての空へ」が、今年最高となる約4000万ドルのオープニング興収をあげ、見事首位デビューを飾った。

同作は「アイス・エイジ」「ロボッツ」などを手がけてきたカルロス・サルダーニャ監督の新作。米ミネソタで甘やかされて育ったインコのブルーがブラジルのリオ・デ・ジャネイロに帰郷し大冒険を繰り広げる。声の出演は主人公ブルーに「ソーシャル・ネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグのほか、アン・ハサウェイ、ジェイミー・フォックス、ウィル・アイ・アム、トレイシー・モーガンら豪華スターが集結。批評家受けもまずまずで、1億ドル超えはほぼ確実だ。

約1900万ドルの興収で2位デビューとなったのは、大ヒットホラーシリーズ11年ぶりの続編「Scream 4」。監督ウェス・クレイブン、脚本ケビン・ウィリアムソンにオリジナルキャストのネーブ・キャンベル、デビッド・アークエット、コートニー・コックス・アークエットらが再集結し、前作「スクリーム3」の10年後を描く。「スクリーム2」「スクリーム3」はともに3000万ドル以上の興収をあげての大ヒットスタート(首位デビュー)だったが、今回はそうはならず、やや期待はずれなスタートとなってしまった。

2週連続の首位から3位に転落した「イースターラビットのキャンディ工場」は、17日間の累計興収が約8200万ドルに。ほぼ同成績の4位「Soul Surfer」、5位「ハンナ」はともに最終興収は4000万ドル程度の見込み。

9位初登場となった「The Conspirator」はアカデミー賞監督ロバート・レッドフォードによる歴史ドラマ。第16代米大統領エイブラハム・リンカーンの暗殺を共謀したとして国家反逆罪で処刑された女性メアリー・スラットの半生が描かれる。出演はメアリーにロビン・ライトのほか、ジェームズ・マカボイ、ケビン・クライン、エバン・レイチェル・ウッド、トム・ウィルキンソン。批評、興行ともに期待を下回る結果となってしまった。

今週末は、サラ・グルーエンのベストセラー小説「サーカス象に水を」をリース・ウィザースプーン、ロバート・パティンソン、クリストフ・バルツ共演で映画化した「Water for Elephants」、タイラー・ペリーによる人気シリーズ最新作「Madea's Big Happy Family」が公開となる。

2011年4月18日更新 藤井竜太朗

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