全米映画ランキング : 2011年2月18日~2011年2月20日

全米映画ランキング:2011年2月21日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2011年2月18日~2011年2月20日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 アンノウン

Unknown
「アンノウン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 21,770,000 21,770,000
2 アイ・アム・ナンバー4

I Am Number Four
「アイ・アム・ナンバー4」

DreamWorks/Walt Disney
(ディズニー)

1 19,500,000 19,500,000
3 3 Gnomeo & Juliet

Gnomeo & Juliet

Touchstone

2 19,400,000 50,421,000
4 1 ウソツキは結婚のはじまり 2 18,200,000 60,756,000
5 ビッグママ・ハウス3 1 17,000,000 17,000,000
6 2 ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー 2 13,600,000 48,473,000
7 6 英国王のスピーチ

The King's Speech
「英国王のスピーチ」

The Weinstein Company
(ギャガ)

13 6,566,000 103,278,000
8 5 ザ・ルームメイト 3 4,100,000 32,694,000
9 4 第九軍団のワシ 2 3,559,000 15,041,000
10 7 抱きたいカンケイ

No Strings Attached
「抱きたいカンケイ」

Paramount
(パラマウント)

5 3,120,000 66,033,000

リーアム・ニーソン主演「身元不明」が首位デビュー

プレジデント・デイの連休となった先週末の全米ボックスオフィスは3本の新作がランクインし、リーアム・ニーソン主演のアクションスリラー「身元不明」が約2100万ドルのオープニング興収をあげ、見事首位デビューを飾った。

同作は、2年前の同時期公開だった「96時間」と同じく、ヨーロッパを舞台にニーソンが大暴れするアクションスリラー。「96時間」がスーパーボウル・ウィークエンド公開で約2470万ドルのオープニング興収をあげたのに対し、今回は約2100万ドルとやや下回る成績となったが、まずまずの出だし。全米で1億4500万ドルを稼いだ「96時間」の最終興収を超えるのは厳しそうだが、まずは1億ドル突破を目指したい。

初登場2位は、マイケル・ベイ製作のSFアクションスリラー「アイ・アム・ナンバー4」。驚くべき超能力を持つ青年が自らの過酷な運命に立ち向かうというストーリー。例年、このプレジデンツ・デイの週は「デアデビル」「ゴーストライダー」「ジャンパー」といった超能力ヒーローものが多く公開され、すべて首位デビューを飾ってきたが、今年はニーソンのアクション映画に初登場首位を阻まれてしまった。監督は「イーグル・アイ」のD・J・カルーソ。出演は主人公に「アレックス・ライダー」のアレックス・ペティファーのほか、ティモシー・オリファント、ダイアナ・アグロン。

5位に初登場となったマーティン・ローレンス主演の人気シリーズ第3弾「Big Mommas: Like Father, Like Son」は、約1700万ドルの興収。シリーズ第1弾が約2570万ドル、第2弾が約2770万ドルのオープニング興収を叩きだしていたことを考えるとかなり寂しい数字。これでシリーズ終わりの可能性も。

7位「英国王のスピーチ」は公開13週目にして、ついに1億ドル突破。今週末のアカデミー賞で作品賞受賞となれば、最終興収は1億2000~3000万ドルあたりになりそうだ。

今週末はニコラス・ケイジ主演のアクション「Drive Angry 3D」、オーウェン・ウィルソン主演のコメディ「Hall Pass」などが公開に。

2011年2月21日更新 藤井竜太朗

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