全米映画ランキング : 2011年1月28日~2011年1月30日

全米映画ランキング:2011年1月31日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2011年1月28日~2011年1月30日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ザ・ライト エクソシストの真実

The Rite
「ザ・ライト エクソシストの真実」

New Line Cinema/Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 15,005,000 15,005,000
2 1 抱きたいカンケイ

No Strings Attached
「抱きたいカンケイ」

Paramount
(パラマウント)

2 13,650,000 39,742,000
3 メカニック

The Mechanic
「メカニック」

CBS Films
(ショウゲート)

1 11,500,000 11,500,000
4 2 グリーン・ホーネット

The Green Hornet
「グリーン・ホーネット」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 11,500,000 78,800,000
5 4 英国王のスピーチ

The King's Speech
「英国王のスピーチ」

The Weinstein Company
(ギャガ)

10 11,102,000 72,217,000
6 5 トゥルー・グリット

True Grit
「トゥルー・グリット」

Paramount
(パラマウント)

6 7,600,000 148,388,000
7 3 僕が結婚を決めたワケ 3 5,476,000 40,634,000
8 6 ブラック・スワン

Black Swan
「ブラック・スワン」

Fox Searchlight
(20世紀フォックス映画)

9 5,100,000 90,704,000
9 8 ザ・ファイター

The Fighter
「ザ・ファイター」

Paramount
(ギャガ)

8 4,055,000 78,373,000
10 9 ヨギ&ブーブー わんぱく大作戦 7 3,165,000 92,507,000

A・ホプキンス主演「ザ・ライト」がV。J・ステイサムの新作は3位

2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、アンソニー・ホプキンスの新作「ザ・ライト」が約1500万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。

同作はアメリカの神学生がイタリアでエクソシスト(悪魔祓い)になるまでを描いた実話ベースのサスペンスホラー。ホプキンスは神学生を指導するエクソシストのルーカス神父に扮している。オスカー俳優が主演した作品にしては、批評は芳しくなく、最終興収は5000万ドルを上回れば御の字といったところか。監督は「1408号室」「すべてはその朝始まった」のミカエル・ハフストローム。

2位は前週首位の「抱きたいカンケイ」。2週目はそれほど落ち込むことなく約1300万ドルの興収。10日間の累計は約4000万ドルに。ナタリー・ポートマンはオスカーノミネートされたもうひとつの主演作「ブラック・スワン」も8位にランクイン。こちらの累計興収は9000万ドルに到達。オスカー効果を考慮すると1億ドル突破はほぼ間違いなしか。

興収約1150万ドルで3位デビューとなったのは、ジェイソン・ステイサム主演のアクションスリラー「The Mechanic」。1972年にチャールズ・ブロンソン主演で製作された同名作を「コン・エアー」「トゥームレイダー」のサイモン・ウエスト監督がリメイク。罠に嵌められた業界トップの暗殺者の孤独な戦いが描かれる。共演に「3時10分、決断のとき」のベン・フォスター、名優ドナルド・サザーランドほか。

5位は2010年度のアカデミー賞で作品賞を含む最多12部門のノミネートを受けた「英国王のスピーチ」。先週末も1000万ドル以上の興収をキープし、累計興収は7000万ドルを突破。この勢いが続き、作品賞受賞となると1億ドル突破は間違いなしだ。同じくオスカー候補となった西部劇「トゥルー・グリット」は約760万ドルの興収で6位。累計は1億5000万ドル目前。

第45回NFLスーパーボウルが行われる今週末は、レイトン・ミースター主演のスリラー「The Roommate」に、ジェームズ・キャメロン製作総指揮、リチャード・ロクスバーグ&ヨアン・グリフィズ共演の3Dアドベンチャー「Sanctum」が公開となる。

2011年1月31日更新 藤井竜太朗

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