全米映画ランキング : 2010年12月3日~2010年12月5日

全米映画ランキング:2010年12月6日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年12月3日~2010年12月5日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 2 塔の上のラプンツェル

Tangled
「塔の上のラプンツェル」

Walt Disney
(ディズニー)

2 21,500,000 96,461,000
2 1 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 3 16,735,000 244,236,000
3 4 バーレスク

Burlesque
「バーレスク」

Screen Gems
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 6,100,000 26,957,000
4 5 アンストッパブル(2010)

Unstoppable
「アンストッパブル(2010)」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

4 6,100,000 68,893,000
5 6 ラブ&ドラッグ

Love & Other Drugs
「ラブ&ドラッグ」

20th Century Fox
(エスピーオー)

2 5,700,000 22,622,000
6 3 メガマインド

Megamind
「メガマインド」

Dreamworks/Paramount

5 5,030,000 136,704,000
7 8 デュー・デート 出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断 5 4,215,000 90,964,000
8 7 ファースター 怒りの銃弾

Faster
「ファースター 怒りの銃弾」

CBS Films
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 3,829,000 18,112,000
9 決闘の大地で

The Warrior's Way
「決闘の大地で」

Relativity Media
(日活)

1 3,051,000 3,051,000
10 9 スリーデイズ 3 2,650,000 18,381,000

「ラプンツェル」首位に。チャン・ドンゴンのハリウッド進出作は9位

感謝祭を終えてひと段落の全米ボックスオフィス。全体的に低調だった先週末は、ディズニーの「塔の上のラプンツェル」が約2150万ドルで首位となった。同作の12日間の累計興収は約9650万ドルと1億ドルまであと一息。最終興収は1億6000万ドルあたりになりそう。約1670万ドルで2位となったのは3週連続の首位を逃した「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」。累計は現時点で約2億4420万ドルとなったが、このままの勢いでは3億ドル突破は厳しそうだ。

約610万ドルで3位となったのは「バーレスク」と「アンストッパブル」。「アンストッパブル」の累計興収は約6890万ドルとなり、7000万ドルまでもう少し。監督のトニー・スコットとしては、デンゼル・ワシントンとコンビを組んだ前作「サブウェイ123」(09年/約6540万ドル)、前々作「デジャヴ」(07年/約6400万ドル)の最終興収を上回り、ホッとひと安心といったところか。ちなみに、これまでのコンビ作(全5作)の成績は、1位が「クリムゾン・タイド」(95年/約9100万ドル)で、2位が「マイ・ボディガード」(04年/約7700万ドル)。「アンストッパブル」が2位になる可能性は十分にある。

そして、先週末唯一の拡大公開作ながら初登場9位という残念な結果に終わったのが韓流スター、チャン・ドンゴンのハリウッドデビュー作「The Warrior's Way」。「ロード・オブ・ザ・リング」「マトリックス」のプロデューサーが手がけた無国籍ソードアクションものだったが、オープニング興収約310万ドルとまったく振るわなかった。

圏外では、18館の限定公開ながら13位デビューとなったナタリー・ポートマン主演の心理スリラー「ブラック・スワン」が評判に。今週末からは60館以上での公開が予定されており、すでにアカデミー賞の有力候補と見られている。

今週末は、ジョニー・デップ&アンジェリーナ・ジョリー共演のサスペンス「ツーリスト」、マーク・ウォールバーグ&クリスチャン・ベール共演の実録ボクシングドラマ「The Fighter」(デビッド・O・ラッセル監督)、スパイダーマンのミュージカルを手がけたジュリー・テイモア監督の新作「The Tempest」(ヘレン・ミレン主演)、そして大ヒットファンタジーの続編「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島」が公開に。

2010年12月6日更新 藤井竜太朗

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