全米映画ランキング : 2011年3月11日~2011年3月13日
全米映画ランキング:2011年3月14日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2011年3月11日~2011年3月13日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 初 | Battle: Los Angeles | 1 | 36,000,000 | 36,000,000 | |
2 | 1 | Rango | 2 | 23,050,000 | 68,653,000 | |
3 | 初 | Red Riding Hood | 1 | 14,135,000 | 14,135,000 | |
4 | 2 | The Adjustment Bureau | 2 | 11,459,175 | 38,451,435 | |
5 | 初 | Mars Needs Moms | 1 | 6,800,000 | 6,800,000 | |
6 | 4 | Hall Pass | 3 | 5,105,000 | 34,936,000 | |
7 | 3 | Beastly | 2 | 5,090,000 | 16,980,401 | |
8 | 7 | Just Go with It | 5 | 4,000,000 | 93,982,000 | |
9 | 8 | The King's Speech | 16 | 3,625,163 | 129,062,000 | |
10 | 5 | Gnomeo & JulietTouchstone | 5 | 3,546,000 | 89,031,000 |
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」が大ヒットスタート
3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、SF戦争アクション大作「世界侵略:ロサンゼルス決戦」が約3600万ドルの興収で首位デビューを果たした。
同作のオープニング興収約3600万ドルは、約3800万ドルを稼いだ前週首位の「ランゴ」に次ぐ今年2位の好成績。順調に稼げば1億ドル超えは堅そうだ。だが、批評家からは厳しい評価を下されており、次週以降の数字が気になるところ。ちなみに同ジャンルで批評家受けも良かった「第9地区」(09)のオープニング興収は約3740万ドル。
約2300万ドルで2位となったのは「ランゴ」。10日間の累計興収は約6800万ドルで、このまま行けば最終興収は約1億2000万ドルあたりに。
約1440万ドルで3位デビューと、やや期待はずれな結果に終わったのが「Red Riding Hood」。グリム童話「赤ずきん」を「トワイライト」のキャサリン・ハードウィック監督、アマンダ・セイフライド、ゲイリー・オールドマン共演で映画化したスリラーだが、首位の「世界侵略:ロサンゼルス決戦」同様、こちらも批評家受けが悪く、最終興収は5000万ドルに届けば御の字といったところ。
そして、さらに期待はずれだったのがロバート・ゼメキス製作のSFアニメ「少年マイロの火星冒険記 3D」。オープニング興収は約680万ドルで5位からのスタート。211のIMAX上映館を準備しての拡大公開だったが、ファミリー層の観客を多く獲得できなかった。
圏外では、「闇の列車、光の旅」のケイリー・ジョージ・フクナガ監督による文芸ドラマ「ジェーン・エア」(ミア・ワシコウスカ、マイケル・ファスベンダー共演)がたった4館の限定公開ながら27位に。1館あたりのスクリーン平均興収は約45720ドルと今年最高の数字を記録した。
今週末はブラッドリー・クーパー&ロバート・デ・ニーロ共演のスリラー「Limitless」に、「スーパーバッド」のグレッグ・モットーラ監督のSFコメディ「Paul」、そしてマイクル・コナリー原作のベストセラーをマシュー・マコノヒー主演で映画化したサスペンス「The Lincoln Lawyer」が公開となる。
2011年3月14日更新 藤井竜太朗