全米映画ランキング : 2011年1月7日~2011年1月9日

全米映画ランキング:2011年1月11日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2011年1月7日~2011年1月9日
(金額・順位は確定後のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 2 トゥルー・グリット

True Grit
「トゥルー・グリット」

Paramount
(パラマウント)

3 14,605,135 110,035,157
2 1 ミート・ザ・ペアレンツ3 3 13,487,245 123,687,760
3 デビルクエスト

Season of the Witch
「デビルクエスト」

Relativity Media
(角川映画)

1 10,612,375 10,612,375
4 3 トロン:レガシー

Tron: Legacy
「トロン:レガシー」

Walt Disney
(ディズニー)

4 10,090,002 148,212,420
5 9 ブラック・スワン

Black Swan
「ブラック・スワン」

Fox Searchlight
(20世紀フォックス映画)

6 8,113,011 61,218,504
6 43 カントリー・ストロング 3 7,326,165 7,463,454
7 6 ザ・ファイター

The Fighter
「ザ・ファイター」

Paramount
(ギャガ)

5 7,001,504 57,845,946
8 4 ヨギ&ブーブー わんぱく大作戦 4 6,641,250 75,436,771
9 10 英国王のスピーチ

The King's Speech
「英国王のスピーチ」

The Weinstein Company
(ギャガ)

7 6,414,407 32,896,665
10 7 塔の上のラプンツェル

Tangled
「塔の上のラプンツェル」

Walt Disney
(ディズニー)

7 5,111,098 175,779,496

「トゥルー・グリット」が首位に。ニコラス・ケイジの新作は3位初登場

本年も宜しくお願いいたします。新年2週目の全米ボックスオフィスは、コーエン兄弟の西部劇「トゥルー・グリット」が週末興収約1500万ドルで公開3週目にして首位に立った。

同作の19日間の累計興収は約1億1000万ドルに到達し、コーエン兄弟作品としては初めて1億ドルの大台を超える大ヒットに。オスカーの結果によっては、2億ドル超えもあるかもしれない。

興収約1380万ドルで2位となったのは、2週連続首位だったファミリーコメディ「Little Fockers」。こちらの19日間の累計興収は約1億2400万ドル。6年前に公開された前作「ミート・ザ・ペアレント2」では、3週目の段階で興収が2億ドルを超えていたため、興行的には後退している感が否めない。今回は2億ドルに到達することなく興行を終えそうだ。

初登場3位となったのは、ニコラス・ケイジ、ロン・パールマン共演の歴史アドベンチャー「Season of the Witch」。批評家からは酷評され、おまけに初登場で興収約1000万ドルと、かなり厳しいスタートとなってしまった。

ナタリー・ポートマン主演の5位「ブラック・スワン」は9位から再浮上し、累計は6000万ドルに到達。この作品もゴールデン・グローブ賞やオスカーの結果によっては1億ドル以上の興収が期待できる。

そして拡大公開により6位に浮上してきたのが、グウィネス・パルトロウ主演の音楽ドラマ「Country Strong」。酒に溺れた女性カントリーシンガーの再生の旅を描いたストーリーだが、批評でも興行でもそれほど響かず。最終興収は約3000万ドル以下になりそう。

その他、7位に「The Fighter」、9位に「英国王のスピーチ」など、オスカーの有力候補がそれぞれランクインしている。

今週末はセス・ローゲン主演、ミシェル・ゴンドリー監督の3Dアクション・コメディ「グリーン・ホーネット」、ロン・ハワード監督の新作「僕が結婚を決めたワケ」が公開となる。

2011年1月11日更新 藤井竜太朗

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