全米映画ランキング : 2010年9月24日~2010年9月26日

全米映画ランキング:2010年9月27日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年9月24日~2010年9月26日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ウォール・ストリート

Wall Street: Money Never Sleeps
「ウォール・ストリート」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

1 19,000,000 19,000,000
2 ガフールの伝説

Legend of the Guardians: The Owls of Ga'Hoole
「ガフールの伝説」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 16,335,000 16,335,000
3 1 ザ・タウン

The Town
「ザ・タウン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 16,030,000 49,117,000
4 2 小悪魔はなぜモテる?! 2 10,700,000 32,814,000
5 You Again

You Again

Touchstone

1 8,300,000 8,300,000
6 3 デビル

Devil
「デビル」

Universal
(東宝東和)

2 6,479,000 21,733,000
7 4 バイオハザードIV アフターライフ

Resident Evil: Afterlife
「バイオハザードIV アフターライフ」

Screen Gems
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 4,900,000 52,019,000
8 5 Alpha and Omega

Alpha and Omega

Lionsgate

2 4,700,000 15,130,000
9 6 テイカーズ

Takers
「テイカーズ」

Screen Gems
(日活)

5 1,650,000 54,913,000
10 9 インセプション

Inception
「インセプション」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

11 1,245,000 287,051,000

「ウォール街」続編が首位デビュー。「ガフールの伝説」は2位

3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、オリバー・ストーン監督&マイケル・ダグラス主演のサスペンスドラマ「ウォール・ストリート」が、約1900万ドルの興収をあげて、予想通り首位デビューを果たした。

同作は、ダグラスにオスカー主演男優賞をもたらした名キャラクターのカリスマ投資家ゴードン・ゲッコーと、若き証券マンのバド・フォックス(チャーリー・シーン)の愛憎ドラマを描いた「ウォール街」(87)の23年ぶりとなる続編。08年9月のリーマン・ショック後にストーン監督によって企画・製作された。前作の最後に逮捕され収監されたゲッコーが、すっかり様変わりしたニューヨーク・ウォール街に舞い戻り、若い世代と対峙するという内容で、批評家からはまずまずの評価を受けている。ちなみにオープニング興収1900万ドルは、ストーン監督、ダグラスの双方にとって過去最高の成績。ストーン監督のこれまでのベストは「ワールド・トレード・センター」(06年/約1870万ドル)、ダグラスのベストは「サウンド・オブ・サイレンス」(01年/約1700万ドル)だった。

初登場2位となったのは「300/スリーハンドレッド」「ウォッチメン」で知られるザック・スナイダー監督による3Dアニメ「ガフールの伝説」。北米2400館以上の3Dシアターと、193サイトのIMAX3Dシアターで公開されたが、オープニング興収は約1630万ドルと爆発的なヒットには至らなかった。声の出演はオスカー俳優のジェフリー・ラッシュ、ヘレン・ミレンのほか、ヒューゴ・ウィービング、サム・ニール、ジム・スタージェスら。

3位は本年度のオスカー候補の呼び声高い「ザ・タウン」。興収は前週比33%ダウンの約1600万ドルで、10日間累計は約4910万ドル。公開10日間の累計が約5700万ドルだった06年度のオスカー受賞作「ディパーテッド」をやや下回る成績で、このままいけば9000万~1億ドルの興収を望めそうだ。

クリステン・ベル主演のファミリーコメディ「You Again」は興収約830万ドルで5位に初登場。ジェイミー・リー・カーティス、シガーニー・ウィーバーの両ベテラン女優がサポートに回ったが、批評家からは酷評の嵐だった。

今週末は、デビッド・フィンチャー監督が巨大SNS「Facebook」誕生までの実話を映画化した批評家大絶賛の超話題作「ソーシャル・ネットワーク」、「クローバーフィールド/HAKAISHA」のマット・リーブス監督が、スウェーデンの傑作ホラー「ぼくのエリ」をリメイクした「LET ME IN」、レネー・ゼルウィガー&ブラッドリー・クーパー共演のサスペンス「Case 39」が公開となる。

2010年9月27日更新 藤井竜太朗

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