全米映画ランキング : 2010年3月12日~2010年3月14日

全米映画ランキング:2010年3月15日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年3月12日~2010年3月14日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 アリス・イン・ワンダーランド 2 62,000,000 208,625,000
2 グリーン・ゾーン

Green Zone
「グリーン・ゾーン」

Universal
(東宝東和)

1 14,535,000 14,535,000
3 ある日モテ期がやってきた 1 9,600,000 9,600,000
4 リメンバー・ミー(2010) 1 8,300,000 8,300,000
5 3 シャッター アイランド

Shutter Island
「シャッター アイランド」

Paramount
(パラマウント)

4 8,140,000 108,008,000
6 マイファミリー・ウェディング 1 7,600,000 7,600,000
7 5 アバター(2009)

Avatar
「アバター(2009)」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

13 6,600,000 730,344,000
8 2 クロッシング

Brooklyn's Finest
「クロッシング」

Overture Films
(プレシディオ)

2 4,290,000 21,351,000
9 4 コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら

Cop Out
「コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 4,230,000 39,442,000
10 6 クレイジーズ

The Crazies
「クレイジーズ」

Overture Films
(ショウゲート)

3 3,650,000 33,358,000

「アリス」V2。デイモン&グリーングラス「グリーン・ゾーン」は2位

4本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、前週に引き続きジョニー・デップ&ティム・バートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」が、前週比47%ダウンながら約6200万ドルを稼ぎ、圧倒的な強さでV2を飾った。

同作の10日間の累計興収は約2億865万ドルとなり、「チャーリーとチョコレート工場」(05年/約2億600万ドル)を抜いて、デップ&バートンコンビ最大のヒットに。順調にいけば最終興収は3億5000万ドルあたりになると見られている。

約1450万ドルの興収で2位デビューとなったのは、「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」のマット・デイモン&ポール・グリーングラス監督が再びタッグを組んだ「グリーン・ゾーン」。内容は03年初頭のイラク・バグダッドを舞台に、デイモン扮する米軍兵士ミラーが大量殺戮兵器の在処を捜索するサスペンス・アクション。批評家からはまずまずの評価を受けているが、大絶賛を浴びた「ボーン・アルティメイタム」ほどの高評価ではない。撮影は「ハート・ロッカー」のバリー・アクロイド、脚本は「ミスティック・リバー」「ボーン・スプレマシー」のブライアン・ヘルゲランド。

3位、4位はともに初登場。約960万ドルで3位となった「She's Out of My League」は「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」のジェイ・バルチェル主演によるラブコメディ。4位「Remember Me」は「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソンがニューヨークの大学生に扮した青春ラブストーリー。爆発的なオープニングを飾った「トワイライト」シリーズ2作とは異なり、落ち着いたスタートとなっている。

5位「シャッターアイランド」は1億ドルの大台を突破。1億3230万ドルを稼いだレオ&スコセッシ最大のヒット作「ディパーテッド」を抜くまで、あと2400万ドルに迫っている。

今週末は、ジュード・ロウ&フォレスト・ウィテカー主演のSFアクション「Repo Men」、ジェニファー・アニストン&ジェラルド・バトラー共演のラブコメディ「The Bounty Hunter」が公開となる。

2010年3月15日更新 藤井竜太朗

過去のランキング