全米映画ランキング : 2010年1月29日~2010年1月31日

全米映画ランキング:2010年2月1日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年1月29日~2010年1月31日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 アバター(2009)

Avatar
「アバター(2009)」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

7 30,000,000 594,472,000
2 復讐捜査線

Edge of Darkness
「復讐捜査線」

Warner Bros.
(ポニーキャニオン)

1 17,120,000 17,120,000
3 みんな私に恋をする 1 12,065,000 12,065,000
4 4 妖精ファイター 2 10,000,000 26,106,000
5 3 ザ・ウォーカー

The Book of Eli
「ザ・ウォーカー」

Warner Bros.
(角川映画、松竹)

3 8,770,000 74,373,000
6 2 レギオン

Legion
「レギオン」

Screen Gems
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 6,800,000 28,646,000
7 5 ラブリーボーン

The Lovely Bones
「ラブリーボーン」

Paramount
(パラマウント)

8 4,735,000 38,014,000
8 6 シャーロック・ホームズ

Sherlock Holmes
「シャーロック・ホームズ」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

6 4,510,000 197,596,000
9 7 アルビン2 シマリス3兄弟(しまっピーズ)vs.3姉妹(しまペッツ) 6 4,000,000 209,297,000
10 9 恋するベーカリー 6 3,720,000 104,027,000

記録更新間近の「アバター」がV7。メルギブ、7年半ぶりの主演作は2位デビュー

2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、全世界興収で記録を塗り替えた「アバター」が好調を維持し、約3000万ドルの興収で首位を守り、V7を果たした。同作の全米での累計興収は約5億9450万ドルと、全米歴代1位「タイタニック」の約6億ドルにあとわずかまで迫っており、今週3日には全米興収でも記録更新となる見込みだ。

キャメロン監督の前作「タイタニック」が15週連続首位をキープし、100日以上をかけて6億ドルの興収を記録したのに対し、「アバター」がその半分の7週(45日)でほぼ同額を稼ぎ出した理由は、やはりIMAX 3Dや3Dを含むチケットプライスの高騰によるもので、2作を、売り上げたチケットの枚数(動員数)に換算して比較すると、「タイタニック」の約1億2500万枚に対し、「アバター」はその56%にあたる約7000万枚となる。「アバター」が動員数でも「タイタニック」を上回るためには、やはりオスカーが必要となるだろう。

初登場2位となったのは「サイン」(02/M・ナイト・シャマラン監督)以来の映画主演となるメル・ギブソンが、「007/カジノ・ロワイヤル」のマーティン・キャンベル監督と組んだアクションドラマ「Edge of Darkness」。約1700万ドルの興収は、まずまずだが、ギブソン主演作にしてはインパクト不足。やはり7年のブランクに、私生活での離婚、問題発言などが影響したか。ちなみに昨年同時期に公開された同系統のアクション「96時間」は興収約2460万ドルで初登場1位だった。

同じく初登場で3位に入った「When in Rome」は、人気TVシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」のクリステン・ベル、「トランスフォーマー」のジョシュ・デュアメル共演のラブコメディ。批評家からは激しく叩かれながらも、約1210万ドルを稼いだ。

今週末は、ジョン・トラボルタ&ジョナサン・リース・マイヤーズ主演のアクション「From Paris with Love」、ラッセ・ハルストレム監督&チャニング・テイタム主演の人間ドラマ「Dear John」が公開となる。

2010年2月1日更新 藤井竜太朗

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