全米映画ランキング : 2009年12月11日~2009年12月13日

全米映画ランキング:2009年12月14日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2009年12月11日~2009年12月13日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 16 プリンセスと魔法のキス 3 25,000,000 27,900,000
2 1 しあわせの隠れ場所

The Blind Side
「しあわせの隠れ場所」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

4 15,500,000 150,200,000
3 インビクタス 負けざる者たち

Invictus
「インビクタス 負けざる者たち」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 9,100,000 9,100,000
4 2 ニュームーン トワイライト・サーガ

The Twilight Saga: New Moon
「ニュームーン トワイライト・サーガ」

Summit
(アスミック・エース、角川映画)

4 8,000,000 267,400,000
5 4 Disney's クリスマス・キャロル 6 6,900,000 124,500,000
6 3 マイ・ブラザー

Brothers
「マイ・ブラザー」

LionsGate
(ギャガ)

2 5,000,000 17,400,000
7 6 2012

2012

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

5 4,400,000 148,787,000
8 5 オールド・ドッグ(2009) 3 4,400,000 40,000,000
9 7 アーマード 武装地帯

Armored
「アーマード 武装地帯」

Screen Gems
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 3,500,000 11,700,000
10 8 ニンジャ・アサシン

Ninja Assassin
「ニンジャ・アサシン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 2,700,000 34,300,000

「プリンセスと魔法のキス」がV。イーストウッド監督「インビクタス」は3位

先週末の全米ボックスオフィスは、ウォルト・ディズニーが基本に立ち返り、伝統的な手描きの手法で製作した長編アニメーション「プリンセスと魔法のキス」が、約2500万ドルの興収で首位に立った。ニューヨーク、ロサンゼルスでの限定公開を経て拡大公開された同作は「リトル・マーメイド」「アラジン」のジョン・マスカー&ロン・クレメンツが、E・D・ベイカーの「カエルになったお姫様」(角川書店刊)を映画化したラブファンタジー。魔女の罠によってカエルの姿に変えられてしまった王子ナビーンと少女ティアナが、自分たちの身体を取り戻すために大冒険を繰り広げる。声の出演は、オプラ・ウィンフリー、ジョン・グッドマン、テレンス・ハワード、そしてディズニー・アニメ初となる黒人の主人公ティアナにアニカ・ロニ・ローズ。2位は前週首位だったサンドラ・ブロック主演「The Blind Side」。先週末も好調をキープし、約1500万ドルの興収。累計は1億5000万ドルを突破、2億ドル超えも見えてきた。そして、興収約910万ドルで初登場3位となったのがクリント・イーストウッド監督、モーガン・フリーマン&マット・デイモン主演の「インビクタス/負けざる者たち」。イーストウッド30本目の監督作となる同作は、1994年に黒人初の南アフリカ大統領となったネルソン・マンデラ(フリーマン)と、ラグビー南アフリカ代表チームのキャプテン、フランソワ・ピナール(デイモン)の交流を軸に、95年の第3回ラグビーワールドカップで南アフリカが優勝するまでの軌跡を描いた実話ベースの人間ドラマ。監督イーストウッドとフリーマンが組んだ映画は過去2度(「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」)ともアカデミー作品賞を受賞しているため、3度目の今回も期待がかかる。例年の2倍となる作品賞候補10本に入るのはほぼ確実で、来年3月7日のオスカー授賞式まで息の長い興行になりそうだ。今週末は、「タイタニック」以来12年ぶりの新作となるジェームズ・キャメロン監督の「アバター」が公開となる。

2009年12月14日更新 藤井竜太朗

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