全米映画ランキング : 2008年11月28日~2008年11月30日

全米映画ランキング:2008年12月1日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2008年11月28日~2008年11月30日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 フォー・クリスマス 1 31,700,000 46,700,000
2 3 ボルト

Bolt
「ボルト」

Walt Disney
(ディズニー)

2 26,600,000 66,700,000
3 1 トワイライト 初恋

Twilight
「トワイライト 初恋」

Summit
(アスミック・エース、角川エンタテインメント)

2 26,400,000 119,700,000
4 2 007 慰めの報酬

Quantum of Solace
「007 慰めの報酬」

Columbia/MGM
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 19,500,000 142,100,000
5 オーストラリア

Australia
「オーストラリア」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

1 14,800,000 20,000,000
6 4 マダガスカル2

Madagascar: Escape 2 Africa
「マダガスカル2」

Dreamworks/Paramount
(パラマウント)

4 14,500,000 159,500,000
7 トランスポーター3 アンリミテッド

Transporter 3
「トランスポーター3 アンリミテッド」

LionsGate
(アスミック・エース)

1 12,300,000 18,500,000
8 5 ぼくたちの奉仕活動 4 5,300,000 57,900,000
9 8 縞模様のパジャマの少年 4 1,700,000 5,200,000
10 ミルク

Milk
「ミルク」

Focus
(ピックス)

1 1,400,000 1,900,000

V・ボーン&R・ウィザースプーン主演のコメディがV。「オーストラリア」は5位

サンクスギビングホリデーを迎えた全米ボックスオフィス。今週はビンス・ボーン&リース・ウィザースプーン共演の「Four Christmases」が週末3日間では約3170万ドル、公開5日間では約4670万ドルの興収を上げて、見事首位デビューを飾った。同作は飛行機のキャンセルで休暇の予定が空いてしまったボーンとウィザースプーン扮するカップルが、それぞれに離婚している両親の家族(ロバート・デュバル、メアリー・スティーンバーゲン、シシー・スペイセク、ジョン・ボイトの4家族)ととともにクリスマスを過ごす姿を描いたホリデーシーズン恒例の家族向けコメディ。批評家からの評価は低いが2人のスターパワーのお陰でまあまあの成績を収めた。監督は本作でメジャーデビューを飾ったセス・ゴードン。先週爆発的な首位デビューを飾った「トワイライト」は3位。1億ドルは突破したものの、勢いはすっかり衰えてしまった。2億ドル突破は厳しいかも。5位に初登場したのはニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマン共演の大河ドラマ「オーストラリア」。バズ・ラーマン監督(「ムーラン・ルージュ」「ロミオ&ジュリエット」)による製作費1億3000万ドルの超大作だったが、2時間45分という長尺がたたったか、大ヒットとはいかなかった。初登場7位は日本でも現在2本の新作が公開中という売れっ子ジェイソン・ステイサムのヒットシリーズ最新作「トランスポーター3」。そして10位にはショーン・ペンが同性愛者で活動家のハーベイ・ミルクを熱演したガス・バン・サント監督の最新作「ミルク」が滑り込んだ。今年のアカデミー賞レースで注目されている1作。来週からの拡大公開でさらなるランクアップが期待される。

2008年12月1日更新 藤井竜太朗

過去のランキング