全米映画ランキング : 2008年6月27日~2008年6月29日

全米映画ランキング:2008年7月1日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2008年6月27日~2008年6月29日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ウォーリー

Wall-E
「ウォーリー」

Walt Disney
(ディズニー)

1 62,500,000 62,500,000
2 ウォンテッド

Wanted
「ウォンテッド」

Universal
(東宝東和)

1 51,100,000 51,100,000
3 1 ゲット スマート

Get Smart
「ゲット スマート」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 20,000,000 77,300,000
4 3 カンフー・パンダ

Kung Fu Panda
「カンフー・パンダ」

Paramount/Dreamworks
(アスミック・エース、角川エンタテインメント)

4 11,700,000 179,300,000
5 2 インクレディブル・ハルク

The Incredible Hulk
「インクレディブル・ハルク」

Universal
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 9,200,000 115,500,000
6 4 愛の伝道師 ラブ・グル 2 5,400,000 25,300,000
7 6 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 6 5,000,000 299,900,000
8 5 ハプニング

The Happening
「ハプニング」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

3 3,900,000 59,100,000
9 8 セックス・アンド・ザ・シティ

Sex and the City
「セックス・アンド・ザ・シティ」

New Line
(ギャガ・コミュニケーションズ)

5 3,800,000 140,100,000
10 7 エージェント・ゾーハン 4 3,200,000 91,200,000

「WALL・E/ウォーリー」「ウォンテッド」が1位、2位

7月4日の独立記念日を控えて、2本の強力な新作がランクインした今週の全米ボックスオフィス。見事首位デビューを果たしたのは、オープニング興収約6250万ドルを叩きだしたディズニー/ピクサーの「WALL・E/ウォーリー」。29世紀、人類が宇宙へと去った後の荒廃した地球を舞台に“地球型ゴミ処理ロボット”のWALL・E(ウォーリー)の活躍が描かれる同作は、「21世紀の『E.T.』」などと例年のピクサー作品以上に批評家から絶賛されており、早くもアカデミー賞候補の声があがっている。興行的には「Mr. インクレディブル」(04年/7050万ドル)、「ファインディング・ニモ」(03年/7030万ドル)、「モンスターズ・インク」(01年/6260万ドル)に次ぐ、ピクサー史上第4位のオープニング成績。2億ドル以上のヒットはほぼ確実となった。監督は「ファインディング・ニモ」のアンドリュー・スタントン。オープニング興収約5100万ドルで惜しくも2位デビューとなってしまったのが、アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカボイ、モーガン・フリーマン主演のアクション大作「ウォンテッド」。エリート暗殺者集団にリクルートされた青年の壮絶な戦いが描かれる同作は「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」で世界の注目を集めたロシアの俊英ティムール・ベグマンベトフが監督。マーク・ミラーとJ・G・ジョーンズによる同名グラフィックノベルをもとに驚異の映像世界を作り上げている。共演はテレンス・スタンプほか。サマーシーズン中盤の山となる来週はウィル・スミス主演「ハンコック」が公開される。

2008年7月1日更新 藤井竜太朗

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