全米映画ランキング : 2007年6月1日～2007年6月3日

「パイレーツ3」V2。「Knocked Up」が大ヒットで2位

今年のサマーシーズンも序盤戦が終了し、6月に突入した全米ボックスオフィス。今週も先週に引き続き「パイレーツ・オブ・カリビアン／ワールド・エンド」が約4420万ドルを稼ぎ、首位に立った。今夏公開のパート3（「スパイダーマン3」「シュレック3」）は2週目で軒並み大幅ダウンという結果になっているが、「パイレーツ3」も上記2作同様の落ち込みようで、北米でのシリーズ興収記録の更新は難しくなってきた。首位デビューを海賊に奪われた2位の「Knocked Up」は「40歳の童貞男」のジャド・アパトウ監督の新作コメディ。結婚なんて全く考えていなかった男女2人が、酒のはずみで一夜を過ごし、即妊娠発覚→仕方なく交際というルートをたどる。主演は「ドニー・ダーコ」や「40歳の童貞男」のセス・ローゲンとTVシリーズ「グレイズ・アナトミー　恋の解剖学」のキャサリン・ハイグル。批評家受けも「40歳の童貞男」同様好評で、1億ドル突破に期待がかかる。初登場4位の「Mr.Brooks」はケビン・コスナー、デミ・ムーア、ウィリアム・ハート共演のサイコ・サスペンス。コスナーが善良なビジネスマンにして連続殺人犯という難役に挑んでいる。7位「Gracie」はティーンエイジャー向けのサッカードラマ。監督は「不都合な真実」のデイビス・グッゲンハイム。

2007年6月5日更新　藤井竜太郎