ルカ・グァダニーノ
伊パレルモ大学卒業後、ローマのサピエンツァ大学で文学と映画史を学び、イル・マニフェスト紙で映画評論を執筆。長編監督デビュー作「The Protagonists(原題)」(99)をはじめ、国際的に脚光を浴びた「ミラノ、愛に生きる」(09)、名作「太陽が知っている」をリメイクした「胸騒ぎのシチリア」(15)で女優ティルダ・スウィントンを主演に迎えた。ふたりの青年の恋を描いた「君の名前で僕を呼んで」(17)は第75回ゴールデングローブ賞で作品賞(ドラマ)を含む3部門、インディペンデント・スピリット・アワードで作品賞、監督賞にノミネートされるなど高い評価を得る。その後、ダリオ・アルジェントの傑作ホラーをリメイクした「サスペリア(原題)」(18)などを監督。劇映画だけでなく、ドキュメンタリー映画やファッション系のクリエイティブも手がけ、11年にはベルディ作のオペラ「ファルスタッフ」を演出した。